第4圃場は第2圃場の西側に位置します。農業用排水路(2m幅)を挟んで隣接しています。
この畑の2本ある作業用通路の南側の1本が第2圃場の通路と連絡しています。つまり200mの
通り抜け通路となっています。とても便利です。(下写真右)
前々から大型植木中心の圃場だったが、近年は少しずつ小物植木に変えつつある。写真には
写っていないが通路沿以外は小物植木が結構ある。
左下写真はモチノキだが、これは伊豆の下田あたりから運んできたものだ。クロマツは茨城県の
鹿島地方から運んできたものもある。もう30年も手入れを積み重ねている物もあって、採算面から
見れば大赤字だが相手は生き物、どうしようもない。そのような植木に限って現在の売れ筋からは
外れているので皮肉な話だ。
第4圃場に限らず、他の圃場も海岸に近いので塩害は避けられない。背の高い植木は特に被害を
受け易いので潮風に強い樹種以外は育成できない。この地方では塩害対策として圃場の南側に潮
風を遮るための樹木を植えるのが普通だ。樹種としては、マテバシイ タブノキ クロマツ モチノキ
など何れも耐潮性のある樹木だ。今まではクロマツが比較的多かったが全国的に発生しているマツ
クイムシの被害を受けて、この地方でも年々防風対策用のクロマツは減少している。