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10月
26日【皿ヶ嶺】
9月28日に受けた市の健康診断の結果を聞いた後で皿ヶ嶺に行く事にした。結果説明時間は9時30分〜10時までとの事だったが、おっちゃんの検査結果が、血液検査で要医療・要指導となり、大腸がん検査で精密検査を受けるよう紹介状をいただいたり、栄養士さんからの指導を受けたりしたので時間がかかった。
水の元を11時18分に出発。車は一台停まっているのみだ。植林帯を抜け天狗の庭に入ると、トリカブト(シコクブシ)が咲いていた。
天狗の庭の紅葉は、陽が射すと綺麗だが、後もう少しというところか。倒れた岩を抱く木の所は、新たに木が倒れこんだり、雑木が生えたりして雑然としている。
落ち葉の道をサクサクと歩き、重信林道に上る。青空だったのに、だんだんと雲が出てきて太陽が隠れてくる。小滝の所で、暫く陽が射すのを待っていたが、その気配が無いので諦めて上林峠への登山道に戻る。12時5分、弁当を食べる。
12時26分、相変わらず通行止め? “上林峠への登山道に崩土が発生し通行が非常に困難な為、別ルートでお願いします。”と標識が掛けられているが、今流行りの自己責任で通る。このルートの整備はしないのだろうか・・・。ミヤマシキミの実がなっている。
足元の小さなアカガエル?をおっちゃんが写している。ここは慎重に、お地蔵様から向こうが核心部なのだ。まだ、ジンジソウが咲き残っていた。
この岩の所は、下側の踏み跡を歩いた。13時、峠を過ぎて階段を上るようになる。おっちゃんは相変わらず約50段ごとに休み休みになる。8月31日に通りかかった時に、ササユリの実が毛虫に食べられているのを見つけて、毛虫は落としておいたのだが、その株の実が無事に残っていたので種も出来ているだろう。
定点観察の木株を見に行ってびっくり! 苔の下になにか食べるものがあったのか・・・、剥がされて木株も位置がずれている。枯木に耳たぶのようなキノコがなっていた。キクラゲかな?
竜神平との分岐のところで、今日、初めて単独の男性とすれ違う。ツルリンドウの実がなっている。日が射していれば、ブナの黄葉が綺麗だろな〜。
ベンチに14時6分、少々休む。枯木に付いているニシキギの紅葉の色が綺麗だ。咲き残りのヤマアジサイのブルーが映えている。
14時39分、途中から風穴の井戸方面に行かず遊歩道を歩いて上林林道に出る。淡々と下りて14時56分、誰もいない水の元に戻った。夕方から雨の予報だし、洗濯物を干しているので早く帰らなくちゃ〜。
21日【皿ヶ嶺】
山歩きで皿ヶ嶺に登る以外は、家でゴロゴロしているので運動不足、ほんとうは30分でも毎日歩くのが良いそうなんだけどね。
風穴の駐車場は満杯、道路にもずらりと並んでいる、日曜日だからね。10時30分、出発。トリカブト(シコクブシ)はそろそろ終焉を迎えているが、ここはまだ綺麗に咲いている。それにしても、登山道の路肩が掘られているのはどうした事だろう。猪だろうな、何の根を掘っているんだろう。ニシノヤマタイミンガサが生えている辺りだが・・・。ブナが見えてくると、日が当たり黄葉が進んできているのが分かる。
下りてくる登山者にベンチまでで9人とすれ違った。沢部の所で、ダイモンジソウが咲き残っている。11時16分、ベンチで小休止するが、丁度3組ぐらいが集まってきてしまった。カエデが紅葉している。分岐を竜神平に向かう。
竜神平の手前のブナも日が当たれば黄色くなっている。盛りはもう少しと言ったところか。11時28分、竜神平に到着。空いているベンチを探していると、大きなサルノコシカケ(?)等が生えている。座れるベンチをなんとか見つけて食べようとすると、後ろから声がする。振り向くとノンビリさんだった。おっちゃんとお互いの体調等を話している。二人とも元気になって良かったね。
今日は石鎚山もスッキリ見えているようだし、頂上へ行く事にする。皿ヶ嶺のマドンナNさんが下りて来たのでしばしお話しする。暫く登っていると、向うの方から子供の声がすると思ったら、木の根の急な場所を下りているので手前で待つ。幼稚園児くらいだろうか、さっさと下りれるのにはもう少しだな。続いて、声がして4人位の女性グループが下りてきたので続けて待つ。「流石に、幼児に比べたらバランスがいいな〜」とおっちゃんが声をかけている。「あの子たちは4才だと言っていました」との事。
頂上付近は黄葉が進んでいる。石鎚山は雲一つなくスッキリと見えている。12時35分、頂上に到着。5、6人が休んでいる。畑の川コースの方から単独男性が上ってきたので、おっちゃんが「来れるんですか?」と聞くと、「日曜日なので、工事がないから」との事で、畑の川コースを下りてみる事になった。
三角点の辺りの赤い実(ガマズミ?)を見に、私だけが行ってみる。たわわに実っていて驚いた。
頂上に戻り、12時55分に畑の川コースを下りる。少し下りると、《間伐作業中》立入禁止 と、木に掛けられている。人が歩かないと、笹が生い茂ってきている。マムシグサの実が異常に大きい。間伐はしているのだろうがあまり目立たない。最初の沢を渡り、檜林になると、間伐したままの檜が転がっていて、いつも通る登山道が塞がれ分からなくなっている。まあ、普段でもいろいろな赤テープがあり、そのうちの一つを辿ると迷う事はないんだけどね。
13時25分、竜神平と畑の川登山口の分岐に着いた。てっきり畑の川登山口に下りるのかと思ったら、おっちゃんは、竜神平に戻るのだ。
竜神平に13時33分戻り、マユミを写して下山する。ベンチの所で、枯れた木が終焉を迎えて倒れてしまったのを見て驚いておられたおじ様に、「この木が枯れる前の写真があったら見たいんですけどね」と言うと、「あるかもしれん」と言っておられたが、連絡方法を交わす訳でもなく別れた。
14時25分、風穴に下りる。まだたくさんの車が停まっていた。
13日【槍ヶ鞘(浅間山)】
恒例となったJRフルムーングリーン切符で行く秋の“縄文ツアー”は、北海道の訪問の計画がいつもの旅行会社へ申し込みを済ませた9月5日の翌日、北海道胆振東部地震が起こったので、直ぐにキャンセルし、急ぎ計画したのが今回の金沢〜富山〜長野〜群馬〜東京の旅行だ。
その中で一日山登りをしようと決めたのが浅間山の撮影地だ。
12日
軽井沢でレンタカーを借り、【浅間縄文ミュージアム】を見学の後、高峰高原ホテルへ向かう。浅間サンラインを走っていると、ミキサー車が次々に下りてくる。上の方で大工事をしているんだな。車窓からは、カラマツに蔦が絡まり紅葉しているのが見える。途中で車を停めて少し撮影する。
紅葉してきているが、まだカラマツの黄葉は進んでいない。4時前に高峰高原ホテルに到着。部屋から夕陽が山を照らすのが見えた。温泉に入浴して、《信州黒毛和牛を食すディナー♪》を食べた。夜の星空観察ツアーとか、早朝の雲海ツアーが無料であるようだが、waiwai隊はパスだ。
13日
早朝、部屋の外から雲海が出来ているのが見えた。昨夜のディナーをたっぷり食べたのと、前日の朝食も和食だったのでお腹が苦しいと、今朝の和食は食べれないとおっちゃんがぼやいていたが、レストランにはパンとコーヒーのサービスもあったので喜んでいる。
ホテルの部屋からも次々に車が到着する音が聞こえていたが、ホテルの駐車場が満杯になってきている。これは、ビジターセンターの裏側の登山者用の駐車場には停めれないかもしれないと思っていたら、宿泊者でない人の車も停めているようなのでそのままホテルの駐車場に置いておく事にする。ホテルの予約では、帰りに温泉に入れるんだからね。8時15分、噴火警戒レベルは(2から1に変わりました)となっていてOKだ。登山届を出して表コースで出発だ。登山道脇にコケモモ?がまだ咲き残っている。
ツアー登山のグループとか、若者のグループ、家族連れなどが、次々に登って行く。歩き出して15分で一旦下る。8時36分、登り返して展望の良い所で振り返ると雲海が見える。最近のwaiwai隊は、無理をせず後ろから登山者が来ると抜いて貰うのだ。9時、展望の開けた所で高峰高原を振り返る。オジサンのグループがナナカマドの実をナンテンの実だと言って笑っている。9時43分、階段状の登山道になる。
ボツボツと赤いゴゼンタチバナの実がなっているのが見える。賑やかなグループが来て追い抜いていく。ハロウィンの恰好だろうか、派手な被り物をしている。トーミの頭が見える所から浅間山が見える筈だが、霧に覆われている。がっくりだ。避難シェルターを10時に通過し、7分で外輪山の稜線に出る。たくさんの登山者が休んでいる。
ここでカメラを出し、霧が上るのを待つことにする。入れ替わり立ち替わり登山者が来て、殆んどは、トーミの頭に向かう。3、4人の子供連れの家族づれが来て賑やかな事だ。こんな小さな子供を自由にさせている、なんて勇気があるのか・・・。こちらはヒヤヒヤする。
三脚を据えて写していたカメラマンがトーミの頭に行き、waiwai隊と前後して登って来たお年寄りのカメラマンが下山して行った。霧で山が見えなくなったり、霧が晴れたり(晴れると、山頂の外輪山を登山者が連なって歩いているのが見える)を繰り返していたが、11時23分にトーミの頭の途中にある中コースから下りようとカメラを収める。中コースの分岐までにも撮影場所があるが初めてでは分からないよね。カメラを出して待っていたが、濃い霧が晴れそうにないので、 12時に下山する事にした。
上りの表コースは尾根コースだが、下る中コースは林間コースだ。こんな時間なのに、こちらからも登ってくるグループがボツボツいる。途中でコーヒーとパンで軽く昼食をとり、ずんずん下りて13時10分にビジターセンターにおりた。(このレポを書いている今日、初雪が降ったとのニュースだ。あわよくばと、それを狙っていたんだけどね。)
2日【皿ヶ嶺】
台風(24号)一過の昨日は、上林林道の状態が分からないので天気が良かったが止めた。今日も、飽きもせず皿ヶ嶺だ。
水の元には一台も車が停まってなかった。風穴でも5、6台の車だ。駐車場に赤腹ヤモリが這い出してきている。なんだかお腹が大きいような感じで、ノロノロと歩いている。。11時に出発。登山道脇は、アキチョウジとキバナノアキギリが林床をうずめている。この間の日曜に比べて静かな皿ヶ嶺だ。前回から9日経っているので、登山道脇のトリカブトも盛りは過ぎている。
高度を上げてくると、少し秋が進んでいるのが分かる。台風の風で小枝や実が落ちている。雨が降ってないのにパラパラと音がしているのは、ドングリ等が落ちているのだろう。いつもはあまり水が流れていない所の水流が多い。まだレイジンソウが咲いている。
大抵は実がはじかれて落ちてしまっているのに、残っているのを見つけた。ツキヨタケの子供が出来ている。ドングリは青いのやら、熟れているのやら、大きいのやら、小さいのやら、色々落ちている。もっとリスが目に付いてもいいのにな〜。
枯木には、新しいキノコが生えてきている。ツルリンドウは咲き終わり赤い実がなっている。
ブナの実もたくさん落ちているのだが、どんな実がなっているのかと拾ってみるが、ほとんどは弾けてしまっている。弾けてないのは硬くて手では中身を見る事はできない。なんとか残っているのを見つけて写す。12時18分、竜神平への分岐を上林峠方面への周回路を歩く。今日は誰も歩いていないのか、蜘蛛の巣が絡まってきた。
縦走路の次の分岐を竜神平へ向かっていると、単独男性とすれ違う。「竜神平の手前で水が流れています」と教えて頂く。周回路のリンドウが満開でいつもよりたくさん咲いていた。
リンドウと、アキノキリンソウ、ヤマラッキョウの色のコラボが綺麗だ。今年はマユミの実がたくさん付いているので、今まで気がつかなかった所の木もマユミだったと気がつく。13時、竜神平のベンチで助六寿司を食べる。
三脚を持ったカメラマン(単独男性)が周回路に向かった。カメラを首に下げた単独の男性がもの言いたげなので、「お花に興味があるのなら、リンドウが咲いていますよ」と教えてあげた。13時22分、頂上に向かう。
今日は石鎚山は雲の中だ。13時52分、頂上着。男女二人が下山するところだった。頂上の温度は15℃だ。ミカンを食べたりしてベンチ休んでいると、十字峠方面から竜神平で話した単独男性が大汗で頂上にきた。「あら、こちらから? 竜神平からなら普通はこちらに来るのに」と言うと知らなかったそうだ。初めてのようなので、ザックに入れておいた東温市の“東温アルプスガイド”を差しあげた。
三角点の向こうの去年倒れた檜の他に、今年倒れた檜が登山道に2、3本倒れている。去年倒れたのは葉が枯れてきているが、今年のは反対方向に倒れているし、まだ緑なのだ。14時17分、十字峠を通過。ヤマボウシの実が落ちている。
誰にも会わず風穴に着くと、犬がいる。「あれ〜、Kさんのワンコやない」と言っていると、直登コースからKさんが下りて来た。ワンコも涼しくなって元気になったんだね。
定点観察のフシグロセンノウもそろそろおしまいだね。上の写真は、教えて貰った曙シュスラン・タカネハンショウヅル。15時に車に戻り帰る。
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