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CD Release

第312回 プレゼント

はじめに

 まーちゃんのライブ「Strawberry Shining Year 2014」が終了しました。その中でどんな印象を受けたかは、それぞれの個人の問題でしょうけど、どこかの場面でまーちゃんに何らかの気持ちや意識をもらった、という気持ちになった人は多いんじゃないでしょうか。今回、まーちゃん自身も決意を示すライブだったように思える節もあり、その分、共感で自分も、という意識を持ちやすいものだったようにも思います。そして、そうした気持ちはまーちゃんからのプレゼントだと思う人も多いでしょう。
 今回は、そういうわけで「プレゼント」から何かしら書いてみようと思っています。

変わらないもの

 曲中で表現されている光景は、星空の下で遠くにいる誰かのことを思っているというものです。そして、その気持ちはずっと続いていくものだというのを明らかにしているわけですね。こうした光景や気持ちは、まーちゃんの歌の中ではずっと変わらずにあるものでしょう。
 こうした印象が強いものとしては、最初の頃の曲としては「星空にお祈り」や「優しい約束〜TO MY FRIEND〜」、「プレゼント」と同じ頃なら「あの日のlove letter」、近いものなら「離れていても」というように、本当に色々と出てきます。それだけまーちゃんが好む風景でもあり、伝えたいことだということなんだと思います。
 そういうものが多くなっているのは、やはりまーちゃんが歌を歌い始める以前からずっと夜間に放送されるラジオをやっていたから、という理由なんじゃないでしょうか。もちろん、収録まで夜間にやっていたかどうかは分かりませんけどね(笑)。ただ、聴いている側にとっては夜の間に遠くで気持ちをやり取りするということであり、まーちゃん自身もそれを十分承知しているんでしょう。そのあたりのお互いの集大成は「聴かせてよ君の声」でしょうが、それ以降も何度でも繰り返し言い続けたいことがそうした気持ちなんでしょうね。

変わってきたもの

 その一方で、いい意味か悪い意味かはともかく、変わっている気持ちもあるような気もしています。それがどこかというと、「永遠」というものに対する感じ方、あるいはそこへ向かう意思というものだと思います。この曲でもそうですし、「Eternity〜ひとひらのlove song〜」でもそうですけど、けっこう素直に永遠を信じているんじゃないか、という印象です。
 その一方で、「キミとヒカリ」だとか、「君の笑顔は僕の宝物」の場合、どこか意識してその存在を信じていこう、そこに向かう意識というのは必要なんだというのは、印象としてはあります。その変わった場所というのは、アルバム「君へ。。。」の後のアルバム空白期間じゃないかと思います。
 その間に自分の中での気持ちの揺れもあり、外的に大きな事件もあり、それまで素直に信じていたものが絶対ではないということを知ったから、より意識していかないと永遠はできないんだという気持ちになったんでしょうね。言葉の使い方としては、もしかしたらそう大きく変わってはいないのかもしれないですが、そんな気持ちが読み取れるように思います。もしかしたら、それはそうした気持ちの変化がまーちゃんに於いてのみではなく、聴く側にも起こっていたからこそなのかもしれません。ただ、その分共感もあり、お互いより深いところからの意思になってきたようにも思えます。

最後に

 「プレゼント」から思ったことを書いてみました。もともとが応募者プレゼント用の曲だったこともあり、贈りたい気持ちを素直に綴ったんじゃないでしょうか。その素直に贈ってくる気持ちがすっと心に入ってくる、そんな曲なんだと思います。


 次回は、久しぶりに「Strawberry Smile 1999 & video CLIPS」を見直してみようかな…と思っているところです。

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