K2・バルトロ氷河トレッキング 25日間  
   2004・8・20〜9・13  
     
   8月28日 パイユ(3450m) 滞在   【5日目】  
     
     朝の計測は 71/95  
    パイユは最後の樹林帯でNPOのトイレやシャワーが設置されている。今年はK2登頂50周年ということでイタリアからトレッカーが押し寄せているらしい。そのイタリア隊のテントはずっと張りっぱなしなのでパーソナルポーターは空いてるテントを借りて寝ている。(普通はシートを被って寝るらしい)

 今日はポーターの休養日なので滞在となる。高度順化を兼ねて9:40から少し上へ登る事になった。参加者は鈴木さん、関西組4人と関東組のNさん(73才男性)、Yさん(長野在住・週1回山へ登っている)と新しく私のパーソナルポーターになったアビットさんを含めパーソナルポーター達4人だった。今までのスピードと違い普通のスピードだったので初めて息があがった。高度差150mの3495mの大岩の所に10:36に着いた。
パイユピーク(6610m・初登頂は今回世話をしてくれてる会社の社長ナジールさん)をバックに
記念撮影して40分でテント場に帰った。
 
     
 
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   天気がよいので洗濯をして干していたらスコールのような雨が降ってきて大慌てしたが、すぐ雨も上がって洗濯物も乾いた。

 連れて来ていた山羊を3頭解体するのを関東組の女性のHさん(63才)
、Yさんが見学したいと鈴木さんに申し入れ、下の方の河原に見に行った。(~_~;)
2人は平気で3頭ともずっと見ていて、一部始終を写真に撮ったそうでビックリ仰天した。

夕食にはその山羊の肝が出された。鈴木さんに「最大のもてなしです、これからの安全を祈って食べて下さい」と言われたので冥福を祈って小さいのを一切れ食べた。関東組の女性3人は食べる前にまたそれを撮影し「やっぱり新鮮なのはおいしいわね〜」と食べていた。(@_@;)
二日連続
グレートトランゴ方面を撮影した。
 
       
   8月29日 パイユ(3450m)   コブルツェ(3930m)  【6日目】  
 

  朝の計測は 72/92 
いつものように7:0に出発。8:40にバルトロ氷河の末端に取り付く。氷河の道はゴロゴロの石で歩きにくい。可愛い花が時々咲いていて、よ〜く見るとヤナギランだった。

スピードは登りになるとますます遅くペースがつかめない。
 
     
          
     
       
    トランゴタワーが正面に見えてきた。初めて雨が降らず13:5にリリゴに着いて昼食

 ここからは落石地帯なので足早に行きましょうと言われるがスピードは相変わらず・・。温暖化で氷が融けて池が出来ており以前より遠回りしなければならないとの事。イタリア人の元気なパーティ35人とすれ違う。
17:0にやっとコブルツェに着いた。テントもゴロゴロの石の上でまん前にポーターの石室があるのでちょっと緊張する。
出合ったヤナギラン、トゥモロゥティ、ワイルピース等の花をスライドショーにしました。

夜の計測は 74/93
 
     
   8月30日 コブルツェ(3930m)  ウルドカス(4050m)  【7日目】  
     
         
     
   朝の計測は 71/92
 夜中1:30に雨の音、いつものように着替えて外を見ると池にパイユピーク・ウリビア峰・ウリビアタワーが映りこみ、その右のカテドラル(大聖堂)も“えもいわれぬ景色”で夢中て撮った。
朝食後も時間がないので慌てて撮っていてポケットにちょっと掛けておいたサングラスを落としたのに気が付かず5分後に気付き捜したけど見つからなかった。鈴木さんに「拾われてしまわれたらおしまいです」と言われてあきらめた。昔乙女さんのご主人が貸して下さったので助かった。
 
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    ここからは時々氷上を歩くようになる。
石の下の氷が融けてきのこの様な形になっている。

ウルドカスに近づくと可愛い花が咲いてきた。
ジャチョウフラワー(白花)、ブラアスクール(赤花)
高嶺バラのような花、ケシの花等。
      
       
 
 4時間で11:0にウルドカスに着いたとたんに雨から雪になった。氷河の前のテントの中で昼食、贅沢だわ〜♪
昼食後は、丘の上の馬や高山植物を写した。

 ここまでのトレッキングで私達関西組は、昔娘Aさんのパーソナルポーターのアリマダートさんが日本語が出来るので、『むすんで開いて』の歌を教えながら歩いて来た。それをここで4人のパーソナルポーターに披露してもらった。ほんとうに上手に出来た。(拍手♪)
 
       
       夕方になると、仕事中に亡くなったポーター達のお墓がある丘に夕日が当たったり、グレートトランゴから光芒が出たり向こうに高そうな山が見えたりと刻々と変わる景色を撮影して過ごした。

 スイス人の男女2人(ガイド1人、ポーター11人)がパイユから到着した。私達が2日(14時間)かかった所を6時間で歩いて来たとの事。

 夕食には例の山羊のスペアリブがデーンと並び、関東組の3人の女性はそれを口にくわえて記念撮影。 (+_+)

夜の計測は 74/91