シッキムヒマラヤ・カンチェンジュンガ トレッキング  
   2003・4・19〜5・3  
     
    4月22日 ヨクサム(2000m)   ツォカ(3050m)   
 





  朝5時前に目が覚め、カーテンを開けると目の前に真っ白の山が飛び込んで来た。急いでカメラを取り出して撮影。カブルー(7338m)との事。最初からラッキー♪ とさいさきのいい幸運に喜んだ。
 ロッジの前で、現地スタッフの紹介を受け、7時50分に出発!
 参加者16人(男性10人・女性6人)のうち、4人がポーター(一日2000円)を雇っている。カメラバックを肩に掛けて、大きなザックの私をみて、「千代さん大丈夫ですか?」とツアーリーダーの鈴木さんが声をかけてくれる。
 ヨクサムの農村風景はなぜかなつかしい。子供達は制服姿で学校へ行っている。お母さんが子供を裸にして洗っている。牛や馬、にわとりがそこらを走っている。のどかだわ〜
 私達の荷物を運んでくれるヤク(ゾッキョ? ヤクより毛が短く、牛とヤクの間で交配して生まれる)も、それぞれの飼い主とともに出勤(?)して来た。

 これから、渓流沿いの深い樹林帯の山道を辿り、4つの沢を超えて、尾根に取り付いてチベット移民村で最奥の村ツォカまで高度差1050mのトレッキング。
 道の横の木には白い蘭がぶら下って咲いているし、ベゴニアが自生している。シダにも実がなっていて珍しい。触るだけで痛くかぶれる草等も生えている。
 山の方からだんだんガスが下りてきて、雨が降ってきたので、カッパを着るが暑い。2つ目の橋を渡り、3つ目の沢(橋はない)を渡ると少しで、トイレもある休憩地に着く。先回りしてお茶やミルクを沸かしてくれてあり、このような形態のトレッキングは初めての私は感激した
 
       
       
                    
       
       
    午後2時前に3つ目の橋を渡るが、ここで高度をはかると、まだ2000mで全然上がっていない。ここから延々と登りが続き、みんなバテ気味になりバラけてきた。
 赤いしゃくなげや白いモクレンが咲いているのが見え出した頃、テンナンショウの仲間アブミソウ(?)が生えている。霧が出てきてしゃくなげがいい雰囲気なので撮影した。休んで少しじっとしていると寒くなる。
 午後4時50分にやっとツォカに着いた。普通なら、私達が到着する頃にはテントが張られているそうだが、今回の現地スタッフは慣れてないのか、なかなか張れない。後でお叱りをうけるだろう。今回初めてのテント泊だったが疲れでよく眠れた。