水流少なく、分岐を見落とし、コースアウト ひがしたこちだに 1209m 三重県菰野町
20151024日()曇×晴 8:15駐車点→9:10入渓→11:40出渓→12:30御在所岳山頂→13:25入渓→→14:15出渓→15:35駐車点
沢登シーズン終盤、4年前の同時期、一ノ谷を経て御在所岳に立ったのに倣い、水量の少なそうな本谷へ。新名神を経て東名阪:四日市ICから鈴鹿スカイラインへ。駐車場はどこも満車、一ノ谷山荘を過ぎて路肩に駐車。しばらく車道を歩き、急カーブ点に登山道標あり、表道へ。車道の下をくぐると、壁面が丸石の堰堤、本谷入口。表道から容易に堰堤上へ。狭く暗い入口に8m滝。以前のような入渓前の高揚、緊迫感がない。山野井泰史の本に「ワクワク感がない登山は危険」とあったが、もう沢登りも終わりか。滝の左から取り付き、通過。狭い小ゴルジュになる。予想以上に水流が少ない。気乗りしないまま通過。20分で最大の難所20m斜滝。手前の小淵をへつり、基部に出る。階段状だが逆層、すべりやすそう。ガイド本に従い左から取り付く。気持ちがおじけ、すっかりやめたくなる。こんな気持ちも初めて。沢靴のフリクションを信じ、漫然と足を踏み出す。この漫然が危険。幸いクリア。弱気も薄らぐ。すぐ眼前、ハイライトの70m百間滝。右から大巻く。疎林中、踏み跡が分かれ迷うが無難な方へ大巻くと、落ち口へ誘導される。振り返ると、岩床と紅葉を額縁に鎌ヶ岳、絵になる。しばらく滑滝が続く。次の関門、12m滝は段差を右上後、足がかりのある右を登り、手堅く通過。二俣を見落とさないよう進むと、狭いルンゼが立ち塞がる。本谷はこの手前で90度左へ分岐するようだが全く気付かず。水流が少な過ぎたためか。このルンゼをガイド本の12m滝と勘違い、右隣りの狭いガリー側から巻く。ガリー内の登りは難しく、右の急峻な草付きに取り付くが、手掛かり少なく難渋。きわどく通過。ザレた急斜面を木枝頼りによじ登る。どうなることか。上から呑気なハイカーの声。幸い踏み跡をたどり、ガリーを横切り、木枝頼りにきわどくルンゼ上部へ降り立つ。その先、枯れ谷の急斜面。ガイド本の説明との違いにとまどう。這い登り続け、ハイカーの声がま近。左の小尾根に出。少し登り、登山道に出る。右へ進むと下降、空中のゴンドラを見て、一ノ谷新道に出たことに気づきガックリ。観光客で一杯の施設前を通過、スキーゲレンデを登ると、立派な三角点標柱。隣の高みから雨乞岳方向、秋枯れの樹海!周回路から紅葉越し鎌ヶ岳。表道をしばらく下ると沢を渡る。本来の出渓点。どこで分岐を見落としたのか納得いかず、沢靴に履き替え下降。雰囲気は悪くない。落差の大きな岩場であきらめ引き返す。水流が少ないのは、上部の貯水池で加減しているのか。表道はダートな急斜面だが、短時間で車道に降り立つ。途中、百間滝展望台がある。⇒トップページ