林 山
マイナーな谷道、山、尾根をたどる静かな山行 はやしやま 745m 兵庫県宝塚市
2007年12月30日(日)曇 9:35バス停:エデンの園→大藪谷→11:05奥池→12:20山頂
→15:05岩原山→赤子谷西尾根→16:25バス停
全国的に寒波到来、兵庫でさえ雪マークの日、今年最後の山行。遠出は避け、六甲のマイナーコースをたどる。
六甲最高点東方に本山あり。地図にルートはないが気になる山名。以前、奥池池畔の道標に「林山」とあり
登れるのではと思う。先日ナガモッコク尾根を下った際、発見した赤子谷尾根と組み合わせチャレンジ。
奥池まで未踏の谷コースをたどる。阪急逆瀬川駅からバスで終点下車。車道を少し進むと山道入口。
ゲートに立入禁止とあるが脇から入る。小笠峠への車道まで明瞭な水平道。分岐は右へ進む。地図どおり進み、
車道ガードレール切れ目から大藪谷へ。小道標あり。明瞭な道をしばらく進むと、進路不明確となる。
テープの多い右へ登ると、どんどん渓流から離れる。引き返し左へ、渓流を渡ると、奥池への道標と進路あり。
人気のない静けさと雑林の趣が悪くない。本山への分岐を探しながら進むうち奥池に出る。
地図にあるルートを探し、ウロウロ時間ロス。結局、かなり引き返し、奥池と車道への分岐道標のある地点から
車道へ進んでみる。車道に出ると、本山への道標あり、拍子抜け。地図のルートが間違っているようだ。
やや急な登りが続く。小笠峠辺りで小雪がチラつくが粉砂糖を散らした程度の積雪。樹間から本山が見える。
本山への分岐が分からないまま車道に降り立つと、本山への標柱あり。ただ、広い作業場、とまどう。
広場の端を注意しながら進むと、笹に覆われた入口あり。山頂まで厚い笹に覆われ、思いがけずヤブこぎ。
笹の下、明瞭な道をジグザグにたどる。山頂だけポッカリ小空間、小道標あり。樹間から奥池を見下ろす。
展望が良ければ良い山。帰途、笹薮中、小学生4人連れと鉢合わせ、まさかこんな日こんな所で。
この先、石宝殿までいささかバテる。寒気もきつい。掃き清められは社殿に詣出、東六甲縦走路へ。
歩きやすい平坦路、樹林の趣が良く、好きなコースを安心して進む。赤子谷尾根への下山口、岩原山着3時過ぎ。
ナガモッコク尾根を急ぎ足で下る。分岐点の小道標に「踏跡不明瞭、熟練者向き」とあるが、道は比較的明瞭、
テープが多く、迷うおそれは少ない。進路を誤りやすい地点は、木枝で塞いである。樹林の趣が良く、途中、
崖沿い展望が開ける。急傾斜を下り切ると赤子谷渓流に出る。テープは右方、上流へ続いている。
左、堰堤側には進路がなく、尾根まで登り返すが他に下山路なし。強引に堰堤を越えるとすぐに林道に出、ホッ。
結局、右へ進むのが正解。林道ゲートは有刺鉄線で厳重封鎖されているが、手前で渓流へ下ると迂回路あり。
暗くなる前に無事下山、ホッ。有馬街道をバス停まで下ると、幸いすぐにバスが来る。⇒トップページへ