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 1日【皿ヶ嶺】
 先週6月25日(土)に皿ヶ嶺に行った時には、あまりに上天気が続くので梅雨が明けたのではと、頂上でお会いした方に言うと「石鎚山のお山開きに梅雨が明けていた事はいままでにないのでまだだろう」と言われていたが本当だ。今日は石鎚山のお山開きだが、朝起きたら雨が降った後だった。天気予報は9時頃まで雨でその後は曇りとなっている。ササユリはまだ咲いてないだろうし、どこか他の山へでもと考えていたのだが、こんな天気でも気軽に行けるとなると皿ヶ嶺だと決めた。

登山口 9:15 ギンバイソウ ヤマアジサイ
 9時15分に風穴を出発。水の元にも、風穴の駐車場にも車は停まっていない。ギンバイソウの蕾もぼつぼつついているし、登山道の脇にヤマアジサイのブルーがすがすがしい。

ヤマアジサイ ベンチの所 10:6 カエル
 上林から風穴に向かう途中で山の木が白いのがたくさん見えた。「大分前にはミズキが満開だったけど今頃だとヤマボウシよね」と話したのだが、登山道からあちこちにヤマボウシが咲いているのが見える。こんなにたくさん咲いているとは驚いた。濃いガスの中に浮かぶ白い花は星のようだ。撮影していると、男性が一人登ってきた。大きなカエルに時々驚かされる。

ツツジ 竜神平のアザミ 濃霧の中の愛大小屋 11:24
 ササユリはまだ蕾で二株しか見つけられなかった。上林峠への登山道から竜神平へ向かう道でツツジが咲いているのが見えた。竜神平も濃いガスに覆われている。愛大小屋で昼食をとらせて貰う。

ウノハナとミズキ(?) ツルアジサイ ブナ
 頂上までも、ガスは切れる事がない。笹の新芽がみずみずしい。この前はツルアジサイが満開だったのに早くも終わりかけている。

頂上のツツジ 12:45 三角点のアマドコロ十字分岐
 頂上のツツジは、この前少し咲いていただけだったのが見頃となっていた。アマドコロの露が綺麗だ。

 濃霧の中で撮影中 ポーズをとるカエル
 撮影しようと立ち止まると、ワ〜!っとブヨが寄ってくる。耳たぶや袖口の中を刺された。(>_<) いろいろ撮りたいのだが、虫との闘いでほとほと疲れた。登山道の石の上でカエルが「私を撮ってよ」とポーズをとっている。

ヤマアジサイ 定点観測写真
 2時過ぎに風穴に戻り、帰り支度をしていると車の音がしたのに、風穴まで上がってこない。おっちゃんが「観光でもないのか上がってこんな〜」と言っている。そして、上林林道から風穴に右折した所で女性が3人ブヨをはらいながら何が採っている。見ると、フキを採っているみたいで、はさみで葉を落としフキの茎で袋がいっぱいになっている。まさか、ササユリは取らないよね・・・。コンビニに売っているビニールのカッパ姿だったから、地元の方でも山登りをする方でもないみたいだ。
 この前、いつも皿ヶ嶺でお会いする女性が、草刈りでササユリが4株咲いていたのに下から切られていた、あれでは来年は生えないだろうと話されていた。山のものって、○○は採ってもいいけど、△△はダメとか、人によって価値観が違うし難しいものだ。


 7日【皿ヶ嶺】

 午前中は町内会の役員(衛生委員)の仕事の健康相談があった。明日、明後日(土)はおっちゃんはお泊りで所用があるし、日曜日は私に所用がある。という訳でササユリを見に行くのは今日しかない。頂上まで最速の畑野川登山口から皿ヶ嶺に決めた。

ササユリだけ残し刈られている 雨上がりの畑野川方面 畑野川登山口 13:30
 上林トンネルまでの途中で下草を刈ってある場所にササユリだけを残してくれてあり見る事ができた。トンネル出口に車を停めて13時30分に畑野川登山口を出発する。

カッパを脱いで登る 14:25 頂上 ササユリ
 雨は降ってないのだが、笹や木々の露を避けるためにカッパを着て登り始めたが暑いので、カッパの上着を脱ぐ。時々ガスが湧いてくるが風があるのですぐに吹き飛ばされる。14時25分に頂上に到着。開き始めたばかりのササユリを見つける。じっとしているとブヨがたくさんまとわりついて眉の上と手を3ヶ所刺された。(>_<)

15:30 竜神平 たった一株のササユリ ウツボグサ
 十字分岐までの間でもササユリを1輪見る事ができた。竜神平に15時30分、愛大小屋にも立ち寄らず上林峠方面へ。風穴から竜神平への標識がある角に一輪蕾があるがまだ咲いていない。上林峠への道のササユリは散ってしまっていた。

≪後日談≫ 
11日

下山中に、ササユリの蕾を見つけたので後日撮影に行こうと思っていた。おっちゃんが朝の用事を終え帰ってきたが、また午後も1時には出掛けると言うので登山は無理だがササユリの撮影だけなら行けると出掛けた。
7日のササユリの蕾 今日の様子 蕾だった上のササユリが折れている
 ササユリの撮影だけなので下山口から、10時45分に出発し13分で到着。7日(木)には三段の蕾で上段のは二つ蕾がついていたので期待して行ったのだけど・・・。なんと、色づいて咲きかけていた様子なのに折れて山側に倒れ、葉がしおれている。昨日なったのではこんなにしおれないので、土曜日頃にこのようになったと思われる。確かに登山道に飛び出していたので邪魔にはなったかもしれないが・・・。残念、来年も芽を出す事が出来るだろうか・・・。

下の二輪が咲いている 後ろから
 中段のは7日に咲いたばかりだったが、5日目でもまだ綺麗だ。下段の2輪が仲良く咲いているのが可愛い。


 13日【堂が森】
 皿ヶ嶺のササユリが終わったら、次は堂が森でしょ! 去年は引越し三昧でやっと7月22日に登った時にはササユリは少し残っていただけだったのでそのリベンジなのだ。昨日は雷雨で降水確率も高かったので、金山出石寺のアジサイを撮ろうと出掛けたのだが良い天気、天気予報では今日の方が良かったので決めたのに朝からスッキリとはいかなかった。


7:48 登山口出発 オカトラノオ 林道歩き 17分
 登山口も、林道も草ぼうぼうだ。皿ヶ嶺の草刈りに慣れているのでよけいにそう思うのかも。林道わきにはオカトラノオが咲いている。登山道に入るまでの林道歩きは結構しんどいものだ。17分の林道歩きで8時5分に登山道に入る。入口は笹が刈られているが、それも少しだけ。邪魔になるほどは草は生えていない。

9:41 2度目の休憩後歩きだす 10:2 笹原に出る ササユリ
 長袖が暑いので脱いで少し休む。おっちゃんが登山道の真ん中に架けられた蜘蛛の巣に水滴が付いているのを撮らないのかと言うので、カメラを出した。マクロレンズでもあればいいのだが、今日はマミヤ7Uを持ってきたのでピント位置が難しい、やっとセット出来た頃には太陽が雲にさえぎられて水滴がキラキラと光らず・・・、少し待っていたが写すのを止めた。今日はおっちゃんの後姿が多いのは、おっちゃんがカメラを忘れたので、私の携帯で写しているからだ。急登の植林帯を抜け、ブナ林を抜けて笹原に出たとたんに、ササユリが伸びた笹の下からwaiwai隊を迎えてくれた。

10:11 保井野分岐 遠くから目立っていたササユリ 咲きかけのササユリ
 10時過ぎ保井野分岐、私は足が重くバテ気味なのに、おっちゃんは休まずどんどん登る。ピンクのササユリが次々に迎えてくれる。白いのもあるが花が終わっている。ササユリは、花が終わる頃に白くなるのだろうか?

のっこし到着 10:57 ガスが晴れてきた 蕾が多い
 ササユリを写しながらなのでのっこしには11時前に到着。まだつぼみのササユリが多い。着いた頃にはガスに覆われていたが、そのうち吹き飛ばされて鞍瀬の頭方面も見えてきだした。ここに来たとたんに何やら股関節あたりの筋がおかしくなって少し痛いが、かばいながら歩く。

4姉妹 鞍瀬の頭も見えてきた コーヒータイム後 下山 13:5
 鞍部くらいまで下りてみることにした。4姉妹のように咲いているササユリを振り向いて撮る頃には青空になってきた。私も三脚を出して鞍瀬の頭のガスが良い具合に上がるのを待って少し撮った。鞍部まで下りておにぎりを食べ、のっこしに引き返す。おっちゃんがコーヒーをたててくれている間に堂が森頂上へ行くと、5、6人のグループが登ってきていた。一人の方が、反射板の所で座っていて、疲れてあそこまで行く気力がありませんと言っていた。その気持ちわかるわ〜。戻ってコーヒーを飲み13時5分に下山開始。既に空に青空はなく雲が広がってきた。

朝より 開いていました ちょっとボケてるけどアップで 13:28 保井野分岐
 朝は咲きかけだったササユリが綺麗に咲いていた。おっちゃんが張り切って写したんだけど少しボケている。保井野分岐を13時30分頃に通過。

14:27 林道分岐 14:41 登山口に到着 腕に食いついていたダニ
 滑りやすい急坂の登山道で足が滑って尻もちをつきそうになったが、なんとかこらえた。そのお陰で、なんと股関節の筋が治ったのよね♪ 4月3日に来た時は痛くなった膝も、今日は大丈夫だった。林道を歩く頃には鉛をつけたように重くなったんだけどね。

 そして、帰ってびっくり\(◎o◎)/! 長袖のシャツを脱いだ時に、左腕の手首に近い所に傷が出来ているように見えたので、枝ででもついたのかな〜と思っていたのだが、しばらくしてふと見ると、かさぶたが取れたようになっているので、かさぶたを取るようにはがしたら・・・、なんとそれが動いて・・・、よ〜く見るとダニだった。私の血を吸って大きく膨れている。ペットボトルの蓋にのせて写してみた。直ぐに薬は付けておいたけど、治るかな〜?
登っている時におっちゃんが「山ヒルを見つけた〜!」と言うので、四国の山には山ヒルはいない筈と見たらただの尺取り虫だったのだが、こんな伏兵がいるなんて・・・。