写真上段;普通に轆轤で丸く方と同じ寸法に水引きしたものを型に被せます。型から外しやすくするためにカタクリ粉を振り掛ける。布に粉を入れて照る照る坊主のようにくるんで、それを振って一面に一様に掛けることが出来ます。 中段;丁寧に型に押さえつけて器に形を写します。布を被せてすれば、指に粘土がくっつかず作業しやすい。「弓」を使って余分のところを切り取る。 下段;そっと型を外して成形が出来上がり。写真最後は、半乾きの状態でカンナで高台を削りだしているところです。轆轤の上に「しった」を置き「かんな」で削ります。 最初の写真の水引きで、普通の轆轤と違うところがあります。「普通」では腰のところを厚くし、底の部分は高台になる大きさよりも大きめに引きます。内型成形の場合は、腰の部分を高台のぎりぎりの所まで、仕上げの厚さに引きます。なぜならば、型の形があるために削ることが出来ないため。 |
内型で使うことによりいろんな形が可能になります。内型による独特の雰囲気になります。左の写真は削り終わったものです。後は、これを乾燥し、素焼きをし、下絵付け、釉薬掛け、本焼き、上絵、錦釜、と仕上げます。仕上がったところの写真は「内型でこさえた器」にあります。(オットセイ)
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