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CD Release

第265回 Yeah! Yeah! Yeah!

はじめに

 年によって日程に1ヶ月程度の変動があるんですが、今年のリオのカーニバルは先週末に行われています。リオのカーニバルと言って真っ先にイメージするのは、視覚的にはきらびやかで時にはかなりセクシーな衣装であり、聴覚から来るのはもちろんサンバのサウンドなんでしょうね。ブラジルからすれば地球の真裏にいる日本人にとってさえ、毎年ニュースで報道されたりするので、この時期の風物詩になっている感もあります。
 さて、ここでまーちゃんに話が行くわけですが、実際のところ、彼女の曲ではサンバのようなラテンの雰囲気のナンバーというのは少ないですね。とは言え、そういう時期でもあるので、今回はそんな貴重な曲である「Yeah! Yeah! Yeah!」から何か書いてみようと思っています。

まーちゃんの声の魅力

 いろんなところで何度も書いたことですけど、まーちゃんの声はかなりクリアで綺麗なので、あまりいろんな音の上に乗せるよりは、バックを極力シンプルにした方が、その魅力が生きてくるというのは、アルバム「ミントと口笛」あたりからずっと思っていることです。そんな魅力を強く感じるのが「Babyblue」や「everyday」、「星空にお祈り」といったところであり、近いところで言うと「ROSE ROSE」だと言うことになるでしょうか。
 私はまーちゃんの声のそういうところに一番の魅力を感じているので、アルバム「ファイト!!」の発売前に「サンバを歌う」と聞いて、正直どうなのかな、と思っていました。サンバのサウンドと言って、私たちが普通にイメージするのはふんだんなパーカッションにホイッスルに…とかなり賑やかなものになりますしね。まーちゃんの声で歌うにはちょっとサウンドが多いんじゃないか、と思っていました。
 しかし、実際に聴いてみたら結構サウンドと声が合っている仕上がりになっていたので、驚いたって言うのが本当のところです。まーちゃんの声はクリアな上に明るいトーンの魅力もあるんだな、と彼女の曲を聴き始めて13年目で改めて強く気づかされたような気がしました。だからこそ、少しテンポ的にはおとなしめな曲を聞いていてもけっこう元気になれるのかもしれないですね。

自由気ままに

 話は変わりますが、サンバはその発祥からして踊りの要素を多分に含んでいるので、聴いていて自然に体を動かしたくなる面はありますね。それも、どちらかというと自然に気持ちの赴くまま、という雰囲気があるようにも思います。もちろん、活気のある曲のことが多いので、自然にといってもかなり活発な動きにはなりますけどね。
 で、普段のまーちゃんのライブにおいては、ステージ上においても客席側においても、ある程度動き方が決まっているところもあって、そういったところでは会場全体の一体感、という魅力もありますが、その一方で自然に楽しみたいという場合にはそこがマイナス面になってくることもあります。そういうところも時に感じたりしているからこそ、この曲をライブで初めて歌ったときのことが印象にあるんでしょうね。
 09年の「Strawberry Summer Fight!」の時ですが、劇団若草の人たちをステージ上にあげて、気持ちのままに動いてもらっていた場面がありましたが、そのときの印象が結構強かったです。普段からまーちゃんは舞台上で結構気持ちのままに動きますが、そうした雰囲気をより強くステージ上から押し出して、客席側にも自由に…といった雰囲気だったのを覚えています。なかなかまーちゃんのステージだと普段見られない光景だったですね。本音を言うと、ポイントになる曲さえ外さなければ客席側はそれでいいんじゃない…とは結構思ってるんですけどね(笑)。

最後に

 というように、「Yeah! Yeah! Yeah!」から思うことを書きました。それにしても、この曲の発表当時で、アルバムはすでに13枚目だったわけですが、そこまでやっていても、まーちゃんに合っていてなおかつまだやってないことが残ってたんだというのは、ひとつ驚いたことでもありますね。今、しばらくアルバムは出ていませんが、次にアルバムを作るときにはどんなことを取り入れてくるんでしょうね。それが楽しみのひとつではあります。


 次回ですが、3月といえばひとつの節目になる月でもありますし、「小さな私から」でいってみようと思います。いろいろと思い返すことはあるんでしょうか。

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