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月の2


 27日【石鎚山】
 先週のニュースで頂上付近のアケボノツツジが満開だと放送していたので、行こう行こうと思っていたのだが、なかなか決行出来なかった。そう言えば、去年は一度も行かなかったなぁ〜。一昨年は、8月2日9月29日に登ったのに・・・。

  
 皿ヶ嶺に行くよりは早く家を出て、9時28分に到着。しかし、駐車場は紅葉の頃のように一杯で、ずっと手前しか空いていなかった。外に出ると、意外と風が強くてブラウス一枚では寒く感じる。スッキリとした天気なので石鎚山方面も、瓶が森方面も新緑で綺麗に見える。

  
 トイレを済ませ、登山口を9時35分に出発。平日だからか、時間的なものなのか登山者は少ない。登山道にはスミレくらいしか咲いていない。

   
 10時20分、第2ベンチに到着。ここまではいつも通りのタイムだな。第2ベンチで休んでいると、次々に登山者が登って来るようになった。尾根にシャクナゲが咲いているが、花の数は少ない。

  
 おっちゃんが形のいい松を写している。登山道の巡視だろう、『XXパトロール』の腕章を付けた営林署の方二人と前後して歩くようになった。皿ヶ嶺の話や、カメラマンが瓶が森の木を切った話、西陵の通行止めの理由等を話す。

  
 登山道の下の方にヤマシャクヤクが咲いているが、写真に撮るには遠い。この頃から、よく皿ヶ嶺に登られると言うご夫婦と前後して上るようになる。

  
 11時55分、二の鎖元に到着。土小屋コースと成就社コースが合流し、階段が一つになっている。2年前には屋根で大工さんが仕事をしていたのだが、完成している。

   
 少し休んで巻道を登り始める。鉄階段の途中で一ヶ所アケボノツツジが少し残っていた。おっちゃんは以前のようには登れないが、2年前の3歩進んでは休むという事はなく登っている。

   
 12時40分、頂上に到着。日曜日とあって若者のグループが多い。久し振りの石鎚山なので、ツーショットで撮って貰おうとしたのだが、お願いした人は勝手が違うのか、どうしてもシャッターが下りない(最初に押したのでピピッとピント合わせし、そのまま押すとシャッターがおりると、ゆっくり説明したらよかったのだが)・・・。少し悪いことをしてしまったかな?石鎚小桜があちこちに咲いているのだが、地味な花なので注目されていない。

 弥山でお昼を食べていると、若者に混じって一際目立つ二人が休んでいた。映画かテレビの撮影ででも来ているのかと思える程の40歳〜50歳の四国にはいないようなスタイルの良い美男美女なのよねぇ。おっちゃんが「ここは原宿かぁ〜」とつぶやいていた。私には岸恵子風と思えたのだが。

   
 13時35分、下山開始。東稜分岐で美男美女の二人と、朝お会いした皿ヶ嶺繋がりの二人が休んでおられた。waiwai隊も休憩。このお二人は、ご主人は登山歴3年、奥様は最近始められたとか。おっちゃんが「立入禁止(東稜入口)のロープも無いなぁ〜」と言っていた。

 第1ベンチの辺りで、犬づれの男女二人が土小屋の方から上がってきた。あれ、この犬と二人、waiwai隊が三の鎖辺りを登っている時に下りて来たのとすれ違ったやん、「また上りかえさないかん」と言っている。成就社から来たのに、間違って土小屋に下りたみたいだ。大変よね、気をつけないと。

皿ヶ嶺繋がりの奥さんとずっと喋りながら下りたので、だらだらと長い下山路も退屈せずに下りれた。15時40分、土小屋のバス停のベンチでおやつのゼリーを食べて帰った。帰りに時間があれば上黒岩岩陰遺跡に寄るつもりだったが遅くなったので止めた。


 26日【皿ヶ嶺】
 23日(火) わいわいさんの歯科、24日(水) 私のリウマチの通院、25日(木) わいわいさんの所用、26日(金) 私の内科クリニックと病院通いで結構忙しい。去年は一度も石鎚山に行けなかったので行きたいのだが、いまいち気力がなくなっている。皿ヶ嶺に週イチは行かないとと、病院の診察の後に決める。

  
 10時30分頃、コンビニで弁当を買う。コンビニの赤色灯の上にツバメが巣を作り子育てをしている。こんな篭を取り付けて貰って良かったね。11時15分、風穴の井戸を覗くと青いケシの蕾が出来ている。

   
 春の花の最盛期を過ぎたのか登山者は少ない。登山道脇の笹に花が咲いている。心なしか笹が枯れているような気がする。花筏、コミヤマスミレが咲いている。風は冷たいのだが、なぜか身体はしんどく足が重い。湿度が高いのか・・・。

  
 おっちゃんがヤモリを見つけて撮っている。12時5分、いつものベンチで枯木を写す。

   
 登山道が掘られている。遠目には猪でもが掘ったのかと思ったが、近寄ると登山道の水抜きの為だとわかる。分岐を竜神平に歩く。ここの笹も枯れたように見えるが先に新芽が見える。12時15分、シャクナゲを見上げる。この前は蕾がまだあり色が濃かったが、終わりかけているのもある。さっき追い抜いて行った元気なおじ様が写真を撮っていた。

  
 愛大小屋の横のベンチでランチタイム。終わった頃に単独男性と、男性一人・女性二人のグループが来てマユミの木の下で食事をしている。12時45分、竜神平を後に頂上に向かう。途中の笹原の中にホウチャクソウが咲いている。

   
 この花は? こちらのショウジョウバカマ、雄しべ雌しべがあるけど、どう見ても実だな〜。木のまたの場所に咲いているクロフネサイシン。

  
 薄〜く石鎚山が見えているのだが、おっちゃんのカメラでは写らないだろう。13時15分、下山の単独女性と入れ違いに頂上に着く。先程の足の速い元気なおじ様が休んでいた。

  
 13時33分、頂上ではおっちゃんがシャクナゲを撮っただけで十字峠方面に下りる。そういえば、縦走路にある定点観測の木株を見ないとと、竜神平方面に下りる。13時43分、再度竜神平に到着。もう、誰も休んでいなかった。

 
 竜神平を反時計回りに周回する。14時22分、分岐を風穴方面へ。定点観測の木株に種が芽吹いているのを確認する。これからが楽しみだ。

   
 一昨日の雨でキノコやギンリョウソウが出ている。今季初めてだな〜。森のフラダンサーの森側のこのブナの木、18日にはまだらにしか葉が出てなかったので枯れたのかと心配していたのだが、すっかり新緑になっていた。赤いこの花も、咲いている場所は違うものの長く咲いているな〜。

   
 下山時には、竜神平から登山者に一人も会わなかった。この時間から登る人も良くあるのに珍しいことだ。登山道の脇のこの大きなシダは、シチュエーッション的にはジャングルにいるように見える。15時15分、風穴に下山。登山口の上の駐車場にも、道路にも、下の駐車場にも一台も車はなかった。さあ、あのベンチでゼリーを食べて帰ろう。


 20日【皿ヶ嶺】
 去年、引地山分岐の辺りで、下へ下りる小道を見つけたので探索しようと少し下りてみたのだが、途中で道が判然としなくなり、急になってきたので止めた事を思い出し、尾根道を下から上がってみる事にした。

   
 9時40分風穴を出発。この辺りかなと目星を付けておいた植林の作業道のような道を上がる。植林と自然林の境に行ってみる。自然林側は絶壁だ。ピンクの印は境界線の印だ。

  
 右側に印が付いているが、おっちゃんが偵察に行き、こわがりの私は待っていた。ここら辺は大木が立っていて写真を写したらいいだろうな〜、と思うが、二度と来たくないとも思う。

   
 おっちゃんが戻ってきて、「あまり使っていない横掛けなので・・」と言うので、横には行かず上に行く事にした。笹が生えていれば掴んで上る事も出来るのだが、生えて無い所は滑りそうで怖い。獣道(猪の蹄の跡もある)のような小道を辿っていると、大木が倒れていて小道を塞いでいる。その木につかまりつつ上るのだがなかなか手強い。

  
 ツルキンバイ(?)が咲いている。やっと、去年探索して止めた所にたどり着いた。後はひたすら登れば登山道に着くのだ。

  
 と言って、どこでも上がってしんどい目にあった。やっぱり、道は有難いね。

   
 おっちゃんは14時に用事があるので、そのまま下山開始。土曜日なので、老若男女が登ってくる。風穴の休憩所で昼食を食べて車に戻る。家族連れ(子供はいない)の車が来たところで、ナンバーを見ると広島ナンバーだったので、お花を見に来たのですかと聞くと、そういう訳ではないとの返事だった。おっちゃんが「若い女性は花が好きだから・・」と言ったら「そんなに若くは無いのだけど・・」と、呟いていた。


 18日【皿ヶ嶺】
 15日にフルムーン夫婦グリーンパス旅行から帰ってきて、翌16日はおっちゃんの通院日、さすがに疲れたので家でゆっくりした。天狗の庭辺りの花は旅行前に見たが、風穴から上の花は見てないので行く事にした。 

   
 10時10分、風穴の駐車場に到着。平日なのに沢山の車が停まっている。道路脇はまだ二台だった。おっちゃんが駐車場脇に植えられたクマガイソウを写しに行き、10時20分に登山口を出発。例の木の窪みに咲くヤマブキソウはほとんど終わりだ。

   
 つづら折れの登山道のあちらこちらに足跡が付いている先は、ヤマシャクヤクが咲いていたのか・・・。登山道脇からも沢山見えるのにそれでは満足しないのだろうか。道端には、次々にラショウモンカズラが咲き、直登コース脇にヤマシャクヤクが咲いている。ウラベニイチリンソウも見る事が出来た。

  
 赤い花の所は、ほとんど花は終わりだが、この花は近年になく沢山の花を付けていた。先日の青森県では『熊が居そう』な場所でドキドキしたが、こちらの山系では熊は出ない。

  
 ナベズルも地味に咲いていたので、通りかかった女性2人連れに「タケシマランですよ」と間違って教えてしまった。ごめんね。(*_*;

  
 イワカガミが咲いている場所で食事中のご夫婦と話が弾む。分岐を11時54分に通過、頂上には行かず竜神平へ向かう。ショウジョウバカマの花が伸びて咲いて(種なのか)いる。

  
 12時7分、大賑わいの竜神平に到着。ここ数年、シャクナゲの後ろの木が茂り日当たりが悪くなっていて花つきが悪かったが、昨年来、朽木の整理のついでに、その後ろの木が折れて倒れ掛かって来ていたのを切って頂いたので良く花芽が付いたのだ。みんなが歓声を上げて見ている。よかったな〜。竜神平のベンチでは、常連のNさんとシャクナゲの花の話題もした。ベンチでお昼を食べる。

   
 反時計回りに周回していると、イワカガミの所でお会いしたご夫婦が頂上から下りて来て話ながら歩く。南予のシャクナゲが今年は当たり年だと言う話などをして下さったが、あまり馴染みがない山の話だった。分岐を13時2分、風穴方面に歩く。今年は、ミツバツツジをあまり見る機会がなかったな〜。ベンチの定点観測の枯木を写す。

   
 道路脇の赤い花があちこちに咲いている。花が終わりかけなので白っぽいのか・・。フデリンドウも見る事が出来た。

  
 ニシヤマノタイミンガサの陰にヤマブキソウが咲いている。花期の長いヤマブキソウも、そろそろ終わりかな〜。14時20分、車に戻り帰路に着いた。