鉢 伏 山

ススキの原、リンドウの道を抜け、好展望の山頂へ はちぶせやま 1221m 兵庫県養父市

2007113日()晴 8:10奈良尾駐車場→8:45東尾根登山口→9:05稜線避難小屋→10:15氷ノ山山頂
           →11:15氷ノ山越→12:45小代越→13:35山頂→15:10駐車場

氷ノ山越を過ぎると人気がなくなる。秋山の静けさ、気持ちが落ち着く。秋の陽射しに輝く氷ノ山を背後に、しばらく
進むと、赤倉山への急登、本コース中、唯一の険しさ。眼前、陣鉢山が凛とそびえる。難所を抜けると、紅葉の山腹の
広がりの先に本山、絵のような風景。1019鞍部まで緩やかな起伏、ブナ林が断続的に続く気持ちよい縦走路。道標、
避難小屋が整備され、安心して歩ける。樹林帯を抜けると、眼前が明るく開け、禿山の広い尾根が本山へ延びる。
一面ススキの原、息を呑む美しさ!山麓の樹林とのハーモニーが絵になる。山歩きというよりゲレンデ歩き、
風情に乏しいが可憐なリンドウが沿道を彩る。高丸山から氷ノ山と正対するが逆光、暗いシルエット。禿山の稜線の
うねりがそれなりに美しい。本山南面はゲレンデだが、北面は樹林豊か、見事な紅葉を鑑賞しながら半ば
崩落の急斜面をあえぎ登る。山頂はリフト終点、興醒めだが、立派な山頂標識と方位板あり。禿山だけに展望は
素晴らしい。眼前、妙見山から蘇武岳への長い山塊が横たわる。先日登った瀞川山から十石山への連なり。山道を
下り車道に降り立つ。長い車道歩き。ゲレンデ施設の点在するハチ高原に下り、やれやれと思いきやさらに長い下り。
進路も分かりにくく、途中、リフト沿い草原を下ったりどう下ったかよく分からない。山麓の旅館街を抜けるころには、
すっかり興醒め。ハチ高原から1時間に1本のバスに乗る方が良いか。本山登頂にこだわらなければ、1019鞍部から
山道を福定へ下るのがベストの周回コース。⇒トップページ