2006年    




  8


 11日〜14日 上高地 【蝶ケ岳】

槍ヶ岳遠望「山に恋する」’06上高地へ 

 27日 【白滝山】
 今週は家にこもりっきりだった。ただでさえ在宅拒否症候群で3日も何処にも行かないとストレスが溜まるのに、暇なものだからリウマチの事などをつい考えてしまい気分が落ち込んだ。おっちゃんは、人間ドック、毎日遅い帰宅と忙しそうだった。土曜日には気分転換に何処かへ出掛けられると思っていたのに、急に土曜日も用事があると言うので、ますます落ち込んでしまった。

 やっと日曜日、行き先も決まらず寝たら、やっぱり寝過ごしていつもどおりの6時に目が覚めた。比良山系なら近いけどな〜(奈良、鈴鹿方面だと2、3時間)、と言うことで久しぶりに滝の撮影も出来るしと比良・白滝山に決めた。
三ノ滝下り口 三ノ滝 大木の根 沢登りのグループ
 明王谷の林道を少し上がると駐車スペースがあり、アウトドアの家族連れや、沢登りのグループで賑わっていた。大駐車場の上にある駐車スペースが開いていたので車を停めた。この時期、登山者はほとんどが沢登りみたいで、若者が多い。中高年の7、8人のグループとwaiwai隊だけが普通の登山者だ。

 久しぶりに林道を歩く。
2002年12月1日に“烏谷山〜クルシ谷”に行った時に『平成14年度 語らいの森整備事業』で木を伐採した後に植えていたモミジや桜の木も成長して、草なども生えて自然が復活したように見える。25分で、いつもは素通りする三ノ滝の降り口に着いた。今日は滝の撮影も兼ねているので降りてみた。滝は遠くて、持ってきたカメラでは写せないが、滝見台の所に杉の大木があって根っこが凄いので写した。

 丁度、沢登りのグループが三ノ滝の手前に来た。どこまでも羨ましそうに眺めているおっちゃんだった。


牛コバにある登山口 沢沿いに登山道 白滝?
 伊藤新道出合で、白滝山にどちらから行くか相談して白滝谷コースから登る事にした。「林道の関係者以外通行止め」を無視した車が来て、牛コバの手前にある駐車場に停めた。歩いて来ている人の事も考えて欲しいものだわ。

 急な段になった岩の登りの所は、手で岩を突かないといけないが、それが痛いのでつらい。木の根を持ったりするのは大丈夫なんだけど・・。沢沿いの登山道を一時間程で白滝が見えたので撮影タイム。

 夫婦滝オトワ池 長池 カシラコ池
 夫婦滝の手前にある休憩所には、何組かが休んでいた。夫婦滝方面へ降りて、おっちゃんが写真を一枚。滝つぼに降りれるのか道は続いているが、崩壊しているのかロープが張られていた。

 休憩所でおにぎりを食べていて、こめかみをブヨに刺されてしまった。高校生と先生だろうか、学生が大きなアブがブーンと来るので騒いでいる。人がたくさん来る所に虫が寄って来るんだわ〜 (>_<) 大抵の人はここから木戸峠〜打見山に向かい、ゴンドラで下山するのだろう、中高年のグループも学生のグループも木戸峠方面へ。

 waiwai隊は早々に引き揚げてオトワ池に向かう。静かな登山道、左から靄が流れてきていい雰囲気だ、期待に胸が膨らむが着いてみれば・・、池のまわりに木が多すぎていまひとつ写す気にならない。登り始めから、足の指、裏が痛いし疲れたので「待っているから、写真になるかどうか長池に行って来たら」とおっちゃんを送り出し、待っている間、ずっと少し先で休憩しているグループの“妙に高揚した”話し声が聞こえる。

 戻って来たおっちゃんが、今は水もないカシラコ池辺りがいい雰囲気だと言うので行ってみたが・・、広角レンズではどうにもならない。
一面のシダ白滝山 
 オトワ池を後に白滝山へ向かう。先行のグループが休んでいた辺りは、一面のシダが美しい。
2002年10月27日(蓬莱山〜白滝山)に来た時は、薮漕ぎみたいな道だったのに歩き易いと思ったら・・・、どうした事か、笹が全部枯れている。後に生えるような芽もないのでもう生えないのだろうか・・。

 あっと言う間に白滝山に着いて、記念写真を撮っただけで伊藤新道の下りにかかる。つづら折れの急な道だ。少し下りた所で先のグループの人達だろう4人が、立ち止まっている。そのうちの1人の膝のサポートの不具合を引率者(?)が直していた。この急坂、あれでは大変だわ・・。少し下りると、残りのグループの人から遅れた4人の事を聞かれた。沢にぶつかった所で「4年前に来た時にオトワ池で会った人が仲間が迷ったと言っていた場所はここよね」と話しながらコーヒーをわかして飲んでいると、女性が1人下りて行った。

 コーヒーを飲み終えた頃、三々五々グループが下りて来たので腰をあげた。沢沿いの道になり、先程の女性が待っていたので、「私達が休んでいた所まで下りて来てましたよ」と声をかけた。グループで来ると力量の差や、いろいろなアクシデントが起こるので大変だ。
ワサビ大滝  伊藤新道出合
 ワサビ大滝の水音が聞こえるようになり、トラバースするあたりは崩壊が進んでいて怖かった。ワサビ大滝を写して帰る頃にグループが下りて来て、石が落ちて来たりしたので早々に通り過ぎた。

 伊藤新道の出合で、わらじをはいた沢登りの4人グループも帰るところだった。行きには見当たらなかったので、「ここらに水場があったよね」と注意していると、枯れ木や砂利が落ちてきて埋まっている所がそうだった。てんくう温泉に行く為に、春に通行止めだった国道367号を走る。りっぱな迂回路が出来ていて、手付かずの崩落を見たが、相当上の方から崩れているので復旧は大変だろう。

 てんくう温泉も夏休み最後の日曜日でごった返していた。そして、渋滞を避けようと遅く帰ったのに、いつまでも続く渋滞だった。