制作者(webmaster)
野嵜健秀(Takehide Nozaki)
公開
2012-03-28
改訂
2012-03-29
謝辭
情報、どうもありがたうございます。またよろしく御願ひします。

續々「もとい」考

もと技術系管理職の石井さんから……。

主題の件、時間差攻撃で誠に恐縮ですが、「もとい」で貴方が下した判断「もとゐ」ではなく「もとい」だは正しいと思いますが、なぜ「もとい」の出発点が「もとへ」なのか。辭書を頼ったところがまずかったようです。

貴方の考察中

敢へて言へば岩波の辭書で「もとへ」の項に實際には「もとい」(と聞こえる場合)が多いとあったのが…

と、書いておられますのが本塁打性の大ファウルではないでしょうか。

これは、私(わたくし:watakusi)のあたまの w がとれて atakusi となり、更に、ku がとれて atasi となり、さらに末尾直前の s がとれて atai:あたい となったと説明できるそうです。

この様な音変化は沢山あるようです。

国語学者の意見を拝聴したいものですね。では、益々のご発展をお祈りして。

との御意見です。「もとへ」ではなく「もとに」が「もとい」に變化した、と云ふ説。どうも有難うございます。

實際のところ、裏づけとなる決定的な證據はなく、依然として一つの説の域を出ません。


野嵜は現時點でも「もとい」については結論を持つてゐません。專門家の方の意見など相變らず募集してゐます。どうぞよろしく……。

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