HTMLとCSSのパートは、『詳解HTML&スタイルシート辞典』『詳解HTML&XHTML&CSS辞典』の筆者によるもの。「岡蔵龍一」は大藤氏のペンネーム。
『詳解HTML&スタイルシート辞典』よりも一歩踏込んだ解説がところどころに見られます。HTMLに関しては、悪い本ではありません。が、残念ながら、記述の統一性・一貫性を欠き、世評は余り高くありません。
JavaScriptパートが本書の過半を占めます。そちらの論評はしませんが、「HTML原理主義」的な立場から見れば、結構怪しげであるともっぱらの評判です。
本書だけでHTMLを理解し、HTML文書を書くのは、危険です。大藤氏の単独著作(上記の二冊)は良いのですが、本書はそれほど良い本ではありません。