8月
18日【猪伏の大トチ】
1月の“白き神々の山”写真展に来て下さった香川の方から電話があり、今回31日からフジグラン松山で開催の“精霊の森 剣山「一の森」”に3人で来て下さるとの事。そのうちのお1人の写真が久万高原町のポスター(石鎚山と彗星らしい)になっているので見て下さいねとの事だったので、久万高原町のhpを見ていて観光案内に大トチがあるのを見つけたのでドライブがてら行ってみる事にした。
天狗高原の姫鶴荘を天狗荘に少し向かう左手の道路を進むと、つきあたりにトイレと駐車場があった。森の巨人達の看板や地図などの案内板がありわかりやすい。木道を下りていくので、帰りはしんどいな〜と思いながら歩く。
白亜の湧き水と呼ばれる水場までは15分程だった。そこからケヤキやヒメシャラ等大木が歩道わきに生えている。なかなか良い雰囲気だ。
水場から25分くらいで目的の大トチノキに着く。やっぱり、こんな場所はいいわ〜♪ しばらく見とれる。 写真を撮った後で、おっちゃんが入れてくれたコーヒーを飲む。
1時間くらいはいただろうか。苔むす岩などもいい。水場の建造物が壊れて谷に材木が落ちている。何だったのか、頑丈そうな作りなのにどうしたのだろう。冷たい水を手ですくって飲んだ。おっちゃんがメグスリノキという名前が珍しいのか撮っている。
14時に天狗高原に戻る。夏休みと言う事で姫鶴荘にはそこそこの人が来ているが、歩くのは嫌なのか誰もあんな気持ちの良い場所なのに来なかった。
【大野ヶ原】
空が暗く雨が降りそうな気配だが、まだ時間があるので行こう行こうと思ってなかなか行けない大野ヶ原のブナ原生林に行く事にした。
大野ヶ原に向かう道すがら今話題のナデシコが道路脇に咲いている。大野ヶ原でアイスクリームを食べて、ブナ原生林の駐車場に向かう。駐車場には一台車が停まっていて、登山服姿のご夫婦が涼んでいた。雨が降り出しそうだが、傘もあるしと出掛ける。牧場を横切り、ブナ保護林に入る。1、2K先まで行くらしい。所々にブナの生態、効用等の説明板がある。
今回はロケハンのつもりなので、ゆっくりブナを見なかったが、新緑・紅葉の頃に再度訪れたいと思った。帰り道、道路からキツネノカミソリの群落が目についたが16時30分にもなっていて暗いのでそのまま帰った。(翌日やっぱり気になり、おっちゃんは渓流釣り、その間私は撮影に再度訪れた)
26日【二の岳】
20日(土)は団地の盆踊り大会、22日〜25日までは瀬戸内写真塾展の搬入・当番で忙しくどこも行けなかった。当番はやはり緊張しているので肩がこる。体調を整えないとと少しは山歩きをしようと、おっちゃん推薦の二の岳に決めた。
二の岳は2000年11月12日に登っているが、山行記を見てもhp開設前の山行記はは3行くらいだったので、読んでもいまひとつ記憶に残ってない。東の川の登山ポストがある広場に車を停める。トイレの前の家のおじさんが家の前にいるのが見える。1999年5月16日に菖蒲峠〜カゲチの頭・高森に行った時にも出て来ていろいろ教えて貰った記憶だが、今回もお元気でいらっしゃって“おたるの滝”の行き方を少し先まで案内して懇切丁寧に教えてくれた。東の川の瓶が森登山口の橋の向こう側は畑が猪に荒らされたとかで柵がしてあるが、開けて通ってくれとの事だ。
立派な石段を5、6分上ると、“御樽の滝”への標識が杉の木につけてある。そこから5分弱で滝に着く。私もカメラを出して2枚撮った。
標識の場所から滝に行って帰るまで30分だった。そこからもまだまだ石段を上る。石段のすぐ横が家の屋根だったりする。どの家も立派な家だが、誰も住んでいないようだ。
集落を過ぎると、杉の植林帯に入る。ぽつぽつと雨が降り出して来たのでカッパの上だけ着たが、ますます大雨になったので下もはく。杉が倒れた所をくぐるのは二倍疲れる。1時間と少しで前田峠に着く。
峠まではあまり記憶がなかったのだが、峠に来てやっと見覚えがあり、尾根道になにか罠がしかけてあった事を思いだした。雨脚が強いので、今日はここまでとした。おにぎりを食べて直ぐに下山した。
雨が降ってないとなんなく通れる丸太の橋も濡れると滑る。階段も滑りやすいので慎重に下りる。車に戻り、帰り仕度をする間にもアブが襲ってきて何ヶ所も刺された。おっちゃんは翌日、手と背中が腫れあがったが、私は3日目に腫れてきた。この反応の違いは何故なのか・・・。
28日【皿ヶ嶺】
27はおっちゃんは一日用事があり、私も写真展の準備で忙しかった。1月の“白き神々の山”写真展の時も、皿ヶ嶺で案内状を渡した登山者の方々がたくさん来て下さったので、今回も日曜日に2度来て、案内状を配った。写真展まで最後の日曜日と言う事で≪最後のお願い≫(^^ゞに登る事にした。
近くにハス田を見つけたので、まずそこへ行き撮影。風穴に8時に着く。風穴の井戸の下に車を停める。草むらにネッカチーフのような布が落ちていたので看板にかけておいた。
車が一台停まっていただけなので、竜神平までに登山者にあわず。登山道脇の花は、めだったのはハガクレツリフネだ。
蝉の抜け殻や、蝶をおっちゃんが写している。青空だったのに、いつもの枯れ木のあたりに来るとガスってきた。
ベンチの所にはキンミズヒキが咲いている。竜神平に曲がるあたりで、ガスが薄くなり光芒が出来ている。愛大小屋の手前のオタカラコウがぼつぼつ咲いてきている。
14日には一番したの花だけが咲いていたが上へ上へと咲いてきている。このまま頂上へ行くのもなんなので、畑野川の方へ下りて途中から頂上へ登るコースを行く事にした。赤い実をみると秋近しを感じる。
畑野川分岐から周回45分弱で頂上に着く。頂上の梨を一齧りして捨ててある。あまりおいしくないのか・・・。ここでやっと次々に登って来られる登山者に案内状を渡す事ができた。カメラを持っている人と少しカメラ談義をする。
竜神平に戻り、コーヒータイム。ここでも案内状を渡す。1月の“白き神々の山”写真展を見てくださり、送った案内状を「カレンダーに貼って楽しみにしています」と言って下さる方もいて嬉しかった。愛大小屋にも20枚程置かせて貰った。<(_
_)> 竜神平はススキの穂も出て秋の気配だ。ガスが濃くなったり薄くなったりする中を下山した。夏休みの最後の日曜日、風穴・水の元は凄い賑わいだ。
家に戻り、瀬戸内写真塾展の撤収に出掛けた。