2019年3月14日(木)〜3月26日(火) 於:ギャラリー古都
 

 3月12日(火) 搬入

 2014年6月20日(金)〜6月26日(木) 富士フイルムフォトサロン東京
 2014年10月3日(金)〜10月9日(木) 富士フイルムフォトサロン大阪
 2014年10月30日(木)〜11月3日(月) フジグラン松山

 と、「精霊の森 森遍路」写真展を済ませています。写真集や写真展でお世話になっている写真工房 匠 より、「京都でも開催しないか」とのお話しを頂き、以前の写真展から4年余り経っていますが、多くの方に観て頂きたいと、準備期間はあまりなかったのですが開催させて頂く事になりました。

 飾り付けは全部 写真工房 匠 にお任せしました。

 

 3月14日(木) 初日

 川内インターを6時15分発の高速バスで梅田に着き、阪急電車で京都河原町まで行きました。会場には昼過ぎに着きました。ビルの一階には案内ポスターが立てられていました。


 早速、写真教室・写真クラブの矢野建彦先生からお花が届きました、有難いことです。

 お任せしてあった展示も、前回と同様に写真集の構成でもある、森の目覚め・命の循環・移ろいゆくもの・光と闇の森 の順に展示されていました。

 森の目覚め

  眠っていた森に 光が射し始めると 小鳥たちのさえずりとともに
  雲が湧き 流れ 色彩が現れ 命の鼓動が聞こえてくる
        
    
 命の循環

  様々な命が 森の中で誕生し 生き やがて朽ちて土に還る
  季節が巡り 新たないのちが 再び芽生える
    
     
   
 移ろいゆくもの

   春の訪れとともに 花たちが咲き始め 夏 秋 と季節が進んでいく
  冬 雪が降り積もり 滝は氷に閉ざされる
  再び春が来て 降り積もった雪が融けて 森を巡り潤す
            
   
光と闇の森

  
太陽が沈み 鳥達がねぐらに帰る そして 夜のとばりが下り
  月が昇り 星が流れる
  闇の中でも森は眠らず 必ず来る朝を待っている
 
         
        
 
  まずはグルっと見て懐かしさと嬉しさがこみ上げてきました。2014年の写真展の富士フイルムフォトサロン東京の時は、わいわいさんが闘病中にも関わらず無理して来てくれていたし、富士フイルムフォトサロン大阪の時はわいわいさんが自家末梢血幹細胞移植で入院中だったので一人でしたし、フジグラン松山の時はわいわいさんが一週間前に退院したばかりでした。これまでは、たくさんの方に助けられながらの写真展でしたが、今回は病気が寛解したわいわいさんも一緒なので気軽な気持ちで開催出来ました。

 全部お任せの気楽な写真展で、2週間ある会期のうちの3月14日(木)〜17日(日)までの4日間(この一ヶ月に関西で3回も写真展があり、その都度出掛けてきていたので)しか会場に居なくて観て頂く方には申し訳ない思いでしたが・・・。
ギャラリー全体の様子 
    
 
 

 今回の写真展は、2014年10月に富士フォトサロン大阪で開催しているので、会場が京都とは言え同じ関西圏です。アンコール展という事で、マスコミにもアプローチせずひっそりと開催しました。それで、前回来て頂いた方にもあまり案内状を出せませんでした。案内状を、2月22日〜28日に開催された「匠メンバーズ展」、3月5日〜10日に開催された「日本山岳写真協会・関西支部展」の時に受付に置いて頂いたり、山岳写真協会展の案内状を出す方に封書で案内状を入れたくらいでした。

 間もなく、京都在住のYさんご夫妻が、写真仲間とともに来て下さいました。以前は愛媛に撮影に来られていたので、一緒に撮影に行った写真もあり懐かしいと言って熱心に観て頂きました。大阪在住中の写真教室の仲間のNさん(匠メンバーズ展、日本山岳写真協会・関西支部展)この一ヶ月の間に3回も来て頂きました。奈良から同級生のFさんご夫妻が来て下さいました。J.N.Pの元会長の山本一さんも来て下さいました。以前、立山で同宿しそれ以来写真展に来て下さるKさん、「匠メンバーズ展」で同じ日に当番をしたFさん(お知り合いにも紹介して頂き数人が来てくださいました。)、JAPA(JNPの会員でもある)の仲間のYさん、わいわいさんの元職場での知り合いSさん等が来て下さいました。HPやブログでこの写真展を知り来て下さった方もいるようでした。

 初日が終わり、京都在住のYさんご夫妻と京都駅で待ち合わせ、観光客があまりこない店に予約を入れて下さっていて美味しい料理をご馳走になりました。



【waiwai記】
 前回のこの写真展開催の時期には、小生は闘病の真っ只中でした。そして、文中にもあるとおり、前回開催の大阪展(2014年10月3日〜9日)の際には退職まで務めた地にも関わらず、出席が叶いませんでした。大阪での8年間の得難い友人たちとの交流が楽しみでした。


 3月15日(金) 二日目
  

 開場は11時からなので、ゆっくりとホテルを出て、開場時間まで河原町辺りをぶらぶらしました。
 在籍していた奈良の写真クラブのTさんがトップを切って来て下さいました。以前、買って頂いた写真集を持参して下さりサインを求められました。下手なサインてすが・・・。「直近一ヶ月の間に3回写真展に皆勤」のTさんにはいつもお世話になっておりますと、わいわいさんもご挨拶。同級生のMさん、Nさん、Hさん、Nさんの4人が揃い、これから同窓会等の話をするそうです。夕方が近づいてくる頃、わいわいさんの元同僚が集まり始めました。そして、閉館と同時に阪急電車で西院へ向かい、居酒屋で楽しいひと時を過ごしたのでした。
 

 【waiwai記】
 今日は、小生の病気の見舞いにわざわざ大阪から駆けつけてくれた人達を中心に、居酒屋へと誘われました。もちろん、相棒も見知った人たちなのですが、全員の名前と顔が一致しているわけでは無いようです。そんな中で、奈良在住の友人が先日来、写真を撮り始めたと聞きました。


 

 3月16日(土) 三日目

 

 今日も「直近一ヶ月の間に3回写真展に皆勤」のYさんが来て下さいました。そして、入口を見てビックリ! 直前に蜂窩織炎で体調が悪いとメールがあった横浜のyoshibeiさんが立っているではありませんか。富士フイルムフォトサロン東京の時には、スウェーデンに在住していて帰国し観て下さる予定でしたのに怪我をして来れなかったのです。よくよくこの写真展に縁がないんだわと思っていたのですが、なんとか回復し来て下さったのでした。

 京都という事で外国人も来られ、芳名帳にBeautiful photoguraphsとか、very good!!と書いて下さっていました。JAPAのKさん、もう一人のKさんが来て下さったので、日本山岳写真協会のFacebook用の写真を撮って送って貰いました。中学時代の同級生がご夫婦で山岳写真展とこの写真展にも来て下さいました。写真クラブの仲間だったTさんは、愛媛にも年一度は撮影に来ているそうです。

 京都の人は、名前や住所を書かない人が多いけど気にしないようにと言われていました。最近の個人情報の事があるからですね。昨日、Yさんに連れて行って貰ったビルの別の店で夕食をしましたが、予約してなかったのでカウンター席で長く待たされました。


【waiwai記】
 yosibeiさんとは、いつ以来でしょうか。東京での「それぞれの山展」以来ですから、そんなには時期を経てはいませんでした。

 

 3月17日(日) 四日目

  開場と同時に、写真教室の仲間のSさんが来て下さいました。会場の住所(蛸薬師東側塩屋町)は、がん封じにご利益があるとかで、「自分のすい臓がんの時に息子が貰って来てくれたお守りを納めて、新しいのを貰ってきた」と言って、ご主人も貰ってきたらと言って下さいました。JAPAのAさん、山関係のYさん、山岳にも来て下さったHさん等が来て下さいました。わいわいさんが蛸薬師へお守りを貰いに行って帰った頃、滋賀県在住の姪が家族連れで来てくれました。姪家族が帰った頃、入口でニコニコしている人がいます。わいわいさんの元同僚のKさんで、案内状を出したつもりが漏れていたみたいだったのですが、Sさんの奥さんから聞いたと言って来て下さったそうです。久し振りに会えてわいわいさんも嬉しそうでした。山のhpで知り合った摩耶散歩さんが来てくださいました。本当に久しぶりです。人生いろいろな試練が重なりましたねと話しました。

 梅田17時10分発の高速バスで帰らないといけないので、来場者が途絶えた15時頃に会場を後にしました。私達が帰った後にも、芳名帳に「お元気ですか」と書いて下さったKさんなどが来て下さっていました。

 
【waiwai記】
 がん封じのお守りの件を聞き。早速、買い求めに行って来ました。写真展の会場の傍の信号を渡り、蛸薬師通りを暫く行くとすぐに分かりました。次週に、上半身の造影CTが控えているので、その願掛けですね。
 
 

 3月18日(月)〜26日 最終日

 5日目から最終日までは、ギャラリー古都にお任せにしておりまして、作品と共に帰って来た芳名帳を見て、確認しておりますが、直接お礼を言えず申し訳ございません。

 摩耶散歩さん繋がりで、大阪の時にも来て下さったSさん、JAPAのYさん、写真教室の仲間のMさん、写真クラブの仲間だったAさんとYさんが、「直近一ヶ月の間に3回写真展に皆勤」で来て下さっています。
JAPAのHさんがご友人に紹介して下さり月曜日に来られるとメールがあり、25日(月)に来て下さっていました。
奈良のJNPのTさん、JAPAのYさんと、元JAPAのUさんが揃って来て下さったようです。

 写真工房匠のSさん、JAPAのAさん、案内状もお出し出来てないのに山関係の高御位山さんも来て下さっています。
JAPAの上ヶ〇さんは、「日本山岳写真協会・関西支部展」の時に、観たいのですが来れないと言われていたのですが、急きょ大阪へ行く用事ができたとかで来て下さっていました。

 26日に、写真教室・写真クラブの矢野先生から電話があり、写真教室の仲間のKさん、Oさん、Sさん、Tさん、Hさん達と会場に来て下さっているとの事、「みんなにどうして案内状を出さなかったんだ!」とおしかりの言葉(^^ゞ でしたが、まるっきり同じなんで、二度も観て下さいとは言えなかったのよね。大阪の時に、用事があり来れなかった方が今回観て下さったのは良かったです。

芳名帳によると、他に写真関係の方々が来て下さっているようです。一番最後に記帳頂いた女性は、「二回目来ました。」と書かれていたので見てみると、24日にも来て下さっていました有難い事です。来て下さった皆様、本を買って下さった皆様、本当にありがとうございました。


 この『精霊の森 森遍路』写真集と写真展は、私の写真を習い始めてから10年間の、集大成です。その後、足踏み状態ですが、これを機に又新しい私の作品を発表出来る日が来ることを祈りつつ。

                                                   やのみちよ



【waiwai記】
 前回の写真展の最後に

『小生の闘病生活が始まるのと同時期に写真集の発売と東京〜大阪〜松山の写真展の開催が重なってしまい、この間、十分な手伝いが出来ませんでした。生憎、大阪での写真展には間に合いませんでしたが、松山での写真展にはぎりぎり一週間前の退院で、間に合いました。小生の体調も時間を掛けて回復を目指す事とします。相棒も、暫らくはファインダーを覗く気にならないようです。

 “いつの日か、山へ・・・”は、小生の闘病ブログのテーマですが、一日も早い時期に主治医の『山登り禁止令』が解除される日が来ますように・・・。

 “明けない夜は無い”を、信じて。』


 と記しましたが、まさか関西での写真展が開催できるとは思ってもみませんでした。それも、京都で二週間で開催出来ました。関係の諸氏にはお礼の言葉もありません。本当にありがとうございました。