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CD Release

第263回 Twinkle Wink

はじめに

 「Twinkle, twinkle, little star」というのは「きらきら星」の英語でのタイトルです。そのイメージもあって、「Twinkle」という単語は星に直結してきます。そして、実際の夜空が綺麗に見えるのはもちろん冬の時期なわけですね。さらに、収録されているのが冬に発売されたアルバム「mine」ということもあって、この曲は結構冬にも合うような気がするんですが、いかがでしょうか。
 今回は、その「Twinkle Wink」から何か書いてみようかな、と思っています。

曲を書くときに

 この曲は2005年の「Thank you strawberry much 2005」で発表しました。その時、上に書いたような「Twinkle」という単語のイメージもあるでしょうし、ライブ会場という、きらめいた場所にいたこともあると思いますが、なんとなく華やいだというかきらめいた気分になったのを覚えています。まーちゃんが曲を書きながら、そのあたりの光景をイメージしていたのかも、などとも思い返すと感じますね。
 この間の「Strawberry Treasure 2012」では特に前面に押し出していましたが、まーちゃんは会場に訪れた人が笑顔になるようにということをいつも思ってライブをしています。その時にステージ上から見える笑顔や目の光が星の光のように見えていたんでしょうか。想像するに、当時でも「優しい約束〜TO MY FRIEND〜」だとか「君といたmemory」、「とびたつ季節」など、みんなで笑顔になれそうな場面は多かったわけですしね。それにひとつ加えようとしていたのかな、とも思います。
 その甲斐あって、発表した最初のライブから、みんなで一緒に盛り上がれる曲になったと思いますし、それから時間の経った今でも、ライブで歌った時にはみんなで楽しく盛り上がって笑顔になれるナンバーなのではないでしょうか。

言葉を重ねて

 そんなふうに、ライブでは楽しい雰囲気を作り上げられるこの曲ですが、そのひとつの要因にはノリのいいメロディに乗っているノリのいい歌詞というものもあるでしょう。サビの前あたりから韻を踏んだり、同じ音を重ねたりすることでどんどんと曲全体に勢いをつけているので、気持ちがどんどんと高揚していくんでしょう。
 「Dear」のサビの部分にも、同じ音を重ねて盛り上がりを作っている部分がありますが、それよりもこの曲における効果のほうがより大きく感じるのは、単純に合いの手としての音を重ねるのではなく、ある程度日本語の文章としてもきちんと意味を取れるように言葉を選んで書いていったことによるものでしょう。しかも、その重ねている言葉が勢いやきらめきを感じさせるものなので、より気持ちも高揚していくというものだと思います。もちろん、その一方で、重ねられている言葉の印象はより強く気持ちに入ってもくるので、曲を聴いた後にしっかりと飛び上がるような元気さや前を向いていこうという気持ちのきらめきが残ってくるんでしょうね。
 歌詞はもちろんメロディの制約の中でつづられるものなので、そうした中で言葉を選ぶ難しさはあるんでしょうけど、そこをしっかりとクリアして、リズムに乗ったり韻や音による小気味良さを出しつつ、伝えたいことはしっかり伝えてくる歌詞になっているんじゃないでしょうか。

最後に

 というように、「Twinkle Wink」から見てきました。この曲の場合、まーちゃんのライブには時々キーワードとして出てくるんじゃないかという、「約束」という言葉も含まれているので、そこからもまた盛り上がりは生まれるようにも思いますね。だから、いくつもそうしたところを含んだ、本当にまーちゃんのライブ向きの曲なんだろうな、と思います。


 さて、次回はバレンタインも近くなってくることですし、「23degrees」でいってみたいと思います。何かしら暖かいことが書ければいいな、と。

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