第275回　久しぶりの新曲ライブへ

はじめに

　この間の水曜日、18日にまーちゃんのしばらくぶりのアルバム「いちご。」が発売されました。今年の夏ライブの初日に参加される方は、発売から開催まで10日しかないので、曲を浸透させるのに余念がないといったところでしょうか。大阪以降だと、まだ余裕はありますけどね。
　今回は、その夏のライブに向けて、今の段階で思っていることを書いていこうかといったところです。

タイトルからすると

　今回、ツアーのタイトルが「フリ☆フリ　Strawberry Summer 2012」ということになっています。そこからまず、「It's Summer!」が浮かんでくるわけですね。……というか、アルバムで聴いた瞬間、「これはライブに入ってくるな」というのを感じた人がほとんどだったんじゃないか、と。そうなると、例えば「Yeah! Yeah! Yeah!」や「パーティ☆タイム」といったあたりと並べて、ある種ラテンの雰囲気を取り込んだ、華やかに楽しい時間を作っていこうっていうのは想像しやすいですね。
　もちろん、それだけだと盛り上がりも画一的になってしまうので、また別の種類のものも必要でしょうし、もともとまーちゃんのライブだと、「永遠のうた」から想像できるようなパターンの方が主流でしょう。そこから例えば「君といたmemory」だとか「君と大空へ」、今回のアルバムで言えば「TRUST〜君と歩く未来〜」や「君の笑顔は僕の宝物」という曲で、普段から慣れ親しんだ雰囲気を作る時間もあるんだとは思います。
　ラジオなどの話を聴く限り、今回のライブではまーちゃんはかなり盛り上がる方向を狙ってくるようです。その中で、どれだけの種類の盛り上がりを作れるかというところは、まーちゃんやスタッフの腕の見せ所、というところなんでしょうね。もしかしたら、ここに書いてないようなのも出てくるかもしれませんが（笑）。

その一方で

　今回はそういう方向性でいきそうなライブではありますが、その一方では「懐かしい曲も…」というようなことも、まーちゃんは言っています。実際、今回のアルバムのテーマには「一期一会の出会い」ということも含まれていますので、それぞれがまーちゃんと、あるいは彼女の局と出会った場面を振り返る、ということがあってもいいのかな、と思います。
　その場合、特に97〜00年までの間においては今に比べるとバラードが目立つ度合いも高かったので、例えば「かたおもい」や「love letter」、「My wish」といったあたりと、今回のアルバムの「I.Chi.Go.」あたりを並べると、演出上けっこう面白いことになるんじゃないでしょうか。それに「やさしい右手」や「公園通り」を加えてもいいですしね。
　ともあれ、盛り上がるだけだと、どうしてもメリハリの薄いものにもなるので、こうした場面も入れてほしいところではありますが。一度パワーを貯めることで、ライブ終盤の爆発力をさらに高めるということですね。中には、私のようにどちらかというと静かな場面を望んでいく人もいるわけで、そうしたところのニーズにも応えてほしい、という気持ちもありますけど（笑）。

最後に

　と、今回のライブについて、今の段階で思うことを書いてみました。どういう方向に行くかはまーちゃん次第ですが、久しぶりの新曲ライブなので、アルバム「いちご。」に入っている曲は全部やってほしい、というのは希望としてあります。残しちゃうと、今は曲数が多いので、いつになるか分かんなくもなりますし（「moonless」みたいにね）。そこさえ満たしてくれれば、今回のライブの目的はけっこう達成できるんじゃないでしょうか。

　次回は、アルバム「いちご。」について書いてみたいと思います。ブログ等で少し書いちゃってるところもあるんですけどね。