東京都心にも雪が降り積もる不穏な天気続き。以前と比べ山行熱も冷め、山行休止。ようやく天気が小康状態、さすがに雪山山行したくなる。初めての湖北の山へ。関西ワンディパス3500円で神戸駅発7:16の新快速乗車。近江中庄駅下車。待合室でしばらく待ち、9:51発のバス乗車。運転手に下車停を告げればよかったが言いそびれる。里には雪がないが、山間部、ノーマルタイヤで走るのは難しそう。終点手前の在原口で下車するところ、車内放送なく、バスが通過。仕方なく予定変更、スキー場から登る。バス停横の登山口標柱の所から登り、右端のリフト沿いに登ったが、スキー場内の進みやすそうな所を進めばよい。スキーヤー、ボーダーが軽快にすべる中、とぼとぼ歩き、アホらしい。右のリフト終点から並行する隣のリフト終点へゲレンデ端を登る。とりあえず、すぐ上に見える送電線鉄塔を目指し、斜面の踏み跡らしきをたどる。しばらく登ると、明瞭な溝状の雪道になる。夏道のよう。鉄塔の先、尾根を進むと思いきや、尾根を巻くように進む。主尾根に出る手前辺りから雪道がなくなり、適当に登り進む。低い雪庇を乗り越え、主尾根上に。ここから雪山気分にひたれる。木々は樹氷に飾られている。ゲレンデもはるか下方。なだらかな尾根上を進むと、遮るもののない展望が開ける。陽に輝く湖面の竹生島、伊吹山、己高山、横山岳など、北〜東の名峰を一望。凍てついたブナ林の趣も良い。789m点から山頂への急斜面を望む。緩やかに降った鞍部で強風を避けながら腹ごしらえ。鉄塔まではそれ程難なく登る。その先、見上げるような急斜面。寒風に斜面が凍結、アイゼンに履き替えるべきだが、手指が凍え面倒、スノーシューの裏歯でしのぐ。猛烈な強風、体を飛ばされそう。危険!撤退を考えるが、何とかふんばる。幸い短時間で登り切り、再び快適な好展望の尾根歩き。山頂手前で再度急登、こなすと、山頂への雪原歩き。山頂部の雪庇がきれい。最も高い位置に電波施設跡らしき建物。山頂表示なし。西〜南の展望が開け、琵琶湖を望む。赤坂山方面の穏やかな連なり。在原口への尾根をたどれそうだが、強風の日、無難に往路を引き返す。強風に消えている個所もあるが、自分の踏み跡をたどり、難なく下山。中間のリフト終点からゲレンデを下らず、夏道らしき踏み跡をたどると、谷の急斜面にはまり、脱出に難儀。バス便が少なく、レストハウスで雪山用具を仕舞ながら1時間近く待つ。雪山気分を味わえたが物足りなさが残る。今度、在原口から登ってみたい。マキノ駅から新快速にすぐ乗れるが、強風のため、徐行運転。行きは定刻運行で幸い。⇒トップページへ |