大峰山脈中、最も険しく、最も個性的な鋭鋒 だいふげんだけ 1779m 奈良県川上村 
2013113日()曇×小雨 12:00和佐又ヒュッテ駐車場→13:00日本岳→13:45山頂→15:35駐車 
午前中、大台ケ原周回。気分すぐれず、知人お勧めの名湯:入之波温泉に入るか、短時間で往復できそうな本山にするか迷う。温泉趣味がある訳ではなし、3年前に登った本山へ。小雨まじりの曇天のせいか大台ケ原ドライブウエイを上ってくる車も少ない。スムーズに国道169号へ下り、右折。新伯母峯トンネルを抜けてすぐ、道標に従い右折、やや急な車道をジグザグに登り切ると、広い芝生の広場のある和佐又ヒュッテ前着。1000円払い広場に駐車。10台ほど駐車。以前、スキー場ゲレンデだったと思われる斜面一面、白いススキ原。紅葉の木立とマッチ、一帯の雰囲気がとても良い。少し気持ちが晴れる。広い整備された道を緩やかに登る。枯葉をまとった立木に感銘。山麓のススキ原と秋枯れの樹林が絵になる。あざやかな紅葉の時季は過ぎているが、西行らの歌碑横の紅葉が今回の山行では一番。秋枯れの樹林をしみじみ見ながら緩やかに登り、和佐又山下の鞍部に出る。一帯、自然林の趣が良い。しばらく穏やかな登り。程なく一転、のしかかる大岩壁の下、岩壁沿いに進む。天然の妙でできた洞窟が幾つか続く。大昔、行者が修業した場、洞窟それぞれに名前がある。鎖の張られた急斜面を登り、狭い鞍部に出る。日本岳の三角点と標柱あり。ここから山頂まで石ノ鼻、小普賢を乗り越えるハードコース。鉄梯子が整備され、用心しながら進めば大丈夫だが、急峻な痩尾根、気を抜けない。ガスが立ち込め、周辺を鑑賞できず、ひたすら山頂目指し急ぐ。下山して来る数人とすれ違う。登りは自分が最後。山頂下を回り込むように進み、痩せ尾根の山頂に出る。展望は全くないが、雰囲気は良く、難路を乗り越え登頂した満足感あり。反対側からテント泊装備の高齢男性が現れ、三角点にタッチして足早に過ぎる。テント泊で大峰全縦走というのも夢の一つか。前回は七曜岳まで進み、周回したが、余裕なく、往路を引き返す。今回の山行では、一番良かったか。⇒トップページ