布 滝 谷 |
中盤の趣は良いが、小滝の巻きと藪こぎが難 ぬのだきだに 1264m 兵庫県養父市 |
2015年11月3日(火)曇 8:20福定親水公園Ⓟ→9:05入渓→10:00布滝落口→11:35奥の二俣→1300登山道→13:50氷ノ山越→15:20駐車場 |
前回の東多古知谷遡行は不完全燃焼、再起を図る。3年前遡行した八木川の右俣へ。高速道路が延び、北近畿豊岡道:八鹿氷ノ山ICで降り、神戸から2時間強で登山口着。若き日、電車・バス利用、民宿泊であこがれの遠き山に登ったことを思うと隔世の感。駐車場は満車。向いの空地に駐車。きれいなトイレあり。期待に反し曇天、紅葉もパッとせず。八木川沿い登山道を進む。布滝の道標に従い、展望用橋の手前から河原へ降りる。布滝前段の8m滝、出だしから難関。寒々した天気に気持ちも萎縮、滝の右を小さく巻く気力が湧かず、右の岩溝から高巻く。滝側への移動、滝上への下降に難渋、何とかクリア。橋からはよく見えない布滝を見上げ、少し満足。65m布滝の巻きは、滝左側の灌木帯への移動に冷や汗。雑草が茂っているが岩壁に乗っている感じ。しっかりした手掛かりがなく、岩壁をすべり落ちる不安。昨日の雨で岩も草も濡れており、ゴム靴よりフェルト靴が良かったか。灌木帯へ取付いた後は、木枝が多く、腕力勝負。滝の優美な流れを横に見る。難なく滝落ち口に降り立つと、一転、穏やかな滑床状の沢。紅葉の疎林とマッチ、渋い景観。小滝を安気に越えて行く。短時間で左右に斜瀑の二俣着。左へ。直登できそうだが無難に左の草付きを登る。滑床、小滝、疎林のマッチした中を気持ちよく進む。楽観に反し、5m滝で挫折。右のルンゼから小さく巻けそうだが、気力が湧かず、右から大巻く。次の8m滝は良い足がかりがあるが、おじけて取付けず。左から大巻き、結局、奥の二俣(両股の滝)まで進んでしまう。右俣の滝も右から小さく巻けず大巻く。滝落ち口への下降も落差が大きく、その先の滝も越える自信がなく、やめる。小尾根上まで登ると、歩きやすい疎林。遡行意欲をなくす。沢登りでここまで気持ちが逃げたのは初めて。疎林をしばらく登り、沢の様子を見に下る。雰囲気の良い疎林中、長い滑床の斜瀑。水流少なく、半ば枯れている。穏やかな様子だが傾斜あり、容易に進めそうにない。沢へ降りず、そのまま尾根を登る。終盤、密生した笹薮をかき分けながら進む。これは左俣でも同じ。方位を確認せず、見当で進むが、幸い短時間で登山道に抜け出る。沢遡行をやり遂げた満足感なし。登山靴に履き替え、左へ登り進む。短時間で布滝頭。秋枯れの樹海越し鉢伏山を見る。氷ノ山越は若い男女数人が占拠、すぐに下山。紅葉は期待外れ。山頂部もガスで見えない。地蔵堂までの楽な下りの後、急なジグザグの下り。展望橋から布滝を見納め。⇒トップページへ |