赤 谷 山

めずらしく3連休、関西全域好天の予報。年度末・始めの仕事もひと段落つき、心置きなく山行へ。先日、三ノ丸で
引き返した氷ノ山を目指す予定だったが、人の多そうな氷ノ山より、以前登った本山に惹かれ、連続で戸倉峠へ。
朝は冷え込み、峠手前から路面があやしく、慎重に走る。駐車場も凍結した雪に覆われていたが無事駐車。
先行車2台。山スキーで三ノ丸へ向かうという同年輩男性と会う。最近降雪があった様子、先日より雪が多く、早々に
スノーシュー着用。峠から尾根端の急斜面が心配だったが、それ程苦労せず尾根上に出る。雑林と植林の尾根を
たどる。最初の小ピークに道標あり、右へ。1143m点への急登をこなし、ピーク上に抜け出ると、ブナ林!山頂まで
ダイナミックなブナ林が続く!山頂手前から展望も開けてくる。山頂は遮るもののない360度の展望!
北に平長な三ノ丸〜氷ノ山、その右に妙見山〜蘇武山、東に藤無山、三久安山、須留ヶ峰、南西に三室山、
西に沖ノ山〜東山。ここまで快調、本山と三室山との中間、波佐利山への長い縦走に挑戦。
三室山へ伸びる尾根への下降点が分かりにくい。地理院地図で確認。山頂から少し南下した地点で尾根が分岐、
右へ下る。急傾斜、木枝を掴んで下るが、しまいに木枝がなくなる。足を出すと、凍結した古雪上の新雪が雪崩れる。
アイゼンに履き替え、必死で谷まですべり落ちるように降りる。尾根筋を間違えたよう。眼前の急斜面に取付くが、
登れず、トラバース。幸い暖傾斜の谷筋に降り、詰めて正しそうな尾根筋に出る。急斜面の小山を登る。この辺りまで
ブナ林の趣が良い。道迷いで消耗、時間ロス。まだまだ先が長そう、引き返すかためらいつつ進んでしまう。小さな
起伏が続き、雪の浅い痩せ尾根になり、山頂が近いことを予想。重厚な台形の尾根の高みに宍粟50名山の標柱。
雑林の切れ間から氷ノ山。疲労、消耗しているが帰路を急ぐ。スノーシューの靴固定紐が切れる。幸い着用しなくても
足が深く沈むことはない。正しい尾根をたどれるか不安だったが、鞍部から急登をこなし、無事主尾根上に戻る。
下降点の赤テープを見落としている。地図を確認、慎重に下っても尾根筋を間違える。降路における尾根筋の読みは
難しい。山頂まで戻り、一安心。往路なかった後続者の足跡あり。足跡をたどり、帰路を急ぐ。昼間の気温で雪が溶け、
やや不快。駐車場で朝の男性と再会。雪がベタベタで滑りにくかったという。山スキーできる人がうらやましい。
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ダイナミックなブナ林の尾根を歩き、大展望の山頂に立つ あかたにやま 1216m 兵庫県養父市

201248日()快晴 8:10新戸倉トンネル入口前駐車場→9:00戸倉峠→10:20山頂→13:00波佐利山
           →15:00山頂→15:55戸倉峠
→16:30駐車場