音という愛の波動 ヒーリング
音の波動をヒーリングに使う事は古今東西よく行われてきた事です。
日本にも伝統的に生活の中にも使われてきました。
夏の風鈴は今ふうに言うと、「ゆらぎ」を含んだ波動を生み出します。
「ゆらぎ」とは自然界の音の波動、例えば小鳥たちのさえずり、小川の流れのような人間をリラックスさせるような波動です。
モンゴルでは心が傷ついた動物達に音を使ってのヒーリングを大昔から伝承してきました。
例えば狼に母ヤギを殺されてしまった子ヤギは乳を得る事が出来ず、ほおっておけば死んでしまいます。
自分の子が病気で死んでしまって乳がでるヤギですら、自分の子でない他の子ヤギを近づけても自分の子でなければ乳を与えようとはせず、嫌がります。
こんな時、モンゴルでは昔から自分の子を失い傷ついた親ヤギに歌を歌って聞かせます。
この歌はヤギにはヤギの為の歌、馬には馬の為の歌、羊には羊、といったように動物それぞれの歌があるそうです。
この不思議な歌を聞いていると「ゆらぎ」が含まれているように感じる歌です。
心を込めて親ヤギに数分、歌を聞かせる姿はまるで「もう大丈夫よ、辛かったね」と人間に話しかけているかのようです。 ヤギもその間じっと聞いています。
不思議な事に歌を聴き終わるとヒーリングされたのでしょう、他の子ヤギに乳を与えるようになります。
どの動物でもそのようです。 音という愛の波動の力なのでしょう。
モンゴルにはホーミーと呼ばれる歌い方がありますが、こちらもマントラの波動のような宇宙の波動を感じる不思議な音の使い方です。 |