釈 迦 岳
雪庇の発達した痩せ尾根を通過、山頂へ しゃかだけ 1060m 滋賀県大津市
2014216日()曇×晴 8:55JR北小松駅→9:50涼峠→10:35ヤケ山→11:50ヤケオ山→12:30本山→14:00林道→14:50JR比良駅
不穏な天候続き、関東方面、再び記録的な大雪。先日、神戸市内でも雪が降りしきる。昨日の雨が上がり、小康状態、先週の乗鞍岳山行で雪山熱が戻り、勇んで雪山へ。パッとしない天気予報、敦賀北の藤倉山の予定を変更、マキノスキー場のある大谷山へ。神戸駅発7:16の新快速、案じたとおり強風のため近江今津までしか行かず、本山に変更。山岳センター前を過ぎ、程なく登山口着。山麓の雪は意外と少ない。涼峠から雪道になる。先日の寒風峠への道は歩きにくかったが、ヤケ山への道は快適、雰囲気の良い暖傾斜の尾根。先行者の踏み跡をたどっていると追い付く。何と団体。幸いすぐに道を譲ってくれる。雪が深くなり、スノーシュー、ストック使用。短時間の急登でヤケ山に立ち、本山への稜線を見通す。ヤケ山からの下りで手袋と磁石がないのに気づく。予備があり、助かる。しばらく気持ちの良い尾根歩き。さすがに山上は雪が深いが、強寒風にさらされ、雪面の状態は比較的良い。大岩を通過後、急登になる。強風にさらされながら腹ごしらえ後、斜面に向かう。雪山もだいぶこなし、これしきの急登、スノーシューの裏歯をきかせながら直登。展望が開け、岩阿沙利山方面の山並み、風格の蛇谷ヶ峰。ヤケオ山への急登が正念場。雪面が凍てついているがスノーシューでこなせる。一気に登り切り、先行男性に追い付く。ヤケオ山からいよいよ本山への稜線。雪庇が発達、臆する気持ちを圧して向かう。遠目には通過困難そうだが、進んでみると、難なく進める。雪庇が続く。灌木は凍てつき、雪山気分にひたる。眼下、琵琶湖岸の優美な曲線と輝く湖面。ヤケオ山東急斜面の迫力。本コースのハイライト。予想より短時間で山頂着。灌木中のドーム状地、雪面に頭を出した道標がないと、気づかない程。先行者の踏み跡なく、落とし物を探しがてら往路を戻るか、未知のリフト道を下るか迷う。ドーム状、下山の尾根が分かりにく。磁石で方位を見ながらおそるおそる進んでみる。少し下ると、テープが点々と続く。テープ頼りに下る。ワンゲル道とリフト道の分岐道標発見。テープを見失い、不安ながら下ると、カラ岳への分岐道標発見。ここからは先行者の踏み跡をたどる。テープも踏み跡もない状態での下山は至難。リフト終点らしき跡から眼前、厳父の風格の堂満山。この先、溝状の夏道をどんどん下る。地図では、ワンゲル道より急そうだが、ワンゲル道より楽に登降できる。ただ面白味は乏しい。林道に降り立つと、親子連れが雪遊び。ビチャビチャ雪でも子供は十分楽しそう。今回も物足りなさが残る。⇒トップページ