1.(6)他人の目で物事を見る(当事者意識:補題2)


送信者: 山田  日付: 2010/01/20 03:56 AM
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件名:  当事者意識:補題2

 補題2を出します。

 誰か特定の個人の立場に立って物事を考える重要性を示すためのテストです。

 今回の補題には正解があります。


 私の営業の基礎は、お客さんから教わったことを除くと、全て虎ノ門支店不動産課で学びました。

 ですので、私の先生は、34%が当時のJ課長、33%が当時同僚だったKさん、残りの33%が隣の営業開発課(新規開拓課)のLさん(既に退職しています)です。

 (最近、真似はしないけれど3%ぐらいはMさんをいれてもいいかなと思っています。)

 J課長が転勤した後も、案件の進め方に悩んだら、J課長だったらどう考えるか?というのを自問自答していました。

 今ではあえて思わなくとも自然にJ課長の考えが浮かぶようになっています(必ずしもそれに従うわけではありませんが)。

 それでは補題2を始めます。━━の間の文章は補題1と同じものです。


【補題2】


 あなたのお母さんが難病だけれど生死には関わらない病気で大きな総合病院に入院しています。

 ある日危篤との連絡を受け会社から病院へ向かいました。

 医療関係の仕事に従事した経験のある叔母さんの話によると危篤になる前、明らかに投薬の量が過剰だったとのこと。

 「実験台にされた」と叔母さんは言います。

 もしそうであれば、病院側は過剰投薬による急変を認めたくないはずです。迅速に適切な措置をとることが過剰投薬による急変を認めることになりかねません。

 この総合病院は地域でナンバーワンの設備、人材を誇る施設です。近隣の病院のほとんどはこの病院の影響下にあります。

 一刻を争う状況で、他の病院に相談することが良いかどうか判断材料がありません。


 十数年前、山田さんがこのような状況に置かれたと仮定してください。

 前提条件は、年齢が27歳であり、浅はかな若者でしかないということです。

 山田さんならこのような状況を打開するために何をするでしょう?

 何をしたでしょう?



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アップロード日 2010.09.26