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CD Release

第314回 B.B.B.

はじめに

 今年まーちゃんはCDデビュー以来17年目ということになります。その間にシングルもアルバムも、映像作品も色々と出しています。その中で記念碑として挙げられるものといえば、デビューアルバムである「かたおもい」や10枚目のアルバムである「10 LOVE」、CD再始動にあたる「いちご。」などでしょうか。一方、映像作品では1年間の音楽活動を追っていった「B.B.B.」があると思います。
 今回は、その「B.B.B.」を見て感じたことを何かしら書いていこうと思っています。

各種メイキングから

 このDVDのメインと言えば、アルバム「10 LOVE」のメイキングということになるでしょうが、それ以外にも3本のライブや2本のミュージックビデオのメイキングも含まれているので、色々なものをどうやって作っていっているのか、ということがよく見えてくるものになっているのではないでしょうか。
 そうしたものを通して見ていると、とにかく楽しんで作っているのを感じられます。そして、それはまーちゃんだけではなく、周囲にいるスタッフやアーティストもそう見えます。もちろん、真剣に考えてやっていくところはそうですが、それも楽しんでいるんじゃないかと思います。映像を見ているかぎり、まーちゃん自身が楽しんでやっていこうとしているのが、周りにいい方向に影響しているんでしょうね。
 前回の続きにもなってきますが、まーちゃんが何かを作るかにおいて、どうしていきたいかというのが明確なんじゃないでしょうか。だから、みんなそこをしっかりと見ることで意識もはっきりしますし、その分気持ちに余裕も生まれて楽しむことができるようにもなってくる、そんな雰囲気を感じられるようにも思います。それが、「光の方を向いて作っている」という表現につながってくるんじゃないでしょうか。

ライブダイジェストから

 ライブ映像が商品化される場合、1本のライブが全編を通じて収録されて、それのみかメイキングを含んでひとつの商品として発売されることが大半でしょうから、このDVDのようにダイジェストとはいえ3本の別のライブがひとつのパッケージに入ってくることは珍しいでしょうね。もちろんダイジェストですから、すべてを網羅するわけにはいきませんが、複数入っている分、それぞれの比較などをやりやすいんじゃないでしょうか。
 で、実際に見てみるとどうなのかと言うと、まーちゃんがそれぞれのライブにおいていろんな手法を用いてその時ならではの楽しみを提供しようとしているな、というのが明確に見えますね。それが顕著に見える場面で言えば、自作の(…と思うけど)映像でメンバーの呼び込みを仕切ってみたり、ダンサーを入れてやっていったり、また別の時には、ギターを弾いてみたり、自分ひとりだけでもヘッドセットでより動きやすくしてみたりということがありますね。
 また、逆にこれらのライブでの共通点を今と比較するということもできるんじゃないでしょうか。映像を見ていると、会場における制約の差もあるのかもしれないですが、今よりも演出面にも力が入っていたり、あるいは衣装も最近はあまり見ないようなものがあったりしますしね。今は、ロングあるいはミニのドレスっぽいスタイルで、サウンド的にはCDのバージョンに忠実に、演出的にもできるだけシンプルにと言うのがスタイルなので、この時の映像を振り返ると新鮮にも見えますね(笑)。

最後に

 ということで、「B.B.B.」から思ったことを書きました。映画を収録したDVDでもそうですが、舞台裏やメイキングといった、普通では見られない場面を見られる映像は見ていて興味深いですね。CDやライブといった、表に出てくるところができるまでをじっくりと追っていってトータルで1年間の音楽活動が見えてくるのがこのDVDの魅力でしょう。


 次回は、「Very Strawberry 2000」の映像を見て何か書いてみようと思っています。その時の記憶も思い返しながら、でしょうか。

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