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10月の1
17日【上林】
今日はと言うか、これからは主に里山歩きになるかな~? 高い山は行けなくなりつつあるのでね。皿ヶ嶺は、黒い雲に覆われている。天気予報の降水確率は低かったんだけど。
11時30分、白糸の滝手前の桜の木の下の駐車場に車を停める。いつものコースは、帰りのコンクリート道が坂がきついので、違うコースを歩いてみよう。取り敢えず、ビニール傘をもって歩くこととした。直ぐ先の道端には、タカサゴユリがぽつんと咲いている。
この桜の木を見て、おっちゃんが感心している。「桜の花が咲く頃にまた歩こう」と思っているようだ。上の写真(真ん中)のホトトギスと、先日見た惣河内神社に咲いていたホトトギス(右の写真)の名前はなんだろうか。
「ここらで弁当を食べよう」と、前方が開けたあぜ道に腰を下ろした。この先からは、林道をずんずん歩く。去年11月4日に【上林・鉄塔への道】として歩いた道だが、今日は鉄塔までは行かない。途中で、ヤマラッキョウやウメバチソウが咲くところへ寄る。まだ蕾でチラホラ咲いているのみだ。
13時30分、林道に戻る。植林の間の道を歩くと、ガードレールがある所から鉄塔が並んで見える。
日当たりが良い場所にはキバナノアキギリが咲いている。赤柴峠への標識の手前から下に見える道へ続く左へと進路をとる。道端には野の花が咲いている。この辺りは休耕田となっている。現役(?)の棚田の場所では、前方の視界が開けて上林の集落や東温市の街が見えるようになる。
以前は、渡り難かった沢だが何年か前にコンクリートで整備されたので歩きやすい。14時11分、鉄塔前の県道に出て車に戻った。シダもいろいろあるな~。
13日【皿ヶ嶺】
そろそろ、センブリやジンジソウが咲いているだろうと、久し振りに上林トンネル北口の横の上林重信林道に行ってみた。水の元までのセンブリが咲く路肩を見てみるが、たったの一輪しか咲いてなかった。
12時、上林林道の広い所に車を停め林道を歩く。上林重信林道の鎖の手前にバイクが停まっている。常連さんのAさんかなと思ったが色が違うし、ナンバーも他市だった。お目当てのジンジソウはいつも通りに大株のが咲いていた。
あんな山腹に林道を作るんだから工事関係者も大変だ。いつもの小滝の手前が池になっている。水を流す管が詰まっているんだね。谷側を見ると、流入するくらいは流れている。池の映りを写す。直ぐ先の沢の所で、オジサンが何か探していた。聞くと、「石を探している」とのことだった。色々な目的で歩いているのだなあ~。
ヤクシソウとシロヨメナ?が咲いている。工事現場のプレハブ小屋があった辺りもすっかり草が生えている。林道はずっと影になっているので少し寒かったので、日が当たる所でお弁当を食べた。13時、天狗の庭へ向かう。見上げると木の葉が少し黄葉している。
この岩は、季節によってはライオンの横顔に見える。良く撮影していた岩を抱いた木の根も倒れてしまい自然に帰ろうとしている。それにしても、登山道も花が咲く所も、猪に耕されてしまって荒れてしまっている。一年草の花なら春になれば生えるだろうが、宿根草はどうだろうか・・・。
天狗の庭の花は全然咲き残ってなくて、シコクブシ(トリカブト)が一輪残っていただけだ。上林重信林道に戻り、上林峠コースの階段の所に立てられている標識を見ると、下の方に誰が書いたか「通行可」と手書きで書いてある。通れるには通れるけど、あくまで自己責任よね。13時25分林道に戻る。珍しい花だと思ったのだが、オトコエシかな?もう実になっている時期なので、判らなかった。
水の元と風穴の間の工事は着々と進んでいる。帰りにナンバンギセル・ウメバチソウ・ミョウガの赤い花のロケハンに行ってみた。
9日【かいなぎ山】
7日 松山市考古館
『いにしへのえひめ2023』
9月2日に行った『掘ったぞな松山2023』は、前年度に松山市内で発掘調査した出土品を展示していた。今回の『いにしへの愛媛2023』は、愛媛県埋蔵文化財センターが、前年度に愛媛県内で発掘調査した出土品を展示している。今治市の別名端谷遺跡、西条市の北竹ノ下遺跡、桜井遺跡、紫宸殿遺跡の調査結果だった。
冒頭の右端の写真は、<古代の遺物で、直径1、9mの円形井戸で、丸太をくり抜いた刳物を井戸側として使用し、外側には石積みが組まれている>との事。この丸太の木は何なのか?記載がないのが残念だ。
waiwai隊は主に縄文時代が好きなので、あまり興味を引くものはなかった。おっちゃんは将棋の竜王戦(けっきょく、藤井君が勝った)が気になっていて、早々に帰った。
9日 かいなぎ山
皿ヶ嶺のミズナラが倒れてしまったので、かいなぎ山のミズナラを見に行く事にした。大川嶺からではなく、小田深山の貝渚林道~水無林道を歩き、水無林道登山口から行くのだ。おっちゃんは、2012年6月23日に私が奈良に行っている間に単独で行っているのだが、私は初めてだ。
一枚目・二枚目は2010年に撮った写真
三枚目・四枚目は今回の写真
11時20分、小田深山の大木の横を走っていると、いつもと様相が変わっているのに気付く。車を下りて見ると、いつも撮影していた大木の枝が折れて見る影もない。人間も自然も生き続けるのは厳しいな。
スキー場から小田深山渓谷へと、ほうじが峠への分岐までで、伐採した木を積んだ大型トラックとすれ違う。11時30分、ほうじが峠へと左折する。時間通行止めと道路工事の案内板があるが、貝渚林道は手前なので大丈夫だ。貝渚林道の鎖が外されているので、ここの広場には駐車できないなと、県道を少し行った所の広い道端に車を停め、コンビニで買ってきた弁当を食べる。
12時5分、ゲート前に行くと、さっきは鎖が外されていたのに鎖が掛かっていた。工事用の札は、一事業所だけ【入山】となっている。
道端に標石があり≪明治32年・杉面積220324≫と記している。野菊(ノコンギク?)が昨日の雨に濡れている。アケボノソウは蕾が多いが咲いている株もある。おっちゃんがガマガエルを踏みそうになり大声を上げている。
12時32分一つ目の橋を渡る。前方から、キーキーと軋む音がするので見ると、伐採した木をつんだ大型トラックが下りて来た。12時58分二つ目の橋を渡る。工事銘板によると令和3年3月に改修したようだ。
約1時間の歩きで13時3分、水無林道起点に来た。前方には、ケイタイ使用可の標識がある。
13時22分、水無林道登山口に到着。とにかく、ここまでの貝渚林道~水無林道はずっと上り道で下りは一切ないのだ。バナナを食べて水無林道登山口を出発。いきなりの急登だ。虎ロープが付けられている。おまけに、切れそうな所もあるが、頼って行かないとあまりにも急登だ。おっちゃんは、苦しそうで休み休みでないと上がれない・・・。
13時57分、ロープの急登が終わる①の標識(登山口の地図による)の所に着く。そこからも、なお上りは続く。
木で整備された階段をあがると歩き易い道となる。14時22分、②の標識がある所に着く。私はお先にと言って大ミズナラの所まで先行する。③の標識の所に、ミズナラの巨木がある。到着したと、持っていた笛を吹いた。
14時29分、おっちゃんが到着した。笛を吹いたけど聞こえた?と聞くと、何やら判らなかったとの返事だ。そりゃそうよね、笛を吹くからと言ってなかったからね。辺りは霧に包まれて暗いので、ISO感度を上げてなんとか写した。
雨が本降りになって来たのでカッパを着る。14時57分、②に戻ると、おっちゃんのザックが待っていた。おっちゃんは、11年前に写した蔦の絡まった木を写したいのだが、見つからない。道より向こうに大木を見つけて撮ったりもしたが、暗くてブレまくりだ。
15時51分、①に戻る。
おっちゃんは、上りと違って下りるのは平気だ。16時2分登山口に下り立った。林道脇に野菊(ノコンギク?)が群生している。
木株からトチノキが芽を出し大きくなっている。16時21分に二つ目の橋、16時35分に一つ目の橋を渡る。オタカラコウの三つ子越しに下りてきた方を見る。16時55分、ゲートに戻る。おっちゃんは林道歩きになると足が早い、一方、私は遅れがちだ。
帰路、スキー場近くになると、霧が濃くなり前が見えずらい。ライトを着けてゆっくり走る。後ろに車が来たので追い越してもらう。この時間だと地元の人だからね。今日は紅葉狩りには早いので、大型トラック以外は行きと帰りに一台出合っただけだった。
3日【皿ヶ嶺】
先月末に倒れた【ミズナラ】がまだ整理されてなかったら、幹回りを測ろうとロープを持って行く事にした。
風穴が昼前になったのでコンビニで買って来た弁当を食べる。12時10分、出発。おっちゃんが、いつ倒れるかもしれないので写しておこうと、登山口から直ぐのところのケヤキの大木を写している。最近のルーチン、最初のベンチで一休み。
シコクブシ(トリカブト)の紫が美しい。2021年6月29日に行った時に黄膚(キハダ)が登山道を横切って落ちていたのだが、大分周りに馴染んできたな~。登山道脇にトリカブト・オタカラコウが咲いている。
倒れた【ミズナラ】の葉が枯れてきている。次々に、登山者が下りて来て木の下を潜って通っている。常連のSさんが通りかかり、何時倒れたのかをたずねると、先々週の土曜日との事で9月23日と判った。幹回りをロープを出して測る。1、6mのロープ2本を繋いで、測る。1、56×2本+1、21で約4、33mだ。とすると、直径約1、38mだな。
おっちゃんは倒木の根があった所(階段をつけてくれている)まで上がって、写していた。なんやかやと、結局、30分ほどの撮影だった。再出発後も、途中で、定点観測の花を写したりしたので時間がかかり、14時20分に竜神平に到着。おやつの杏仁豆腐を食べる。
コオニユリの実が膨らんでいる。今年はマユミの実がたくさんついている。登山道を歩いていると、パラパラと何かが落ちる音がしている。足元を見るとドングリが落ちているので、ドングリが落ちてて葉や幹に当たる音だろう。季節感があるな~。
登山道の真ん中に毎年生えているような気がするキノコ。おっちゃんがこの木も写しておこうと言って写しているが、あまり大きくは写らないのが残念だ。
たった一株、終りかけのジンジソウがあった。サラシナショウマが咲いてきている。
倒れたミズナラの標識。木の下を潜るより、細いけど左側の隙間を通るのが楽だ。キバナノアキギリがこちらを見ているようだ。
定点観測の花。ツリバナの実が可愛い。15時20分に下山、駐車場に10台、上の登山口に3台の車があったが、waiwaiの車のみになっていた。工事は進んでいる。
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