静 ヶ 谷
 老いた単独遡行者におあつらえの秀渓 しずがたに 1088m 滋賀県東近江市
2019915日()晴 8:40駐車点→9:2010m滝→10:05二条滝→11:50静ヶ岳→13:30駐車点地図
先週、大和葛城山東面の南川遡行を試みるが遡行対象にならず欲求不満。かねて惹かれていた本谷へ。入渓点まで遠く見送っていたが3連休中日、遠出。名神:八日市ICから国道421号を東進、茶屋川沿の林道へ。未舗装、水たまりの窪みが多く、車が跳ねる。沿道の雰囲気は良い。沿道の沢入口には漁協の表示板が設置され、静ヶ谷入口はすぐに分かる。車の方向転換のため、大分先まで走り、Uターン。谷入口手前の路肩に駐車。この辺りの尾根端から取り付けば静ヶ岳に登れる。沢装備着用後、楽に入渓。過日、遡行した又川谷は大味だったが、入渓点から山頂に至るまで終始雰囲気が良い。沢登りの醍醐味は乏しいが両岸の自然林の趣がとても良い。沢も凡流化することなく最後まで楽しめる。滝らしい滝は2か所。最初の滝は滝身の右の岩壁上を進めそうだがきわどい。左の疎林の急斜面を這い登ると、踏み跡あり。これをたどり、滝上に下降。流れが穏やかになり、このまま無事過ぎるかと思いきや第2の滝。右の崖を木の根を頼りによじ登ると、踏み跡あり。もっと手前から無理なくたどれたよう。終盤、沢が二分。右の方は水流があるが、左が本谷。急に水流がなくなり、ガレ場になる。軽食休憩後、登山靴に履き替え、詰めの登りにかかる。再び細流が現れ、最後まで詰めてみる。山頂手前で水流が消え、疎林の尾根上に出る。すぐに静ヶ岳山頂。正面、象の頭のような竜ヶ岳の大山塊。釈迦ヶ岳方面の山並みのシルエット。樹間、藤原岳、御池岳が見える。下降路は、登山地図には破線道(ピンク線)があるが、長く、駐車点まで遠いため本谷すぐ北の尾根を下る。総じて暖傾斜の歩きやすい尾根。破線道と比べ尾根の分岐も複雑でなく、磁石で確認しながら西北西へ下り続ける。所々灌木の茂みがあるが迂回できる。終盤、尾根前方に茂った小山、直進せず右下の暖傾斜の植林帯へ下降。すぐ下に林道が見えるが崖、下降点を求め少し移動。木枝頼りに無事降り立つ。短時間で駐車点へ戻る。800m点で西南西へ下降(オレンジ線)した方が林道に降りやすく、駐車点前に出れた。予想より早く下山、帰途少し渋滞したが早めに帰宅。トップページ