8月
8日【蛇谷ヶ峰】
暑い、かといって涼しい北アルプスや剣山・一の森、石鎚山にはいろいろと用事があって行けない。日帰りでとなると、登山口に比較的早く行ける比良山系になる。という訳で、6月末、7月中旬に続いて“カツラの谷”に決定。今回は私の写真撮影はなしで、あるものを見て“蛇谷ヶ峰”まで登る事にして出かけた。
時間的な経過は写真にマウスポインタを置くと少々の説明を書いているので省いて・・・と、いつものように「朽木村想い出の森・いきものふれあいの里」から出発。駐車場にはwaiwai隊の車以外はさすがに一台も駐車してない。もういないだろうと思っていた山ヒルは、崩落場所で3匹見た。
いつも通りの歩きで、1時間弱でカツラの谷に着く。早速、懸案の花を確かめに行く。やっと、咲いてました〜♪ どんな花が咲くか分からなかったので時期が特定出来ず、三度も来る事になってしまった。(^^ゞ 思った通りの花でした。!
今回は、写真を撮る予定はないので谷の右岸につけられた登山道をひたすら登る。カツラの木以外にも大木がたくさんあり木陰は涼しい。祠の所で谷を渡り、魔の階段の登りになる。階段状に整備された所をやっと登ったと思ったら、又現れると言った具合でバテ気味だ。
森の中は、風が吹くたびに良い香りがしているので、何の花かと思って注意して見ていたら「リョウブ」の花が満開だ。いきものふれあいの里との分岐のベンチは木陰になっていて、吹き抜ける風が気持ちいい。比良山系は、最近(?)シダが多いと思っていたが、笹が枯れた後に生えて来たのだろうか? ここも、木の下にシダがビッシリ生えていて綺麗だ。
こんな真夏に登る人はいないのか、頂上はwaiwai隊だけだった。頂上には日を遮る木がないので、早々に下山。先ほどの分岐にあるベンチでお昼にした。後は、ひたすら直登コースの階段状を下りる。下りるごとに、暑さが増して来て林道に下り立った時の暑さといったら・・・クラクラする感じだった。こうして、酔狂なwaiwai隊の真夏の山登りは終わった。
15日【小野村割岳】
今週も、日曜日はおっちゃんが用事があるとの事で土曜日の山行となった。一度だけ参加した山岳写真協会の撮影会で芦生に行った時に、京大演習林の灰野から大木の所へ行けるというのを聞いていたのと、iwahigeさんが去年歩いた“小野村割岳”の芦生杉等の大木が見れると言うのが気になっていたので決めた。
我が家の車はカーナビが付いてないが、おっちゃんは割に方向音痴でないので大体何処でも行けるのだが、地図はトランクの中だし、今回は準備がなさすぎた。名神を大山崎でおりて、地道を走り京都縦貫自動車道に乗り八木東でおりた。廻り田池の横を走っていると、映り込みが綺麗で少し靄が上がっていたので車を停める。そこから477号線を広河原までと走っていたが、弁当を買うコンビニはないし、いつのまにか日吉ダムに行ってしまい・・・、引き返して、町中のスーパーでおにぎりをゲットして、やっとの事で登山口の“佐々里峠”に着く事が出来た。4時間近くかかった事になる。
石室の中にテントを張っていて、登山口にある地図の看板に寝袋や服などを干してある。ぐずぐず準備をしているうちに、後から来た若者がさっさと出発して行った。石室の横の梯子を登り、登山道に入る。
すぐに、大木が倒れた後に新しい木が根を下ろしているのが見えた。20分くらいで灰野への分岐があるのが分かっていたので、この赤テープがそうかと思ったが、灰野へとの標識がないので違うかもと、続く登山道を行ってみる事にした。すると、向こうから先程の若者が戻ってきたので聞くと、だんだん下りるばっかりとの事なので、さっきの尾根道がそうなんだと引き返した。
次々にいろいろな形の大木が現れて、おっちゃんは写真を撮るのに忙しい。
iwahigeさんのレポで紹介されている倒れた大木からいろいろな木が成長している場所を通り過ぎて、少し休む。焼けた後も痛々しい大杉は、最近雷でも落ちたのだろうか・・?
やっと、雷杉に到着。さっき休んだばっかりなので、写真を撮っただけで先へ進む。快適な尾根道と言いたいところだが、アップダウンが激しい。東谷ノッコシでは涼しい風が吹いて気持ち良かった。
杉にとりついた木の根がサイボークのように露わになっているのが目をひいた。雷杉から35分程で、広河原バス停からの登山道との分岐に着く。左に曲がる登山道を登る。
ピーク911で右に赤テープがついているのが見えた。いままでの登山道を直進する方向にはもうピークはないようだし、地図でも尾根は右に折れているようだしで赤テープの方向に行く。ピークがあるごとに頂上かと思うがなかなか到着しない。先程の若者が頂上から帰って来て「もう少しですよ」と言うが、遠く感じた。赤い郵便受けのある頂上でおにぎりを食べた。
ピーク911までで1人、途中で2人の登山者2組と会った。みんな出足が遅いのは、登山口がどのルートで来ても遠いからだろうか。秋も良いだろうな〜と言う私に、おっちゃんが「木の撮影には、ここまで来んでええな〜」と牽制してくる。(^^ゞ
岩屋の中でテントの持ち主がいて「どこまで?」と話しかけてきた。岐阜から来ていて去年もここでテントを張らして貰って二年目との事。昨日は、天狗岳に行こうとしたけど敗退し、小野村割岳でテントを張ったとの事。
新しい道を走るのが好きなおっちゃんは、貴船・鞍馬方面から帰ろうと思っていたが、広河原下之町から久多峠を越えて朽木の葛川梅ノ木へと走った。さすが夏休み、安曇川でアウトドアライフを楽しむ家族連れでにわかに賑わう朽木を出たのはいいが、湖西道路に乗るはるか手前で、琵琶湖大橋方面に行こうとする渋滞に2時間も巻き込まれてしまった。今までで最大級の渋滞だった。