ペテガリ岳
300名山中の難峰を目指す 1736m 北海道新ひだか町
2022710日()晴×曇 :10:40神威山荘→14:50ペテガリ山荘地図1地図2
2022711日()曇×雨 :3:20ペテガリ山荘→4:40850m点9:35山頂→15:15ペテガリ山荘地図3
今回の北海道山旅の一番の目的は、300名山中の難峰、日高山脈の4山、幌尻岳、ペテガリ岳、神威岳、カムイエクウチカウシ山への登頂。幌尻岳登頂後、本山へ。ペテガリ山荘へ通じる林道は不通のため(再々崩落するためらしい)、神威山荘を起点に山越えせざるをえない。前日泊まった国道235号の静内のホテル8:00発。荻伏で道道348号へ。2車線の直線道を快走後、未舗装の元浦川林道を20km走る。ダートな個所や窪みがあり慎重に走る。道道から道なりに走り、9:55神威山荘着。7台程駐車可。1台駐車。山荘から15分ほど戻ると林道分岐Aあり。右へ林道を下ると河原Bに出、川を渡渉。ペテガリ山荘まで沢靴で通す。川沿いに踏み跡が続くがC点から沢伝いに登るようになり、渡渉が増える。進路に迷う分岐が数か所あるがテープを手掛かりに進む。沢を詰め登り、沢から離れ急斜面を登り鞍部Dに出る。Dから右へ少し尾根伝い踏み跡をたどり、北側の小沢へ急下降する。滑りやすい泥壁をロープ頼りに下り、小沢伝いに下り続ける。北側は少し渓相が良い。程なく下り切り、踏み跡をたどる。出会った釣師にペテガリ山荘前で子熊を見たと聞く。E点で川を渡り、林道をたどりペテガリ山荘着。昨年改修された2階建の大きく立派な山荘。トイレ、水場が整備され、寝具(マット、寝袋、枕)あり。協力金1泊500円。下山後、神威山荘まで戻りたく、翌日1:00起床、バナナの朝食後2:00前出発。明瞭な道がしばらく続くが小沢沿いに進むようになると進路不明になり(F点)引き返す。夜明けを待ち再出発。また進路に迷うが尾根取付き点を示す掲示が木の幹にあるのに気づく。以降は明瞭な道が続く。G点まで急傾斜だが大きくジグを切るためそれ程きつくなく、尾根上に出る。1150m点以降、H点まで起伏は大きくないが尾根が長くウンザリ。雨になり、展望がない上、花も少ない。後半、笹薮がひどくなり、足元の踏み跡を探りながら進む。H点から山頂まで高低差500m強の急登。加えてハイマツのヤブがひどくなり難儀。足脛を小負傷。登山者の多い北アルプスなどと違いハイマツが山道を埋めてしまっている。ヘトヘトで登頂。意外と携帯の通話可。妻へ登頂を知らせ、小休止後、下山。雨具着用でも靴の中まで水浸し。神威山荘まで戻る余力はなく、ペテガリ山荘2泊。幸い他に利用者はなく、独りでくつろぐ。一句「這松に足打たれつつ山登る」トップページ