2021年  

 

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 29日【皿ヶ嶺】


27日 浄瑠璃寺・風穴ロケハン

 21日(月)の二回目の新型コロナワクチンに備えて何処にも出掛けず。金曜日には胡蝶蘭の植え替えをしたりした。そろそろハスの花が咲いているかなと浄瑠璃寺に行った。一斉に咲いているという事はなく一輪咲いては散りしている感じだ。


 境内に3本あるイブキビャクシンの大木の前に咲いている花の名は? アジサイにカタツムリがいたり、鉢にアジサイが浮かべてあったりで梅雨らしいな。ハスの葉にトンボがとまって動かなかった。


 風穴に足を延ばしてササユリのロケハンをする。そろそろ咲き始めていて、この辺りはもうすぐ満開だな。ピンク色が多いが白いのも咲いている。ヘリコプター広場に大きなアンテナを立てて、車の中でアマチュア無線(?)をしている人がいる。本格的だな。


 トイレ裏の花壇にオカトラノオやシモツケソウが咲いている。風穴から帰る途中の路肩にもササユリが咲いていて、その隣の蕾は虫に食われている。


29日 風穴~竜神平

 梅雨の合間、今日だけ天気が良いとのことなので皿ヶ嶺にヤマツツジのロケハンに行く事になる。今年はヤマボウシも見てないしな~。10時40分、風穴の駐車場に到着。町内会のOさんの隣に車を停める。ハンカイソウが咲いている。風穴の井戸の中には青いケシが咲いている。登山道のヤマアジサイも満開だ。


 以前、転がってきた大岩の向こうの様子がおかしい。傍まで行くと、大木が登山道を挟んで倒れている。通り掛かった常連の1人Iさんによると、黄膚(キハダ)と言うらしい、そう言えば黄色い皮が見えている。鉈かなにかで剥いでいる痕が見える。漢方薬にでもなるのだろうな。登山道脇にはヤマトウバナの群落がある。


 上っている時にはヤマボウシが咲いているのは分からないのだが、振り向くと靄にヤマボウシが浮かんでいるのが美しい。Iさんが、「今日が一番ヤマアジサイが綺麗だ」と言っていたが、アジサイはこの辺りが一番色が良い。


 ベンチに着いて一休み。ここのヤマボウシが一番好きだ。すぐ先の沢を渡ったら、以前、良く撮影していたブナ。


 12時5分、愛大小屋に到着。ドアが開いているので誰か休んでいるのだろう。マユミの木の下のベンチでおにぎりを食べる。食べ終えてササユリのロケハンに行こうとして、声をかけられた。最近は、人の名前が出て来ないうえに、マスクや帽子や虫よけの網などで、誰が誰やら分からない事が多い。おっちゃんの関係者のようだが・・・。帽子を脱いで下さり、やっと分かった。しばし雑談、トイレがあった場所へとササユリを見に行く。すぐ傍のクモキリソウは無事咲いている。いつも数本咲いているササユリは、一本しか見えない。

 12時40分、竜神平を反時計回りに回る。まだ、ヤマツツジはそれ程咲いていない。このまま咲かないのかな?


 13時、上林峠への分岐を風穴方面に歩く。高原の散歩道のような雰囲気の場所に白い花が咲いていたので、久し振りにカメラを出した。そして、竜神平分岐の手前で毎年咲いている満開のヤマツツジが見えた。丁度、靄が晴れてしまったので、15分程靄待ちをして写した。毎回、同じ写真なんだけどね。その間に、さっき竜神平で休んでいた知り合いの方が来たり、おっちゃんがササユリを探しに行ったりしていたんだけどね。コナスビも咲いていた。


 白いヤマボウシが多い中、ピンクのヤマボウシも咲いている。ヤマアジサイも白、ピンク、ブルーと咲いている。


 ギンバイソウにも白、ピンクとあるが、これはピンクだな。もうすぐ咲くのだろう。倒れたキハダの場所、自然の回復力は凄いので、また違う花が咲いてくるのかな~。14時40分、風穴の井戸でおやつのコーヒーゼリーを食べていると、竜神平でお会いした知り合いが、上林峠から回って来ているのに又会った。「三度目ですね」との挨拶だ。帰路、奥様にササユリの群生している場所を案内する。


 二日前の27日(日)には一輪しか咲いてなかったこの株が全部咲いているのにはビックリした。おっちゃんは車で待っていたのだが、綺麗に咲いているよと言うと、撮影に行ったのだが、しばらく帰って来ないと思ったら、後ろに一列のササユリを入れて写すのに時間を掛けていたのだな!

 その後、上林トンネル南口のササユリ(去年、盗った痕と、袋に入れているのを目撃、やっぱり減っている)を見て、15時20分に帰路に着いた。



 15日【引地山】



 おっちゃんが、2015年9月19日に引地山へ行った時にツチアケビが生えていたのを思い出し、今の時期なら出てきているかもと行く事になる。10時15分、いつもの林道を走り、畑の横の広場に車を停める。155号鉄塔の横の道をそのまま進むと瞽女石から皿ヶ嶺への登山道に続いているので、反対方向に下りると、赤柴峠へと東温市観光協会の案内標識がある。登山道脇は、真新しい刈り跡だ。道の脇にクモキリソウが咲いている。


 次々と「引地山」への案内標識があるので迷う事はない。以前は、水が溢れていたりして渡るのに難儀していた所は、整備されていて谷の水は堰堤状になっている箇所の下の土管に流れて歩き易い。


 田植えの終わった水田に出て、横のコンクリート道を上る。赤柴峠登山道入口の標識から山道になる。10時54分、154号鉄塔に到着。ぐるっと見て、先に進む。


 杉の落ち葉に埋もれているが、コンクリートの道を進むと、三叉路がある。この先は山道になり、電力の鉄塔巡視路の橋を渡り、11時30分、153号鉄塔に到着。


 バナナを食べて、ゆっくり休む。11時45分、153号鉄塔を出発。11時53分、“松中 東高 OB山の会”の標識を見て、直登はやめて、152号鉄塔まで行き林道を歩いて堀越池経由で引地山へ行く事にする。鉄塔巡視路脇にヤマアジサイが咲いてきた。


 12時5分、152号鉄塔の脇を通ると、ひょいと林道に出る。林道歩きは、重い登山靴では疲れる。雲の中に突入したのか周りは霧に包まれている。おっちゃんは、軽い靴で早いのだが、私の靴はこのところ冬靴を履いているので歩き難いのだ。それに、道端になにか花は咲いてないかと確認しながらなので遅いのだ。


 12時55分、堀越池に着いて昼食をとる。堀越池は、草や木が生い茂り、全然見えない。13時27分、重い腰を上げて引地山の登山口に向かう。


 13時38分、登山口。登山道を歩くようになる。ササユリがもう少しで咲きそうだ。14時7分、引地山に到着。


 エゴノキの花びらが一面に散って風情がある。14時13分、赤柴峠に到着。イチヤクソウがある筈と、探索するがあまり見つける事が出来なかった。


 赤柴峠周辺の白樺がたくさん倒れているのはどうした事だろうか。その白樺を利用してベンチを造ってくれてあり、座ったら気持ち良かった。14時32分、下山開始。ツチアケビは、見当たらない。これはフタリシズカなのだが、ゴニンシズカ?(笑)、花筏は実になっている。雲の中をずんずん下りて行く。


 15時9分、153号鉄塔に到着し休憩。羊羹を食べる。さあ、もう少しと電力の鉄塔巡視路の橋に差し掛かったとたんに、私の靴底の先がひっかかり先の方がペロッと剥がれてしまった。紐で応急処置をした。まあ、冬靴だし、最近はたいした山へも行かないので、軽い靴を買わないといけないな~。

 山道から三叉路を通過し、15時50分、154号鉄塔に着く。


 サワギクがたくさん咲いている。水田を横切り、山道になると草刈りをしている方に会う。お礼を言って通る。16時12分、皿ヶ嶺と赤柴峠の分岐に帰着した。


 8日【皿ヶ嶺】



 5日に<四国のみち>を歩いた時にツチアケビの苗が生えているのを見て、そろそろこちらにも生えているかもと探索に行く事にした。林道を走って行くと、上林トンネル北口の近くでおいわさんに会う。しばし雑談、シコクハンショウヅルを教えて貰う。上林トンネル南口から2番目の広場に車を停める。畑の川登山口から上って、下山は竜神平から階段を下りて上林峠経由の予定なのだ。

 畑の川登山口までは林道を暫く歩いて、11時に上り始める。今の時期、登山口に車がよく停まっている。


 イナモリソウを見て、白い花が見えたので行ってみるとアケボノソウが咲いていた。アケボノソウって秋に咲くんじゃないかな~。竜神平と頂上の分岐を頂上方面へ。ツチアケビがあった所の2ヶ所へ行ってみたが、全然出ていない。クリンソウは、その名のように9段は咲かないようで5段まで咲いていた。


 ウロチョロしていて、倒れていた木に頭をしこたま打ってしまった。沢の水で暫く冷やしたが、まだ触ると痛い。こんな場合、ゆっくりと硬膜と脳の間に血の塊ができて数ヶ月後に慢性硬膜下血腫になる場合があるらしいので気をつけよう。

 おっちゃんがトンボやカエルを写している。あら、こんな所に、花は咲いてないけどキンランかな?


 頂上はパスする予定だったのだが、せっかくなので上った。暑いし疲れたな~。13時6分に着いた。弁当を食べるには暑すぎるので竜神平に下りて食べる事にした。途中の展望所で石鎚山が良く見えた。もちろん、とっくに残雪は無い。


 14時11分、竜神平に着く。誰もいないと思っていたら、町内会のOさんが向こうから来た。雑談しながらの昼食だ。竜神平の周回路から常連のAさんがやってきた。雑談の中で、『クリンソウは、昔も見たことがある』との話を聞いた。何十年も見ていない花を見れるのは山での話では、良く聞く。
 14時35分に下山開始。竜神平を反時計回りに歩き、分岐を上林峠に向かってすぐの登山道に木がなぎ倒されて、登山道を塞いでいる。いつこんなになったのだろうか。このところの梅雨の晴れ間で乾燥している為か、ギンリョウソウが少ない。やっと一輪出ているのを見つけた。ベンチでコーヒーゼリーを食べて階段を慎重に下りる。最近、ササユリが少なくなったな~。


 上林峠のベンチのここにキンランが生えていた時もあったのにね。ドコモの点検路に下りるまでの登山道脇に穴が空いている。球根ごと採ろうと掘っていて茎が折れたのか、球根だけが目的だったのか・・・。ここの植物は、ここだから育つのだから、採って帰っても何パーセントが付くのだろうか。

 去年、生協で注文したカサブランカの球根だが、4個入っていて植え付けたのだが、2株は蕾が付いているが、2株は小さいままだ。また、去年咲いた赤いカサブランカを掘り上げて植え付けたのは、大きいの4個で3株しか出て来ず、1株のみしか蕾が着いていないし、他に増えていた球根は少ししか芽が出なかった。園芸種でさえこうなんだから多分上手く育っているのはないんだろうな~。

 15時37分、上林トンネル北口まで戻った。この時までは、疲れたものの背中の痛みは無かったのだが、翌日起きると、起き上がるのも大変なくらい痛くなった。考えてみると、6日に登山道を下りていて足が滑り、くにゃっとなったのよね。その時はなんともなかったんだけど、足じゃなくてかばった背中の筋を痛めていたのね。年をとると筋肉痛などは3日後と言われるけど本当ね。(*_*;


 6日【皿ヶ嶺】



 今日は日曜日だから上林重信林道の工事は休みの筈だ。5月25日に、白糸の尾根を途中まで下りた時、工事の音がすぐそこに聞こえたので、工事がどこまで進んでいるのか見に行く事になる。上林トンネル南口を13時20分に出発。まず、白糸の滝分岐まで行き、帰りに上林峠の下に新たに刈り込まれた場所を見つけたので下りてみたが、最後の方は下りにくい。ドコモの点検路に下りるのに少々のショートカットにはなる。


 14時20分、上林重信林道に入る。堰堤の所には【平成27年上ヶ成林業専用道 渡部工業】、その上には【令和2年上ヶ成林業専用道 羽澤建設】のしっかりとした標識が立っている。どちらも愛媛森林管理署となっている。


 植林した木を切り出し運搬する為にこんな道路をつくるんだな。


 タツナミソウが密集して咲いていた。


 14時45分、陥没している工事途中まで行って引き返す。入口には通行禁止になっているんだから、早く退散しないとね。(^^;


 途中の堰堤の所に山肌を崩して出た岩や土砂などを捨てている所があるが、最後にはどうなるのだろうか。おっちゃんは『野球場でも造るんじゃないぃ~』と、皮肉っている。風穴に寄り、井戸の青いケシを見ると、咲き出しそうな蕾もあるが、今年は井戸の縁のプランターの苗は小さく蕾が付いているのはない。近くにフタリシズカが咲いていた。15時20分、帰路につく。


 5日【古岩屋~岩屋寺】 四国のみち




 5月23日に四国のみち~岩屋寺へ行った時、イナモリソウはまだ蕾だった。こちらも咲いているかも、又イワギリソウも見たいと出掛ける。

 上林トンネルを抜ける林道から畑の川へ下りると、集落を抜ける道路の拡張工事が始まっているようだ。10時20分、古岩屋荘の駐車場に着く。丁度、登山姿のご夫婦が出掛けるところで、見た事があると思ったら、このところよくお会いする<ダブルストックのおじ様>じゃありませんか~!! 又、奇遇な! 待ち合わせしていたってこう上手くは会えませんよね。「今日は〇〇と、××を見ます」と、奥様だろうか上品な女性と別ルートを歩いて行った。花の名前は聞いたけど覚えられない・・・。

 waiwai隊は、古岩屋の遊歩道を歩いて、岩に咲いているイワギリソウを見て、上の道路に出る。


 道路を歩き、八丁坂を通り過ぎて道路を先まで歩いてみる事にした。何か珍しい花は咲いていないかとブラブラ歩きだ。道路には、トレランをしている男女2人が走っている。また、すぐ先に単独の女性がいる。単独の女性に追い着いたので「何か珍しい花がありますか?」と聞いてみる。〇〇と言われるのだが、やはり覚えられない。デジタルカメラの画像を見せて貰って、『すぐ先に咲いていた』と言うが、目を皿のようにして四つの眼(メガネのレンズを合わせたら8個?)で見るが、見当たらない。「見つけられるといいですね」と言われる筈だ。暫くして、とうとうおっちゃんが見つけたのだが、こりゃ分からんわ(笑)小さ~い。イナモリソウも一輪咲いていた。

 時計を見ると12時5分だ。八丁坂のベンチでお昼を食べてお腹いっぱいでは、もう上る気持ちがなくなるかもと、『上ってから上の休憩所でお昼にしよう』と、バナナを食べて出発だ。粛々と歩を進める。曲がり角にギンバイソウが出ていた。


 12時35分、八丁坂の茶屋跡に到着。ベンチでお昼にした。岩屋寺の方から三脚を持った男性が来て八丁坂へと下りて行った。


 尾根道を歩くようになると、石墨山~石鎚山方面が見えている。イチヤクソウが生えている。ずんずん歩いていると、道端に女性がいた。古岩屋荘でおじ様といた奥様だ。「なかなか来ないので、向こうにいったのかなと言っていたんですよ」と、珍しい花を教えて下さった。これが、××と言っていた花なのだろう。おじ様は、通り過ぎてしまい、引き返しているそうなので、その間に写すのだがこんなに小さいのは、おっちゃんのカメラでは無理だ。もう少しで踏んでしまうところだった。おじ様が引き返してきて、三脚をセットして写し出したのだが、奥様が「写すのがいつも遅いんですよ」と言っていた。そりゃそうよね、こんな小さいのじゃ~無理もないし、写すのも本格的ですものね。


 ここのギンリョウソウは花が膨らんで実?になっている。奥様が、『この先のどこどこにありますから』と花の名を言い説明してくれ、先行する事にしたのだが、説明された場所では何も見つけられなかった。時間もおしてきたので岩屋寺に向かう。14時20分、下りて行った最初の岩の所にイワギリソウが咲いていた。太い杉の所を曲がると、赤い不動明王立像が奉られている。


 その横のせり割行場に14時30分着く。おっちゃんが2015年4月14日に歩いている。 


 岩屋寺のベンチでコーヒーゼリーを食べて下りる。14時43分、四国のみちコースを歩く。サイハイラン・ツチアケビが生えている。15時30分、トンネルの手前の茶屋瀬橋をくぐる。まだまだ四国のみちは続いている。


 トンネルの向こう側をくぐる手前に、木が倒れていて大きなサルノコシカケが出来ていて露が染み出ている。階段を下り、道路をくぐり続きを歩く。15時43分、広場に出た。

 16時、古岩屋荘の駐車場に帰り着く。おじ様の車はないので、多分、八丁坂を下りて帰ったのだろう。山の花にそれ程執着していないwaiwai隊だが、教えて貰うと見たくなるなぁ。おじ様はレアな花を良く知っているなぁ~、感心した。


 3日【皿ヶ嶺】



 5月18日に行った時にはまだ蕾は固かった。5月23日に岩屋寺に行った時もまだ固かった。そろそろかな~とイナモリソウを見に行った。10時30分、登山口に着く。綺麗に咲いている♪。その後、キンランの花が摘まれているとの事なので見に行く。この一株しか咲いていないのに誰が摘むのだろう。以前、上林峠のベンチに咲いていたキンランも蕾のうちに摘まれたのを思い出した。登山道に咲いていたら株ごと採られるので防ぐ為か、花がなかったら種は出来ず、この株が採られたら絶えてしまうよね。
 風穴に寄って、トイレ裏の花壇のベニバナヤマシャクヤクを見る。まだ蕾だ。雨が降り出したので、車で弁当を食べて帰った。