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Robert Stirling Engine のJulian Wood's replica |
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そして,その弟ジェームスにより改良されたのが Hot air Stirling engine です. その当時は,蒸気機関が隆盛期であり,1830年頃から製鋼業の発達によってボイラー圧力が次第に高められました. 高圧用ボイラーが実用化されたのは1848年頃で,それ以前は事故が多発しました. その時期に,R・スターリングは作動流体に蒸気を使わず,高圧ボイラーを設ける必要が無い空気を作動流体としたスターリングエンジンを考案しました. しかし,当時のS・Eは大気圧で動作のため出力が小さく、また高温でのシリンダーの焼き付きが多く発生しました. そのため,再生熱交換器(RG)付きの複動機関導入により一時期に実用化がされました. しかし,低出力のスターリングエンジンは、蒸気機関の改良に相まって1876年のオットーエンジンの発明によって、次第に忘れ去られていきました. 1973年におけるオイルショックによって、スターリングエンジンの高効率に目が向けられ,再び研究され高性能エンジンに甦りました. |
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