12月
3日【釈迦岳】
先週はまだ2人とも風邪で体調が悪いし、朝になっても行く場所が決まらなかったのでドライブがてら撮影に出掛けた。撮影場所を決めないまま能瀬方面に走っていると、ルリ渓の標識が見えたので行ってみる事にした。
駐車場で降りてみると遊歩道があるみたいなので、カメラを持って少し歩いてみる事にした。
紅葉はすっかり終わり、落ち葉で埋まっていたが、渦あり、滝あり、急流ありで結構楽しかったのだが・・、ちょっとのつもりでお茶もおやつも持たずだった。遊歩道の下の方でお茶屋を見つけたので覗いてみると人がいるので入ってみると、店主夫妻だった。開店休業みたいだったが、きつねうどんと、にしんうどんを注文した。味はまあまあだったんだけど、もう少し綺麗に掃除が出来ていたらね〜。
おばさんの勧めで、遊歩道の終点まで下りた(たいした事なかった)のが運のつき・・。ポツポツと雨が降り出したので、私が先にたち急いで駐車場まで帰る途中で、それまで下りばっかりだったのに登りになったのに慌てたものだから、自律神経がおかしくなって心臓がパクパクして治まらなくなった。途中で道路に出る所があったので、おっちゃんに駐車場まで行って車で来て貰う事にしたんだけど・・、そんなに遠くなかったのよね〜。
簡保の温泉に入湯し、途中で美味しい焼肉も食べたら元気になったのだけど・・。(*^_^*)
そんな事もあったので、厳しい所はダメよと比良山系に決めた。
8時50分にイン谷口の駐車場を出発。閑散としたリフト乗り場を横目に27分程で神爾谷との分岐に着き、釈迦岳に行く事にした。久しぶりの山だし先週の事もあるので、おっちゃんにゆっくりよと言ってある。おっちゃんは人を連れて行ってあげる時のペースとりが上手なので、今回も丁度いいペースで楽だった。10時にロープウェイ駅に着くと、下で会った方が休んでいた。元気なおじさまが追い付いて来たので道を譲った。
10時13分にカラ岳との分岐。霜柱が少し出来ていて粉雪が時々舞うが積もる程ではない。休憩中のおじさまを抜き、ゆっくりのペースで「うさぎと亀」の童話通り(笑)、10時45分に一番のりで釈迦岳に着いた。と言うのは、一番早く登り、ロープウェイ駅で会った方がカラ岳方面から来て、私達が先に着いているのを見て「分岐があったのですか? 気がつかなかった」と言ったから。
テルモスのお湯でインスタント味噌汁を作り、おにぎりを食べていると、年配のおじさまが来て「1ヵ月前に来た時にはあったのに、比良ロッジも山上駅も更地になっとる、寂しいもんじゃ」と言うので、「前はビールを楽しみに登っていたのに」とおっちゃんが答えていた。
比良ロッジはすっかり片付けられて跡形もない。工事の為のプレハブと資材のみがある。車などにも網が架けられ吊り上げるようにロープも架けてあるので、ヘリコプターで降ろすのだろう。山上駅はモニュメントのような岩がポツンと残されて、いっそう寂しい。冬は目印が無くなって迷わないといいのだけれど・・。
下山は、おっちゃんは神爾谷を下りたいみたいだったが却下しダケ道を下りた。木々はすっかり葉を落として、下の方にクロモジの黄葉だけが残っていた。おば様2人の話し声がずっと聞こえていたが途中で抜いて、河原に下りたあたりでコーヒータイムとした。今日出会った登山者は9人だった。
比良トピアに入湯し、早かったので渋滞にも巻き込まれず15時30分には家に帰った。
24日【蛇谷ケ峰】
今年も押し迫って来週は愛媛に帰省するので関西の山の納会だ。去年とうって変わって暖冬の為に比良にもまだ雪は降ってないだろうか・・と蛇谷ケ峰に決めた。
前々回(2004年1月12日)は、てんくう温泉から登り カツラの谷コースで下り、前回(2005年10月23日)は、桑野橋から天狗の森経由で登り かつら谷コースで下りた。今回は、カツラの谷コースから登ろうと“いきものふれあいの里”の駐車場に車を停めた。既に男性が一人冬服のヤッケを着て準備をしていた。軽アイゼンを持って来たが、途中の湖西道路から見える比良山系に雪が見えないので持って行かない事にした。
8時30分に出発、登山口に通行止めのロープが架かっている。大桂の所の上が崩れているのかな〜、最悪危険なら大桂の所まででも行ければいいので行ってみる事にした。5分程で2つ目のロープが現れた。その先が少し崩れていたが、なんの事はなくて、カメラ係のおっちゃんも写してない程だ。少しで分岐があり上の方の道を行くと8分程で3つ目のロープが現れて、反対向きに通行禁止の札が架かっている。と言う事は、さっきの少し崩れている所なの〜?
おっちゃんは、最近発見された大桂(幹周り8、46m 滋賀県で4番目)を見に行くつもりだったのかもしれないが、沢に向かって降りる最後が危なそうなので、私の状態をみて止めたみたいだ。
遊歩道のような登山道を歩いていると、鹿の親子がこちらを見ている。駐車場から50分で大桂の所に来た。ここまでは、登山の人だけでなく、生きものふれあいの里に来た家族連れの散策路になっているので通行止めにしているのかな〜。何も写すものがないだろうと思ったが、一応カメラと広角レンズ1本を持って来たので写した。モデル(笑)がいると大きさが判るが、普通に撮ったのでは判らないだろうな〜。剣山のトトロの森の大桂とは全然違い木肌もつるんとして痛んでない、標高が違うからかな〜。おやつを食べたり、なんだかんだで1時間程過ごした。
10時20分に出発、カツラの谷の左岸を登るようになる。シメジのようなきのこがたくさんついている。やがて谷を渡ると祠があって尾根を登るようになる。広い登山道は階段状に整備されているが、これがしんどいのよね〜。
直登コースとの分岐にも通行禁止のロープが架かっている。その分岐で5,6人のグループが休んでいて、カツラの谷の様子を尋ねられたので、「大桂の上が崩れているのかと思っていましたが、下の方が少し崩れているだけで大丈夫でした」と答えると、一眼レフのカメラを持った方が「じゃ〜、行ったらよかった」と言われるので、「大丈夫ですが、帰りに行くかどうかは自己責任でお願いします」と答えた。^_^;
ここから頂上までは、いままでにも増してずっと階段状でしんどいが、頂上はすぐそこだ。早くも女性二人が降りてきた。11時20分に頂上に到着。雪はないが、釈迦岳、武奈ケ岳方面はさすがにうっすらと雪が積もっているようだ。先程のグループ、中高年のご夫婦、単独の男性と登って来た。味噌汁と巻き寿司を食べて20分くらいで下山開始。
帰りは直登コースを下りる事にした。15分毎に分岐がある。15〜20人の団体さんとすれ違い2つ目の分岐を下りていると、左手につづら折れの登山道が見えて二人登山者が登っているのが見えた。「あの道はなんなの?」とおっちゃんに聞くも、今日は地図を忘れたとの事。3つ目の分岐の標識に「サンショウウオの谷」とあるので、その道だったのだろうか。
生きものふれあいの里でコーヒータイムとした。ここには、いろいろな散策路があるので迷い込むと、なかなか駐車場に行けないので慎重に戻る。13時にはガラガラに空いたてんくう温泉に着いた。「時間が早いから? それとも、この季節は空いているのですか」と従業員に聞くと、「12月の日曜だからです」との返事だった。雪でもあれば、朽木スキー場の家族連れも帰りに来るだろうけど・・。
飲酒運転はいけない事だけど、温泉の後、食事しながらビールを一杯のんで1時間ほど休んで帰れば・・・
でも、最近は絶対そんな事はしません、させません。(^^ゞ
国道を帰っていると、中年の登山姿の男女が仲良く手をつないで下山口からバス停まで歩いているのが見えた。ちょっと意外だったので、「手をつないでた〜?」 とおっちゃんに聞くと、「つないどった」との返事。「今度、つないでみる?」と聞くと、照れて返事のないおっちゃんだった。(^^ゞ