7


 12日【カツラの谷】

 土曜日は、おっちゃんと久し振りに映画「剣岳・点の記」を観に行った。私は写友とレディースデイに行ったので二回目。一回目はなんばパークスシネマで隣の人のニンニクとげっぷにノックアウトされた。2回目は字幕スーパー付きで、せりふだけならいいのだが・・・、ゴォォォー とか ヒュゥー とかの効果音まで字幕に出るのでいまひとつ集中出来なかった。2000年7月22日〜7月27日に剣岳を目指して立山に入った事がありその時の事が思い出された。

 この時期は、天気もすっきりしないし、近畿の山は何処へ行っても山ヒル攻撃があるし、おっちゃんからの希望もないので先々週に引き続き“かつらの谷”へ行く事にした。

8:45登山口 崩壊場所の新しい登山道
 登山口を8時45分に出発。5分で崩壊場所、前回は新しく付けられた道を行ったが、自己責任(^^ゞ で崩壊後の旧登山道を行く。
標識 崩壊場所の踏み込まれた道
おっちゃんが足を上げた靴底の接した場所から山ヒルが2匹ヒュルルと立ちあがるのを見た。その後は山ヒルに出遭わなかった。

大桂 悪戦苦闘しています
 かつらの谷の大桂は、私と共に写すと大きさが分かる。

大岩に根が巻いている 駐車場に生えていたきのこ
 根が岩に巻きついている光景は、フォトコンテストで「パクリ」とか、「岩を抱く」とか題を付けているのをよく目にする。今回はメディアを忘れず入れて来たおっちゃんのデジイチ写真でお楽しみ下さい。で、私の写真と言えば・・・、いつもと同じ、変わりばえのない写真しか撮れなかった。観察中の花も咲いてなかったし・・・。

昼前には今回も てんくう温泉でイワナの塩焼きに舌つづみをうっていたのだった。


 20日【イクワタ峠】

 今週もおっちゃんからの希望がないので、去年11月、12月に行った時に“イクワタ峠”付近のシダの海が気になっていたので、梅雨の今なら綺麗に生え揃っているかもと決めた。

登山口 8:52 ヒジキ滝分岐 9:46 笹峠分岐 10:13
 栃生の登山口の広場に車を停め、8時50分に出発。今回も白い犬はいない・・・。おっちゃんに山ヒルがいるからスパッツを付けたらと進言するも、聞き入れられず。お墓があるあたりから少しの所で、おっちゃんのズボンに見覚えのあるものが付いている。「ヒルがついとるよ〜」と言うとあわてて靴を見たおっちゃん!! 靴にも〜! 「塩持って来たよ」とふりかけると下に落ちた。それから、何十匹の山ヒルを見ただろうか・・・。おっちゃんのズボンは白くて見やすいのですぐに見つかり捕る事が出来た。
足元ばかりみて慎重に登るから周りの様子を見る事が出来ない。人声が聞こえて来て3人の登山者に追いついた。

キツイ登りになる イクワタ峠 10:57 トンボが舞っている
 駐車場に車がなかったので、何処から?と聞くと、国道の水を汲む所があるそうでそこに停めてきたとの事。「山ヒルがいましたねぇ」と言うと、「まいりましたな〜」、女性はお腹に入っていたそうで、ヒルが入ってないか背中を見て下さいと頼まれたので見てあげた。手ぬぐいに少し血が付いていたが、ヒルはいなかった。「あなた達の後だから、山ヒルが起きて元気だったのね、もう行くの止めようかと思いましたよ〜」等と話して、waiwai隊が先行した。

シダの海 霧が来たり晴れたり
 思った通りにそこはシダの海だった。時々、霧もわいてきていい感じ♪ でも、いまひとつ前景になる良い木がない・・・。そこそこの写真かな〜。

 イクワタ峠から釣瓶岳方面 イクワタ峠付近 13:7 下山開始 14:0 山ヒルの被害なく無事下山
 しばらく写して、イクワタ峠に戻るとさっきの3人が写真を写していて、1人はハッセルブラッドで写している。峠辺りまでと言っていたが、写真を撮る人達だったんだ。釣瓶岳方面のガスがいい感じになるのを待っているようだった。私達は下りますと言うと、もう少し行ってみますと、釣瓶岳の方へ登って行かれた。

下りは、脱兎のごとく、特に山ヒルがたくさんいた下の方は走って下りた。車の所で、よ〜く検査をしたが、山ヒルは付いてなくて一安心。あんなにいたのに、被害がなかったのは奇跡的だ。先週は、渋滞に巻き込まれたので、温泉はパスして帰った。