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CD Release

第243回 Capri blue☆friend

はじめに

 もう数日すれば4月になります。そろそろ周りの光景の見え方も変わってくる頃で、冬の間のどこか寒々しい景色から、いろんなところでより青さや緑を感じて、より色彩豊かな光景に変わっていくのがこの時期でしょうね。もちろん、青や緑以外にも、いろんな花の色もあったりするわけですが、それでも青や緑の気持ちよさはけっこう大きな部分じゃないか、と。空や木々や水や、いろいろなところで見られる色ですしね。
 今回は、そんな青さのひとつに思う人を重ねている「Capri blue☆friend」から何かしら書いてみようと思っています。

カプリブルーに込めた想い

 一口に「青」という色を出してきても、その中にはいろいろなものが含まれます。この曲だともちろんカプリブルーですが、「Only you☆」だとアクアマリンですし、「Babyblue」はタイトル通りにベイビーブルー、「とびたつ季節」や「オモイデゾラ」は多分スカイブルーでしょうね。他にも、「青い夕暮れ」や「ブルーのストーリー」といったあたりでも、それぞれのイメージの青い色が浮かびます。
 もちろん、そのそれぞれに込められた想いがあるわけですが、ここでカプリブルーに込められたのは、その受け止める懐の深さを感じさせる輝きからくる優しさや大きさといったところでしょうか。カプリブルーはもともとはイタリアの「青の洞窟」をイメージした色ということですが、Web上で写真を見てもそのどこまでも吸い込まれそうな雰囲気は感じられます。
 そんな、いろいろなことを受け止めて包んでくれそうな存在でいてくれている相手に対して、この曲ではたくさんの感謝をして、今までもこれからも一緒に、変わらないやり方で輝いていこう、ということを伝えているんでしょうね。それがきっと二人のより大きな幸せへとつながる道だと信じているんだと思います。

ここでもまた

 アルバム「Crystal Days」が発売になって、最初にこの曲を聴いたときに、「It's a beautiful day〜永遠に続く日々〜」だとか「A Place in the Sun〜陽のあたる場所〜」にも通じる雰囲気を感じていました。そう思う原因は、もちろんコーラスワークにもあるのかもしれませんけど、それよりも何よりも、根底に流れている色というか雰囲気に共通する部分があるんでしょうね。
 端的に言ってしまえば爽快感と透明感ということになるんだと思います。この3曲は共に長谷川智樹氏の書いたナンバーであり、長谷川氏は「かたおもい」の当時から曲の制作やライブなどに携わってきています。なので、ことに「かたおもい」から「AERIS」までのアルバムにおいて、非常によく現れているそうしたところを一緒に作ってきた人ですし、だからこそここでもまたその色を前面に出してきている曲が、まーちゃんに選ばれたということでしょうね。
 なので、そうした雰囲気をここでも感じ取ったことに対して若干驚きつつも、結局のところは安心できるナンバーとして、私はこの曲の発表当時に聴いていましたし、もちろん今でも聴いたときにはまーちゃんのひとつ(あるいは二つ?)の面をよくあらわしたものとして、気持ちをすっとさせてもらっています。

最後に

 と、「Capri blue☆friend」について書いてみました。この曲は先日の「Strawberry Sweet Winter」のセットリストに含まれていましたが、青という色を持っている曲でありながら、そのどこかに包み込む温かさも感じたりして、そこが魅力なんでしょうね。そうしたところに包まれながら、コーラス部分を一緒に歌いたくなっていました。


 さて、次回ですが「離れていても」から何かしら書いてみようかと思っています。4月は新しい生活が始まる時期でもあることですしね。

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