ここまでW3Cの仕様書の意図を汲んで、きちんと説明をしたリファレンスは、出版物にはほかにありません。「正しいHTML」とCSSを効果的に利用したサイト制作者は、本書を買って、いつでも参照できる様にしておくべきです。
Internet Explorer、Mozilla Browser、Operaでのレンダリング結果のキャプチャ画像も掲載され、「実用的」です。ただ、仕様に基いた理想的な整形結果と、現実のブラウザのレンダリングとの差とが明示されたら、もっと良いのですが。
「DTDでの要素の定義」(90ページ弱ある)のパートで「ある要素はどの要素を含んで良いか」を明示。DTDを一々解読しなくて濟むので、極めて便利です。索引としても利用できます。