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CD Release

第247回 ロマンチックだね

はじめに

 今日はあいにくの天気になっているところも多いようですが、昨日あたりはけっこういい陽気…と言うか暑いぐらいで、すっかり初夏といった感じの気候になってきました。そういう日はどうしても外に出かけてすっきりとした空の下にいるのを楽しみたいと、私はつい思ってしまいます。まぁ、きっと私だけじゃないんでしょうけど。
 今回は、そんな風にどこまでも駆けていきそうなイメージのある「ロマンチックだね」から、何かしら書いていこうと思っています。

「ロマンチック」の意味は…

 gooの国語辞典で「ロマンチック」という言葉を検索すると、「[形動]現実を離れ、情緒的で甘美なさま。また、そのような事柄を好むさま。空想的。」という定義になっています。それを見て、なんとなく面白く納得してるんですが、この曲をはじめとして、手持ちで「ロマン」だとか「ロマンチック」だとかいう言葉がタイトルについてるのを思い出すと、パッと出てくるのは空を見上げてたり、外の光景に触れているのが多いな…と。
 この曲と同様、どこまでも行こうよという雰囲気を持った曲なら堀江由衣さんの「Romantic Flight」だったり、米米CLUBのオリジナルで、いろんな人がカバーしてる「浪漫飛行」といったあたりが出てきますし、ラブソングでも原由子さんの「春待ちロマン」は春先の風の中でというシチュエーションですし、岡崎律子さんの「Romantic connection」も星空の下で1日の終わりにといった雰囲気です。
 広い空の下なので、どこまでも走っていけそうなぐらいの想像をしてもそれを全部許容してくれるからこそ、空の下でロマンチックなことをどれだけ考えても、爽快感にあふれるものになりこそすれ、不健全な方向にはまるっきり行かないんでしょうね。それがやっぱり、すっきりとした空の魅力のひとつなんでしょう。

最初のイメージに

 話は変わりまして、まーちゃんも活動を始めてかなり長くなっていますので、彼女の曲に触れるようになったタイミングというのは本当に人それぞれということにはなっているでしょうけど、90年代のうちに聴くようになった人たちにとっては、この「ロマンチックだね」と言う曲は各自の心中におけるまーちゃん像を形作るのに大きな役割だった曲なんだろうな、と思います。
 それまで多少のキャラクターソングを歌ってきたとは言え、飯塚雅弓名義での初めてのアルバム「かたおもい」のメインになってくるナンバーとして、初めてのプロモーションビデオも撮影したのがこの曲ですからね。「自分の歌の世界の中で動くまーちゃん」を見たのは、ほとんどの人がここが最初だったんじゃないでしょうか。
 私の場合、アルバム「ミントと口笛」の方の印象も合わさってまーちゃんの初期イメージとなっているので、「緑の風吹く空の下」みたいなところに落ち着いているんですが、多分、空の広いところである意味活動的に、ある意味穏やかにも動いているイメージは、この曲のPVから受けた印象も大きいんだと思います。
 そして、まーちゃん自身にもこの時のことがいろんな印象を植え付けていたようで、後に「ひまわり」などいろんな曲につながっていくわけですね。そう考えると、まーちゃんにもこちら側にとっても、この曲はやっぱり重要なポジションを今でも締め続けているんだと思います。単にライブで定番ということだけではなしに、ですね。

最後に

 という感じで思ったことを書いてみました。今でもライブではほぼ必須クラスのこの曲なので、これからもそこで聴く機会も多いんでしょうね。その時ごとに、またいろんな思いを込めて歌ったり聴いたりということをしていくだろうな、と思うと、やっぱり大事な1曲なんだということを実感します。曲を作った、あるいは最初のライブのときに、こうやって今でもみんなで動くものになるんだって、どのくらい思っていたんでしょうか。


 さて、次回ですが、プロ野球も交流戦に入りましたし、冬のアルバムに野球をモチーフしたものが入ったところが面白いといえばそうもいえる「飛ばせ!!」からいってみようと思います。さて、どうしていきましょうか。

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