2006年    




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 14日【焼尾山】
 3月21日に金剛山に行って以来、山に行けてない。

3月24日(土)は、朝から雨だったので奈良方面の山桜の下見ドライブとなった。結局、まだ咲いてないので空振りだったんだけど・・。25日(日)は、教室の先輩ご夫婦とwaiwai隊でミツマタの撮影に行った。まず、waiwai隊のポイントへ行ったが、先輩のポイントの方が写し易いとの事で、そちらへ行ったが、既に靄はなく・・。(-"-) 

ミツマタ 
 3月31日(土)は、撮影でいいよとの事で奈良方面へ。ピーカンの昼間では何も撮るものがなく、帰っていてふと見つけた落ち椿の絨毯、今晩は雨♪ こんな絶好のチャンスはないと、4月1日(日)は、落ち椿の早朝撮影となった。(*^_^*) その後は、西吉野方面の撮影ポイントを回ったが、今年の暖冬で既に花々は終わっていた。

落ち椿 落ち椿
4月7日(土)、8日(日)は、“山岳写真の山桜”の事で頭が一杯の私の提案で、「この時期咲いていると言えば雑誌に載っていた霞間ヶ渓、揖斐川辺りよ」と一泊で行った。行ってみると案外近く、大台ケ原、越前海岸などより近いくらいだった。

霞間ヶ渓 林道の山桜 春日の山桜 春日 春日
 カーナビがないので、地図を片手にあちこち走り回り、林道を見つけては行ってみたり、鎖がかかっていれば歩いてみたりしてポイントを探した。本では、4月中旬となっている所も暖冬で桜は咲いていた。本に載っている場所を見つけるのは得意(笑)なので見つけたが・・、結局・・、山岳写真の山桜に出せるような写真は撮れなかった。(-"-)


 14日(土)、やっと山へ行ける事になり、去年は今の時期、山はまだ雪が残り、waiwai隊は鈴北岳の福寿草を撮りに行っていたが、今年は暖冬だし、2003年は4月13日2004年は4月18日で咲いていたので丁度いい頃、途中で山桜も写せるかもと決めた。
鞍掛トンネル東口駐車場 鞍掛峠
 鞍掛トンネルの東口の駐車場には、既に12台が停まっていた。出発の準備をしている人達は御池岳へ行くのだろうか道路を歩いて行かれた。8時20分に出発。鞍掛峠に近づくにつれてゴーゴーと吹き上げてくる風の音が聞こえる。8時45分、峠に到着。鈴北岳と三国岳方面に分かれる。三国岳方面の尾根を辿る。

向こうにバイケイソウだけが芽吹いている 焼尾山頂上

 吹き飛ばされそうな風が吹きつけ歩き難い。登山道の左手下にはバイケイソウが芽吹いている。木々はクロモジか、アブラチャンかわからないが小さな黄色い花が咲いているだけだ。カタクリの葉はでているが、蕾はない。
 9時に三国岳と焼尾山の分岐を過ぎ、9時5分に頂上に着いた。今までの船原中電開閉所からのコースに比べたら、なんと早いんだろう。

イワウチワ バイカオウレン
 頂上付近は、イワウチワの絨毯になっている筈なのに・・、バイカオウレンと、か弱いイワウチワの花がちらほらと咲いて強風に耐えているだけだった。鉄塔の方に下ったら咲いているかと少し行ってみたが、咲いてなかった。引き返していると、単独の女性が休んでいた。「咲いていませんね〜」と話しかけると、「今年は暖冬なのでそろそろかな〜と思って来たのですが・・」とwaiwai隊と同じ様な考えで来たみたいだ。
 それでも、おっちゃんは一生懸命写していたが、結果は?? 無理よね〜。私はカメラも出せなかった。

鈴北岳・鈴が岳方面
 鈴北岳・鈴ヶ岳方面の谷筋が少し白く見えたが、やっぱり雪は少なかったみたいだ。1時間ほどで下山、峠から4,5人とすれ違った。「咲いていましたか?」と尋ねられたが、福寿草がお目当てだった。
 その後、朝明キャンプ場に山桜の探索に行ったがダメ、鈴鹿スカイラインを越えて帰ろうとしたが、トンネルで工事中通行止め、結局 東名阪自動車道〜名阪国道〜西名阪自動車道〜近畿道と乗り継いで帰った。


 20日【堂満岳】
 3月6日〜11日に京都市美術館で開催された『日本山岳写真協会 関西支部展』にiwahigeさんと、てるみさんが来て下さった時に、iwahigeさんから「花のいい時にご一緒しましょう」とお話があり、約束どおりに“山行きの案内”が届いた。
20日か、27日で都合の良い日と言う事で、27日は安曇野方面の撮影旅行があったので、20日が都合がいいと返事をしたところ、てるみさんもいいとの事で、実現の運びとなった。

レスキュー隊 タムシバと奥に山桜 山桜
 当HPのメールアドレスには、【MEIWAKU】メールがたくさん入るので、おっちゃんが自動的に削除する設定をしているのだが、当日の朝になって、溜まっている削除メールをチェックしていて、てるみさんからの電車の待ち合わせ時間が入っているメールを発見! 電話で話した時間に間に合うように検索していた電車より早い電車だったが、いつも待ち合わせより早めに行くようにしているので、間に合った。ところが通勤電車なので電車内では会うことが出来ず、湖西線に乗り換えの山科駅に到着。てるみさんがいないので うろうろしたが、湖西線が来たので乗ったら、てるみさんも乗り込んで来て会うことができた。京都駅で気分の悪い人を降ろすので遅れるというアナウンスで、降りて近江塩津行きに乗り換えたとの事。無事会えてよかったよかった。

 比良駅に8時42分に到着。iwahigeさんが待っていて下さった。詳しい山行記は
iwahigeさんの『ゆったり・のんびり山歩き』てるみさんの『摩耶山さん歩』に任せてっと。 (^^ゞ 

 イン谷口でレスキューの方達がレスキューポイントの点検に行かれるのを見送って、花撮影ツアーの私達はゆっくり出発! なんと! 山桜も咲いているじゃ〜ないの〜 山岳の山桜〜!! iwahigeさんが、せっかく “重いカメラOK、ゆっくり登りましょう”とメールを下さったのに、おっちゃんのデジイチしか持って来てないのよね〜。(-"-)

隠れ滝 iwahigeさんと てるみさん ミヤマカタバミ 初めてのイワカガミ バイカオウレン
 滝まで2分と標識があるけど、いつもやりすごす“隠れ滝”にも行った。登山道で、フデリンドウを一株見つけたのをかわきりに次々に可愛いお花が目にとまる。今日は、お花撮影ツアーだから、遠慮する事も時間を気にする事もない。(*^_^*)

 金糞峠のイワウチワと言ったら〜、可愛い〜♪ マクロレンズに交換して思う存分写した。ヽ(^。^)ノ

金糞峠のイワウチワの群落です。
マクロレンズに交換、玉ボケが出来ました。
可愛い三つ子ちゃん♪ バックの子達も入れました。
選り取りみどりの可愛さです。
今度は双子ちゃん。
バイカオウレンも楽しげです。
標準レンズに交換して山岳写真風に、落ち葉がちょっとね・
沢沿いに咲いていました。
こんな風に、ずっと咲いています。
登山道から、みんな向こうを向いています。
後ろ姿も可愛いわ〜♪
堂満岳への登山道の脇もこんな風に咲いています。
ここの子達は四つ子です。
バイカオウレンとの競演です。
なにか囁きかけてきます。
4人姉妹
ここは、これからのようです。
イワナシもこれから。
ショウジョウバカマとバイカオウレンが仲良く
枯れ木の中で咲く時を待っています。

 iwahigeさんに金糞峠から、奥の深谷のポイントにも案内して貰う。こちらは、まだまだこれからというところだったが、山岳写真としても撮れそうだ。マクロレンズだとアップすぎるので、標準レンズに交換。すると可愛いのがまた現れて・・、マクロレンズに交換。あ〜あ、なんとかならないのか・・、めんどくさい病が現れる。^_^;
 奥の深谷で昼食。お2人共、ご自分で握ったおにぎり、失格主婦の私だけローソンのおにぎり(笑)。金糞峠に戻り、心残りがあってはと再度撮影。堂満岳への登山道にも、ずっとイワウチワが咲いていて、誰も止める者がいないのでなかなか進みません。

 堂満岳でiwahigeさんがコーヒーを入れて下さり、しばし歓談。楽しかったわ〜。


シハイスミレ バリエーションルートを下りる イワカガミの蕾 いわかがみ
 下山は堂満東稜道を辿った。タムシバがいっぱい咲いていたり、クロモジが咲いていたりして気持ちのいい季節だ。タムシバと、コブシの違いとか話は尽きない。途中でノタノホリ方面にイワカガミの偵察に行くがまだ蕾だった。戻って、iwahigeさんがネットで知り合った方に教えて貰った沢沿いの道を下りる。去年9月25日におっちゃんと登った時、おじさまが登って来られた道のようだ。なかなかいい道だった。

waiwaiさんにおみやの鹿の角 拾った歴代の角
 そして、クライマックスは、登山口に着いてiwahigeさんが、ネコノメソウを写している間にワラビを見つけた私が、てるみさんに「ワラビよ!」と言うと、「生えている所を初めて見た」と言うので、「やっぱり、都会の子よね〜」、「お土産にするには、5本はいるわよね〜」と奥へ奥へとイバラの中を入っていて、見つけたのよ〜! おっちゃんが欲しがっていた【鹿の角】の完全版を (^_-)-☆

 「お土産が出来た〜!」と叫ぶ私に何事かとお二人ともビックリしていた。と言うのも、左端のは2004年9月23日〜26日(一の森)、中央のは2005年10月23日(蛇谷ケ峰)に拾ったもので、完全版をおっちゃんは欲しがっていたのよ〜、帰って見せたら今まで見た事がないくらい嬉しそうな顔だった。(*^。^*)

 iwahigeさん、てるみさん ネットで知り合っただけの関係ですのに、写真展にも来て下さるようにもなり、一緒に山歩きも出来るようになり、ほんとうにうれしいです。最近、あまり山に行けてないので、着いて行けるかと心配だったのですが、こんなお花撮影ツアーなら安心して行けるので、また誘って下さいね。