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CD Release

第248回 飛ばせ!!

はじめに

 6月も中盤に差し掛かってくると、野球やサッカーといったプロスポーツがシーズンの真っ只中になりますし、そうでなくとも、露入り前の芝生の公園などでキャッチボールなどを楽しむのにも心地よい季節、ということになるんでしょうか。まぁ、今年は梅雨に入ったのが早かったため、なかなかそうできなくもなっているのが実情ではありますが、梅雨の晴れ間に…ということはあるでしょうね。
 今回は、野球をモチーフにしつつ、気持ちのキャッチボールを描いている「飛ばせ!!」からの連想を書いてみようと思います。

スポーツ

 この曲では熱い想いをストレートに相手に伝えているわけですが、それでも熱さだけじゃなくて爽やかさも同時に伝わってくるのが魅力的な部分でしょうね。もともとまーちゃんの情熱系のラブソングは「恋の色」や「befriend♥」などでも見られるように、熱さと爽やかさを共に感じられるのがひとつのスタイルとでも言うようなものではありますが、ここではそれがけっこう顕著に出たのかな…というようにも思います。
 その一端は、スポーツに題材をとったところから来ているように思います。そうすることで、体を動かすことによる爽快感が聴く側にイメージされるのかもしれません。「とらドラ!」のキャラクターソング「カ・ラ・ク・リ」はコミカルでせわしない中に、ほのかに爽やかな感じがしてますしね。別に、曲中の主人公自らが体を動かさなくても、見ているだけだったり、ちょっとそうした場面に触れてみる、というのでもイメージ的には十分なんですけど。まーちゃんで言ったら「ユニフォーム」にそんな雰囲気がありますし、渡辺美里さんの「みんないた夏」もそうじゃないかと思います。
 で、曲中でメインになってくる気持ちがどんなものであれ、そこに触れることで感じる爽やかさというのはあるらしくて、別にバラードナンバーでもいいんですよね。先に挙げた「ユニフォーム」でもそうですが、渡辺美里さんの「バースデイ」とか「青空」もありますし、MAYUKOさんの「つぶれたメガホン」など、穏やかだったり寂しかったり、あるいは懐かしかったりする中に爽やかさを感じられます。
 その辺を思い浮かべるだけでも少し爽やかになれる、というのはスポーツのひとつの魅力なのかもしれないですかね。

ライブで飛ばしていくのは

 さて、一昨年の冬にこの曲が発表されて以来、3回のツアーのうち2回でこの曲を歌っていますが、まーちゃんも分かりやすい振りをしてきてくれますし、もともとの曲調もかなりのアップテンポで乗りやすいものになっているので、けっこうみんなで飛ばしていきやすいナンバーになってきたんじゃないか、というようにも思います。次第次第に「ストロベリーキャンドル」などに近づいていくのかな、というところですね。
 ライブでどんな曲で飛ばしていくかということはある面では時間と共に変わっていくところがありますか。まーちゃんの場合、最初の頃からの比較ではこの曲のようによりパンチの効いたものも少しずつ増えていっている一方で、根本のところの爽やかに走っていくようなものでみんなで盛り上がろうっていうのはずっとありますね。
 もともと元気なまーちゃんという存在に魅力を感じていた人も多いわけで、そうしたところが時間とともにより出てくるようになったというのが、この曲のようなビートやパンチの利いたもので盛り上がるようにもなってきたところの理由でしょうか。その一方で、「ミントと口笛」だとか「君といたmemory」あたりの爽やかさ前面というところで盛り上がるのにも、安心感はあるんですけどね。代わるところと代わらないところ、うまいこと融合しつつライブで盛り上がっていけたらいいな、と思います。

最後に

 と、「飛ばせ!!」から2点書いてみました。ほんと、いろんな意味で分かりやすいので、ライブでの雰囲気とかも作りやすいんでしょうね。それがある意味ボールのプレゼントにもつながったのかもしれません。ま、それも気持ちのキャッチボールのひとつの形ですか。


 さて、次回は「Strawberry Fantasy」から書いてみようと思います。雨がちで憂鬱な頃ですから、少し空想の世界でもいいんじゃないでしょうか。

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