荒 島 岳
残雪期でもハイカーの多い人気の日本百名山 あらしまだけ 1523m 福井県大野町
2019323日()曇 9:25勝原登山口駐車場→11:35シャクナゲ平12:15山頂13:05シャクナゲ平14:55駐車場 
この冬、記録的な雪の少なさ。残雪を求め、福井まで遠出。昨年同期にも福井の銀杏峰経ヶ岳に登る。明日は加賀大日山1368m、今日は取立山1307mか本山か迷うが、取立山は何となく物足りなく結局本山へ。前夜発も考えるが、4時起床、5時発。中部縦貫道終点:大野ICで降り、国道158号を東進。中部縦貫道延長工事中で登山口駐車場への入口が分かりにくい。警備員に訪ね、工事現場脇の坂道を登り、大駐車場へ。何と満車状態!人が多いと予想していたがこれ程とは。何とか停める。この人出だとスノーシュー不要かと迷うが結局持参。600m点までスキー場ゲレンデ跡の道を黙々登る。登り切った所から正面に経ヶ岳。曇天だが幸い遠目が利く。この先、趣の良いブナ林帯が続く。トトロの木表示のある辺りまで路面がドロドロで不快。1000m辺りからようやく雪面になる。陽射しのない寒気の中、雪面が締まり足を取られることはない。大勢の足跡をたどる。シャクナゲ平手前でやや急傾斜になり、アイゼン装着。シャクナゲ平で複数のハイカーに混じり軽食。樹林越し本山を見上げ、急傾斜を予想。予想以上の急傾斜の連続。グリベルの本格アイゼン持参で良かった。ピッケルも必要だが持参せずストックで代用。幸い先行者の踏み跡に助けられる。山頂への稜線はさすがに雪深く、北国の雪山の迫力。無雪期とは世界が一変。急登をこなし、無事登頂。周辺の山々を一望。何といっても白山が一番。風があり、家内へ携帯で一報後すぐ引き返す。シャクナゲ平まで急斜面を慎重に下る。後は安気な下り。青空も見えてきて気分晴れやか。ただ、下山時、両靴底がかかとからはがれてカパカパ。明日の山行が不安だがスパッツとアイゼンで何とかなると、明日の登山口へ向かう。勝山市から国道416号を北上。横倉の集落を過ぎ、八反滝の手前辺りで通行止めゲート。幸い脇に広い空地あり、車中泊。この週末、天候不安定。低気圧が南下、春めいた天気から冬型に戻り、日本海側は雪の予報。ダウンジャケット着用で寝袋に入り、厚い毛布をかぶるが寒い。自分の体温で何とか寒さが和らぎ、何度も寝返りしながら翌4時起床。何と車は雪に覆われ、10cm程の積雪。不安に駆られ、雪降りしきる中、撤退。逃げるように高速で南下、関西圏まで戻るとさわやかな晴天。朝8時には帰宅したが悔いが残る。⇒トップページ