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CD Release

第319回 シャッターLOVE

はじめに

 SNSなどを見ていると、子供のことを載せていたり、あるいは飼っている猫や犬のことを書いている人も多いですね。実際、まーちゃんもロック(いつの間にか9歳)のことだったり、二人の姪のことをアップしていることも多いですから。で、そこで欠かせないのは写真ということになりますか。自分で魅力を感じた瞬間を切り取って残しておく、という感じでしょうか。
 今回は、そんなことをお互いにしていきたいという願いを込めた「シャッターLOVE」から何かしら書いてみようか、と思っています。

いつも…の立ち位置

 今まで、まーちゃんがいろんな場面を写真に残してきましたし、映像も取ってきました。それこそ、アルバム「かたおもい」を出すずっと前からでしょうね。その今までの経験を線にしてずっと残していきたいという気持ちがこの曲に繋がっています。そのあたりの気持ちの持ち方や、表現がまた時間を重ねてきた証拠なのかな、と思います。
 シャッターを切って瞬間を残していきたい、ということだと、98年に「いつも君を見つめてる」で歌っているわけですけど。この時は、タイトルからも分かるように、どちらかといえば応援歌といった感じで、どんな時もずっと見て、願いを叶えるときも刻んでいくよというメッセージでした。
 今回は、私も見てるから、あなたにも見てほしい、そうして同じ瞬間を重ねてずっと残しておきたい、ということが歌われています。同じ地点に立っている、立っていきたいという感覚が時間を重ねてきた部分で得られたことなのかな、と。「いつも君を見つめてる」の場合、どこか一歩引いた感じもあるんですけどね。同じ場所に立っているからこそ、一緒に何かを見つけられるし、同じ物語を紡いでいられるんでしょう。
 曲のメインとなる気持ちの部分で少し違いがあるんですけど、それでもこうしたところに立てるようになるには若干の時間が必要、ということなのかもしれないですね。

ライブ中にて

 さて、先日の「Strawberry Peace Ring 2017」。ライブ中のこの曲の場面で客席にケータイでの写真撮影を許可するという大胆なことをやってたわけですけど。率直に、忙しかったな、というのが感想ですか。写真も撮りたいし、まーちゃんの方で振りもつけてるから、自然とそれに合わせて体は動くし、バンドの方もちゃんと見たいし…っていう感じでした。
 ライブ中に、ステージ上から写真を撮るっていうのは主に終演時でよくありますけどね。まーちゃんはほぼ毎回やっていますし、8月のライブの時の茅原実里さんとスタッフと客席との100公演記念の写真撮影というのもありました。曲中での撮影、というのはあまりないんでしょうけど、それでも新田恵海さんが「WONDER! SHUTTER LOVE」での演出で撮っています。そんな風に、ステージ上から撮影っていうのは、客席にとってテンションが上がる時ではありますね。
 今回の写真撮影の許可も、曲の世界観をより感じられるようにっていう意図のもとでの演出の一つ、なんでしょう。だからか、曲を聴きながらシャッターを切るということがけっこう楽しくも感じられたんだと思います。で、撮られ慣れてるまーちゃんの様子を見てるのも楽しかったですしね。そんな感じで、ライブ中の一瞬を公式に刻むことができたのが嬉しいひと時だったと思います。

最後に

 と、「シャッターLOVE」から思ったことを書きました。そうして刻んだものが大事だから、以前のどこかに戻れるとしても、それを選ばないという選択ができる、そこのところが印象的な曲なんだと思います。このタイミングで出るアルバムの冒頭にしっかりと意味を持って刻み込まれた曲だと思います。


 次回は、「Clock Hands」から何かしら思い浮かべようかな、と思っています。時を回る何か、ということになるんでしょうかね?

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