2014年     


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 25日【皿ヶ嶺】
 昨日は、ちょっとした用事があったので、徳島の姉たち宅へ日帰りで行ってきた。松山道の新居浜から少しの間、ザーっと凄い勢いで雨が降った。松山道から徳島道に入ったら、高速道路ののり面にタカサゴユリがずっと咲いている。石井町の姉(次女)宅に着いてすぐに又雨が降ってきた。このところ昼頃からこんな調子だと義兄が言っていた。昼食後、もう一軒の徳島市の姉(長女)宅に寄り20時過ぎに帰ってきた。

 おっちゃんが自家末梢血移植をする事になり、27日の入院が間近になってきたので、皿ヶ嶺に登ろうという事になった。

 
 台風11号で、竜神平の周回路のベンチに木が倒れこんでいたり、登山道に倒木があったりした。先日の、天狗の森から上林峠の登山道も2ヶ所木が倒れて道を塞いでいたので、畑の川コースはどうなっているのかの確認の意味もあるのだ。9時50分に登山口を出発。途中のこの木橋は朽ちているので、普段はこの橋は通らずすぐ下の岩に足をおいて沢を渡るのだ。ただし先日“おいわさん”は、大雨のため凄い水量だったようで、この丸太橋を通ったようだ。今日はカメラにフイルムが入ったままなので、写すものがあればと担いでいるし、三脚も自分で持っているので重いな〜。キンミズヒキ、ノギランが咲いている。

  
 タマゴタケ、ベニナギナタダケが生えている。10時13分竜神平と頂上への分岐を頂上へと辿る。

  
 一つ目の沢を横切る所のオタカラコウは一輪咲いているだけだった。頂上へ向け植林帯を直登する辺りで、Nさんと会う。おっちゃんの病気を気遣って下さり、ひとしきり話す。


 植林の間の道をゼイゼイ言いながら登っていると単独の男性が上がって来た。道を譲って、ゆっくりと登る。やがて自然林になり、木々の間にぽっかりと空間が見えると、そこが頂上広場だ。11時7分だった。アゲハ蝶が舞っている。消えた蚊取り線香を再び火をつけて、ミックスゼリーを食べ、十字峠を経由して竜神平に出発。


 暗い森の中、マシュマロのようなキノコが生えている。11時30分に十字峠を通過。11日に来た時に倒れていた見晴らし台の木を誰かが起こしている。無事に根が着くかな〜? 11時45分に愛大小屋に到着。ベンチで昼食とする。


 コオニユリが綺麗に咲いている。他の株はまだこれからだ。オレンジ色と言えばヒオウギが咲く筈なのに色が見えないと思い、行ってみると今年は花芽もついてないようだ。おっちゃんがウロウロしてるな〜と思ったら、ゲンノショウコ、ダイコンソウを写している。ガマズミ(?)の実が赤く色づいている。

 頂上で、畑の川コースの具合を聞かれ下りて行った女性2人が周回して竜神平に来た。今の時期、風穴周辺ではフシグロセンノウが咲くのだが、今年は見てないので聞くと「見えないねぇ」との事、もう絶えてしまったのかな・・・。

 四人連れの子供たちが来た。やがて到着した、親たち(ジイサンを含む)家族連れと入れ替わりに下山する事にした。


 ベンチの倒木はその後どうなっているかと、竜神平の周回路を時計回りに歩き上林峠に下りる事にする。ベンチは11日のままだった。定点撮影の場所でやっと一枚撮影する。今の時期、登山道で目に着く花と言えば、ヤマジノホトトギスとノダケだ。まだ乾いてない木の階段を慎重に下りて上林峠に13時10分。


 おっちゃんがコーヒーを入れてくれて一服する。上林トンネル南口から畑の川コース登山口まで15分弱の道路歩きだ。おっちゃんの頭髪がやっと伸びて来たのに、今度の入院でまた抜けるのだな。でも、今度は地固めの治療なので、これで寛解に持って行ける事を信じて頑張って欲しい。



 21日【皿ヶ嶺】
 昨日は、朝起きてテレビを付けた途端、広島市北部の土砂崩れのニュ-スが目に飛び込んできた。次から次へと報道される被害状況に言葉もなかった。おっちゃんの入院(27日〜)の前にどこか山へ行こうと相談していたところだったのだが・・・。

 21日か、22日の天気のいい日にと思っていたら、今日は降水確率も低いし青空が広がっている。石鎚山に登ろうかと思っていたが、入院前にあまり無理してもといつもの皿ヶ嶺に決めた。

18日 大川嶺


  140
  7日に大川嶺に行った時にコオニユリの様子をロケハンしていた。ところがずっと雨続き、台風11号も四国に上陸、その後もあまり天気が良くなかった。曇り空ながらまあまあの天気になったので行く事に決めた。大川嶺に着くまで県道では車と一台もすれ違わなかった。笠取山方面の分岐の辺りに一台車が停まっているのみだ。

 停まっていた車の脇に女性が一人で、看板を撮っている脇を目的の地へ急ぐ。車を道路脇に駐車し、一目散にいつものポイントに行く途中からでもコオニユリの橙色が見えるはずなのに、全然見えない。そして、近づくと無残な株になってしまっていた。花・蕾はおろか、咲いた跡形もなく茎だけになっていた。台風の暴風雨で咲かんばかりになっていたのに吹き飛ばされたのだろう。周りの笹も倒れている。道路のコオニユリは無事なのに・・・。

  
 車に戻ると、先ほどの車が脇を通り過ぎようとするが、後部座席から「済みません、、笠取山はどちらかご存じじゃないですか?」と聞きます。おっっちゃんが「ここからちょっと行くと、右へ路が付いているんでそこを行けば判ります」と言ったんだが、判ったのだろうか?さて、私達は仕方なく柳谷・西谷の集落へ下りようと、ブナ林で1枚撮影し国道440号線へ出た。国道を松山方面へと走っていると、おっちゃんが「あれ〜?」と言っている。植林の伐採跡の尾根が作業道になっているのが見えたのだ。車を降りて、下を見ていると、20頭はいただろうか猿の群れが伐採地を横断するのが見えた。それを写したのだが、写っている筈だが明瞭ではない。八釜のバス停があるので、下に見える渓流が八釜辺りなのだろう。


 さて、皿ヶ嶺。
  
 10時20分に水の元を出発。天狗の庭の登山口近くに車を停める人は、登山者だ。waiwai隊以外に2台の車の方は、風穴方面へ登って行った。ハガクレツリフネや破れ傘が咲く道を天狗の庭へ歩く。こんな看板、前からあったかな〜。去年、大きなツチアケビが生えていた木の所に今年は全然生えていない。

 
 リスでもいればとカメラを出して肩に掛けて歩くも、鳥の鳴き声だけだ。30分でトンネル横の作業道に上がる。ツチアケビを見つけたので撮影。上林峠へと進む。8月11日に竜神平の周回路にあるベンチや登山道に木が倒れて登山道が塞がれていたので、こちらはどうかな?と思っていたが、案の定2ヶ所で倒木により登山道が塞がれていた。

 
 一ヶ所目は通りづらいと言う程ではなかったが、二ヶ所目は「ヨイショッ」と倒木を乗り越えなければならなかった。沢の所も登山道は流されて岩に水が流れていたが、岩は固くて滑らないので大丈夫だ。

 
 11時20分に上林峠に到着し休憩。ヤマジノホトトギスやノダケが咲いている。当初、ここから下りて畑の川コースを歩く予定だったが、階段を上がり竜神平へ行く事にする。階段の途中にあるベンチに木が覆い被さっている。よ〜く見ると、ブナの枝が折れて被さっていた。


 先行していたおっちゃんが朝顔のような花が咲いていると言うので、今の時期だとツルリンドウだなと思っていたらその通りだ。ブナの木の周りにブナが芽を出し葉っぱが2枚出ているのを見つける。分岐からこちらにあるベンチは無事だ。登山道の脇にある枯れた木々に、切る予定なのかピンクのテープを巻いているが、いつ整理するのだろうか。12時に分岐を竜神平にとる。

  
 竜神平への途中で、前回も会った同じ団地の方としばし歓談。この前「竜神平から皿ヶ嶺へ行く登山道でマムシを見た」との事、それで嫌いなスパッツを付け、手袋、ストック持参で来たと言っていた。竜神平は、冬に枯れたようになっている笹が復活しグリーンの絨毯だ。11日に来た時の水たまりは無くなって、もう乾いていた。ソバナ、カワラナデシコなど秋の花が咲いている。

  
 沢の橋の下の水も減っている。コオニユリはやっと一輪咲いたところで、去年13日に来た時より遅れている。ベンチでお弁当を食べる。先に来ていた二人連れの女性が、草の中で黒い蛇が横ぎったので怖かったと戻ってきた。横のベンチの単独男性と森で出あった小動物の話をし、しばし盛り上がったのだった。


 13時前に風穴方面へ下りる。10日たつとギンバイソウやクサアジサイ等の花も終わりかけている。風穴方面から子供たちの賑やかな歓声が聞こえる。おっちゃんがコーヒーを入れてくれたので飲んだ後で、アサギマダラを写す。15時前に水の元に戻ると、そうめん流しは人も少なくなって空いていた。


 11日【皿ヶ嶺】
 台風11号が各地に多大な被害を残して日本海に抜けた。台風一過の天気を期待していたのだが、曇りだ。三日前に見たアサギマダラを撮影しようと風穴リベンジに行くことにした。

  
 今日は、私もアサギマダラを写そうと35oのカメラと手ぶれ防止付き望遠レンズを持って来たのだ。ところが、ヒヨドリバナの所に一匹もアサギマダラがいないではないか・・・。駐車場で車の中で待機していた女性が「6時30分から来てアサギマダラがいるか見てますがいませんでした。」と話かけられる。今治のご家族3人でいつも登っておられる方だ。(写真展に来て下さったOさん一家)

 この前は台風が来るのが分かってあんなに集まっていて、台風とともに北に飛んでいったのかな〜。

   
 アサギマダラは諦めて、10時15分に出発。駐車場の奥から遊歩道を進む。風穴の方からの道に合流し、上がってくる家族連れに道を譲り後ろを登る。やっぱり、夏休みだな〜子供たちもお行儀よく登って行く。イワタバコが咲いている沢筋の岩場の所で私も35oのカメラを出す。レンズを付けて、さあ〜写そうとした途端に、カメラがうんともすんとも言わなくなった。確かに電池の容量はあったのに・・・、滅多に使わない(かれこれ3〜4年)ので壊れてしまったのか・・・。あきらめるしかないな。

   
 レンズだけでも1、5sもあるのでカメラと三脚でザックが重く、久しぶりの山行だし息が上がる。いつものベンチで少し休む。ヤマジノホトトギスが所々に咲いている。竜神小屋には寄らず、竜神平の手前から十字峠経由で頂上に行く事にする。途中の見晴らし台の所の木が倒れて見晴台を塞いでいる。強い風だったのだな〜。根っこが厚さが30cmほどしかないところもある。岩がむき出しだった、岩の上の土の部分が30cmという事なのだろう。

   
 11時51分十字峠を通過。さっきの家族連れとすれ違ったので、小さい子に「頂上でお弁当食べたの?」と聞くと、「虫がいっぱいいたのですぐ下りてきた」と教えてくれた。12時10分頂上に到着。頂上の梨も大分大きくなってきている。展望もなし、数年前までアサギマダラやいろんな蝶が寄っていた草花が咲いてないので蝶もいないし、すぐに下りる事にする。

  
 途中に可愛いキノコが生えていた。12時36分、竜神平に到着。さっきの家族連れが食事中だ。3世代(?)の山登り、ほのぼのとして良いな〜。虫に刺されまくり、薬をつけたり、蚊取り線香(湿ってすぐ消えたので)に火をつけたりしていると、同じ団地の方が登ってきてしばし歓談。昼食とした。


 13時15分、竜神平を後にする。台風の後とはいえ、周回路は水浸しになっていてビックリした。数年前の『竜神平・湿原計画』が頓挫?(どうも自然公園にて、重機の持ち込み不許可らしい)しているが、こんな湿原の出現では、周回路を木道にする必要があるかも?カワラナデシコのほとんどはまだ蕾だが、一株咲きかけていた。

  
 周回路のベンチの手前で、木が倒れているのが見え近寄ってビックリ!! 憩いのベンチが・・・、倒木で壊れてしまっていた。(/_;) 何てことなの・・・。恐るべし台風・・・である。

  
 上の写真は雨の流れで寄せ集められたブナの実(?)、この後、台風の爪痕を何ヶ所も目撃する事になる。凄まじい暴風雨だったのだな。

  
 いい香りがすると思ったら、リョウブの花が咲いている。いつもはあまり流れていない岩場も水流が多い。

  
 14時38分、風穴に到着。二組の観光客しかいなかった。そして、朝方の場所に寄る。ヒヨドリバナの咲いている場所に5頭くらいアサギマダラが舞っていた。しばらく、おっちゃんのデジカメで撮影をした。駐車場のベンチでおっちゃんの淹れてくれたコーヒーを飲んでいると、下から車で来た人毎に風穴の場所を聞かれた。水の元へ“流しソーメン”を食べに来た家族連れなんだろう。


 8日【風穴】
 台風11号が四国に上陸しそうだ。ここのところで昨日だけが雨が降らず大川嶺にドライブに行ったのだが、道端に咲いているウバユリを見て、風穴にも咲いている筈と午前中なら行けるだろうと出かける。

  
 上林に今年は一ヶ所しかハス田を見つける事は出来ない。咲いているのが見えたので寄ってみた。さすがに今日はそうめん流しは休みだろう。8月になって雨ばかりだからあがったりだな〜。昨日は開いていたのだろうか。風穴の駐車場は閑散として一番のりだ。アサギマダラがたくさんヒヨドリバナに舞っていた。おっちゃんがデジイチで一生懸命写している。私のカメラでは三脚を立ててピントを合わせているうちに飛んで行ってしまうので無理だ。

  
 オオキツネノカミソリもボツボツ咲いている。撮影していると女性が一人周回路を歩いているのが見えた。もう一台の車の男女は登山の支度をして登って行った。雨は降ってきたが、風はまだないので早めに下りてくれば大丈夫だろう。

  
 そのうち、雨が強くなったり弱くなったりしてガスが流れては消えるのを繰り返した。丁度良いガスを待っている間に何ヶ所ブヨに刺された事だろう。フイルムを最後まで使いきり帰る事にした。カッパを着ていたのだが、カッパのズボンをはいてなかったので二人ともズボンがずぶ濡れになってしまった。



 7日【大川嶺】
 8月になってからずっと天気が悪い。たった一日 今日だけが曇りで降水確率が低いのだ。さて、どこへ行こうか、暫く山に登ってないな〜と思うが、みんながアルプスに行っているこの時期に地元の山で登る山を思いつかない・・・。

  
 という訳で、大川嶺にドライブと相成った。11時頃に大川嶺に到着。それまで青空だったのに曇り空になってしまった。シモツケソウが咲いている場所には先客が撮影していた。車からお年寄りの夫婦が女性の撮影が終わるのを待っている様子だ。後一台、笠取山方面に通り抜けたがすぐに戻ってきた。

  
 出合ったのはその二台と、県道の草刈をしていた一台と作業員二人のみだ。7月17日に通った時に大勢の作業員が草刈をしていたのだが、残っていた場所の草刈をしているのか・・・。17日の草刈の後に伸びたワラビの葉の所に食べるのに丁度いいワラビが生えていたので、道路を歩きながら採る。季節外れのワラビだが、一食分採れたので帰って灰汁を抜いて卵とじで食べた。(^^♪

  
 美川スキー場のトイレを借りて、昼食とした。おっちゃんが路肩に大きなユリが咲いていると言うので見ると、3種類のユリが咲いていた。色とりどりの紫陽花も綺麗に咲いているので、ユリも植えたのかな〜。今年はアサギマダラを見てないねと話していたら、ヒヨドリバナに一頭止まって蜜を吸っていた。国道33号線に下りるまでの道端にウバユリがちょこちょこ咲いている。

 

 大谷の集落の石垣にはカノコユリが咲いていた。