11月
3日【前鬼・小仲坊】
11月5日・6日は日本山岳写真協会関西支部の撮影会で芦生原生林に行く予定だったが急に中止になったのでwaiwai隊でどこか行けると計画をもちかけたら、おっちゃんは5日(土)は仕事という事で残念。3日は午後から雨との天気予報だし・・、撮影しかないねと、去年7月18日・19日に前鬼から釈迦岳に登った時に、小仲坊で売っていたポストカードで大きな栃の木があるのを知った。去年の秋に撮影に行こうと思っていたが行けなかったので、山歩きも出来るしと提案したらOKが出た。
そんなに早く行かなくてもよいね、と6時起きの7時出発となった。169号線を上北山村に向かって走っていると良い靄が上がっている。早く行かないと靄が消えてしまう〜と、気があせるが仕方ない。前鬼口の前鬼橋の一つ手前の橋で5、6台車が停滞しているので、どうしたのかと見ると事故のようで対向車線のトラックの前がグシャグシャになっている。あ〜あ、靄が〜と思っていると、運転手が出て来てこちらの車線の車を誘導して通れるようになった。
約3時間かかって“不動七重滝”の展望所に着いた。他の場所には靄があるのに、滝にはなし・・。1枚だけ写して、前鬼林道の車止めゲートの手前の駐車場に車を停めた。車が一台、ゲート近くには3台停めてあった。前回は登山道に大きな木が倒れていて苦労したので、林道を歩く事にした。林道からの紅葉はあまり赤い色のはなくて黄葉が多い。林道脇の木が邪魔でいい撮影ポイントはない。老夫婦にすれ違ったが、奥駆けを歩いて来たのだろうか?
一時間弱で小仲坊に着いて一休み。栃の木の詳しい場所を聞こうと小仲坊に行ってみるが、雨戸が閉まっていた。トイレは水洗で気持ちがいい。宿泊所の方は鍵はかかってなくて泊まれるようだ。(4千円入れてくださいと張り紙)
栃の木の場所は、おっちゃんは記憶にないそうだが、去年聞いた事をたよりに行くしかない。釈迦岳への道を標識やロープに導かれて登る。どれくらいかかるのだろうと不安に思っていたら、案外簡単に20分位で登山道から少し離れた所に栃の木の大木はあった。ヽ(^。^)ノ
こんな木の前に立ったら・・、圧倒されて言葉はない。おっちゃんは手前にザックを置いてあちこち撮影ポイントを探している。私は新しいカメラしか持って来てないのでじっくりと構えているのに、遠くで「靄がでとるよ〜」とおっちゃんが叫んでいる。良い木はなさそうな所なので「良い木はあるの〜」と聞いても聞こえないみたいだ。こんな素晴らしい木があるのに、靄があるくらいで呼ばないでよ!^_^; と撮影していると今度はおにぎりを食べると言う。食べていると靄が大栃の所まで来たので撮影再開! 「靄が降りてきたぞ〜、今じゃ〜」と言われるが・・慣れないカメラなのでどうしょうもないわ・・。
超広角のレンズで撮ってるのにウロウロするから・・、おっちゃんが写ってしまったじゃないの〜。
この場所でしばらく居たいのでコーヒーを入れようとした頃には雨が降って来た。これを機に引き揚げる事になってしまったけど、心残りだった。下山中に大きなザックの男性2人とすれちがった。「水場に水はありましたか?」と聞かれたが「そこまで行ってないので・・、弥山までですか?」と尋ねると反対の天狗山、地蔵岳、涅槃岳方面へ行くと言っていた。
そして、雨が降って来たお陰で不動七重滝には靄がかかっていたのだった。(^_-)-☆
入乃波温泉“山鳩の湯”に入湯の予定だったが時間が間に合わないので上北山温泉に入湯して帰った。
靄にも間に合わず不本意ですが、千代の写真(クリックすると大きくなります)です。慣れないカメラのせいにしとこ〜。(^^ゞ
5日【二ノ滝・明神滝】三之公
おっちゃんは土曜出勤のうえに超勤で疲れているのだろう「明日はどうするの?」と聞くと「近場なら撮影でいいよ」との返事。私も写友と行者還林道・御船の滝・曽爾高原と撮影に行って帰ったばっかりだし、休んでもいいな〜と思っていたので明日起きてから決めようと言う事で寝た。
8時頃起きて天気予報を見ると、午前中は曇りで午後は降水確率は高い。雨でもいい所となると・・思い浮かぶのは滝しかない・・でも遠い・・、近場と言ったって紅葉はまだだし・・。7月30日に行っていい所だったので秋も見たいと思っていたので、「遠いけど・・少しは歩けるし(滝まで40分)、秋はどうなっているかみたいし・・」と説得、また遠い169号線を走る事になった。
大阪側は雨足が強かったが、奈良に入った途端に小降りになった。入之波温泉へ入る所で前を走る車の二台ともが温泉方面に入り山鳩湯の駐車場も道路脇までも車が溢れている。奥に行くのはwaiwai隊の車のみ。二ノ股出合で車が二台停まって撮影しているのが見えた。三之公出合の紅葉が綺麗だったので撮影した。私の新しいカメラはズームレンズじゃないので、余計な物が入って撮るのが難しい。
カクシ平登山道の駐車場で準備をしていると、男性2人の車が来て「どこまで」と聞かれたので「明神滝で撮影です」と答えた。「もう山ヒルはおらんやろうね」とヒル談義をした後、滝へ向かった。2人は今日は仲間と、行者還り岳への登山の予定だったが、雨で中止になったので下見に来たとの事だった。
夏は暑いし山ヒルは多いしで大変な所だが、快適に歩けて30分で明神滝の上の二ノ滝に着いた。この前より水の量が増えている。最近は、おっちゃんもアマチュアカメラマン化して一生懸命撮影している。このあたりは期待に反してあまり紅葉してなかった。
明神滝の横は少し紅葉していたが色はあまりよくない。家を遅く出発したので3時には駐車場に帰ろうと早々に引き揚げた。途中の谷に4、5人の家族連れの姿が見えた。駐車場には川上村の小型バスが停まっていて、運転手が待っていた。こんな天気でも予約していたので来たのだろう。
林道から見て綺麗な紅葉の所も、川に降りてみるとたいした事なくて・・、やっぱり谷でないとダメなのね〜。 そして、今回も入之波温泉“山鳩湯”の終了時間の5時に間に合わなくて温泉はお預けだった。
今回の新しいカメラでの、二ノ滝はスキャナが読み込まず、明神滝は真っ黒の全滅でした。(-"-)
今までの35ミリカメラはマルチパターン測光で撮っているが、今度のカメラは中央の二重像合致ゾーンで測光しているのでダメだったのか・・。
露出の勉強をしなくてわ!