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 5日〜6日【白山】

 平瀬道・大倉尾根からの別山三峰を望む

 13日【滝下の天狗塚】

 作業小屋(?)と滝下の天狗塚を望む

 27日【蓬莱山〜白滝山】
    

 2,3日前に、山と高原地図の比良山系に入っているコースガイドの“葛川越”(昔は荷車が通れる位の広い道だったらしいがいまは崖崩れや浮石が多く不明瞭になっているらしい)を見せて、「ここにも行かんといかんなぁ」と言うので、てっきりここへ行くものと思っていたのに、湖西道路に入って1つ目の料金所を出たところで地図を広げて「さぁ、どうするか、小女郎谷からはおもしろくないし、坊村の方から蓬莱山に行くか・・」「坂下から登って、平に降りて道路を歩いて車にかえるか」というので、「バスの時間を見てからにしょう」と坂下から登ることに決めた。

 坂下トンネルの手前から旧道に入り神社の横に車を停め、バスの時刻を見ると13:30になっていて一本しかない。どうにかなると7:40に出発した。植林の道を登ると、自然林になり、またうっそうとした植林を登る、赤松がたくさんあったので、マツタケはと見るが・・・。やがて主稜線になり、背丈ほどのクマザサになったが路ははっきりしていて歩きやすい。2時間ほどで小女郎ケ池に着いた。伝説の由来を読んだりして一息いれた。小女郎峠では山肌の紅葉や琵琶湖の展望が綺麗だった。
 峠から蓬莱山までの登山道で、やっとゴンドラで来た観光客とあった。頂上からは武奈ケ岳〜釈迦岳等が展望できた。

   

 打見山まで行って下山する予定だったが、リフトや観光客を目の前にして気をそがれ、スキー場のパノラマコースを利用して、この前坊村から武奈ケ岳に行った帰りに見つけた、白滝山の登山口へ降りようと予定変更した。パノラマコースの途中で3人の方がスキーの準備の作業をしていたので、挨拶をすると「気をつけて」と言ってくれた。パノラマコースの終点から、びわ湖バレイキャンプ場までは回遊コースになっていた。自動販売機があったので缶ビールを二人で飲んだ。

 夫婦滝方面へは整備された“ハイキングコース”となっていた。湿原みたいなところに木道がつけられていて、クリンソウが咲き残っており綺麗だった。「これが見えただけでも来たかいがあった〜!」と写真を撮った。しばらく歩くと、工事関係者らしい人とすれ違った。その先に、真新しい桟道があった。「紅葉シーズンのための整備かなあ?」と話しながら降りていくと、3〜4名のグループが次々と上がってきた。

 夫婦滝の手前の分岐を左に“伊藤新道”へ入る。先程までとは打って変わり、路は不明瞭となり赤テープを辿るようになった。しかし、30分弱で音羽池に着いた。ここで、コーヒータイムとした。親子?の男女と、単独の男性が白滝山から降りて来て長池へ行った。しばらくして、男性2人連れが来て「3人きましたか?」と聞かれたので、「・・2人と・・1人だったら、長池に行きました」と答えると、「先行の人に着いて行ったら、道がなくなり5人とも迷ってしまってん。1時間程うろうろしてんやけど、どこで間違えたのか不思議やねん」と、何度も何度も言うので、おっちゃんが「沢登りのテープだったのかも・・・私達も初めてなので、間違うかなあ?」と言うと「あなたらは、大丈夫でっしゃろ」との事。何故なんだ?

 とにかく白滝山へと出発する。“おっちゃんの好きそうな”藪があらわれて、頂上へは10分ほどの登りだった。二人ずれが寝そべっていた。白滝山からの下りは急な道で、滑り落ちそうな道が続いていた。沢を渡る所で、下から登るとまっすぐ登る踏み跡があり、赤テープが着いていた。たぶん、ここをまっすぐ登ったのだろうといいながら、ワサビ大滝を見て、一気に坊村まで降りた。

 坊村でバスの時刻を見ると、15:46の便があったが1時間15分もある・・、ちかくの食堂でおっちゃんは“うどん”、私は“よもぎそば”を食べ時間をつぶした。バスの時間が近づくと10人くらいの登山者と、小学生の一団がバスを待った。こんなに乗れるのかと心配していると、2台やって来た。私達はてっきり、旧道は通らないと思い、トンネルの手前で降りて歩こうと思っていたのだが、1台は葛川経由で旧道を通るので、坂下へも寄るとの事でうれしかった。
 比良山系はいろいろなコースがあり、こんな事も出来るのか・・とだんだんわかってきて楽しい。

 
比良の縦走のコ−スは、Y字型となっている主稜線の縦走だけでなく、横断さえも日帰りで可能というコースがいくつもある。つまり、組み合わせは登山者に“お任せ”ということだろうか?さして高くはないが、自然の豊かな山域もあり、“見捨てた”ものではないゾっと・・・いう思いがしてきた。(waiwai記)

 
31日【割石東山〜石墨山】
    

 帰省しても、私事で「てんやわんや」状態ですが、一度は山へ行かないと気がすまない。おっちゃんは天気がよければ、ツェルト一泊で、ある尾根を縦走する計画を私に打ち明けていたが・・・。あいにく、天気は今日は昼から下り坂、明日は雨・・・という訳で石墨山に決まった。

 登山口は紅葉が綺麗かも(?)と、黒森峠にした。4月7日に割石東山へ行った時は、展望が全然なかったので“まだ石鎚山が見えてるうちに”と、まず割石東山へ登った。まだ10月だと言うのにうっすらと雪をかぶった石鎚山が見えた。
 黒森峠の登山口は伐採されていて、路もよく見ないと判りづらいが、右の方に上がると防火帯に出て、後は快適な尾根道となる。紅葉はいまひとつだった。東温高校の小屋の前から見た石鎚山は早くも雲の中だった。
 此処から始まる尾根道の急登を、私は手を使わず足だけで登る事にして一生懸命に登った。稜線に出てからの気持ちのいいブナ林の紅葉はもう終わりで、岩場の下は見頃だった。頂上は石鎚方面の展望もなく、風も強い為、早々に引き揚げた。
 からかいの滝の駐車場で、時間があるし滝に下りてみるか、という事になり行ってみたが結構遠かった。