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CD Release

第239回 プリズム

はじめに

 今日(23日)まで、まーちゃんのライブツアーが展開されていまして、まーちゃんと会場を訪れた人たちで想いを交わす機会が持てています。その一方で、ブログなどで遠くに離れている人たちと話をしているのはいつものことでしょうか。そうした気持ちの交流の機会を直接間接を問わずに多く持ってくれるのはまーちゃんの素敵なところでしょうね。
 今回は、遠くから励ましをくれている「プリズム」から何かしら書いてみようと思います。

プリズムを通ったあとに

 プリズムは光を通してさまざまな波長のそれに分けて見せますが、ここでは光を通すだけではなく、増幅してより遠くまで届かせているようにも思えますね。だからこそ、遠くの未来や明日が明るく照らし出されているんでしょうし。その一方で、本来の分光という側面も見えてて、それぞれの色に彩られた未来という場所も示されています。その中からどの色の光に照らされたところを選ぶかは、各自次第といったところでしょうか。
 一方で、堀江由衣さんの「prism」はなんとなく時間を光になぞらえて、過去からの流れをそれぞれがよく見えるようにより分けて、その中から大切な何かを見つけられたらという願いが込められているように思えます。そして、それぞれに分けられた光の流れがどこまでもまっすぐに伸びていくように、ですね。
 どちらにしても、光のあたる場所は明るいわけですし、それは直線的に進んでいくものですから、プリズムを通して行きたい場所などが鮮明になったあとはひたすらにそこに向かって進んでいけばいい、というのが出ているんじゃないか、と思います。あとは、そのひたむきさを忘れないようにすればいいんでしょうか。

窓の灯り

 くじけそうになったら、窓の小さな灯りを目印に訪ねていくよ…という、そうした「いつも遠くからでも見守っているからね」というような優しい気持ちも、この曲には流れています。で、ふと思ったのが窓からもれる灯りっていうのは存在の暖かさの証明なんだろうな、ということですね。いくら部屋にいたところで、真っ暗な中で壁を見つめていたとしたら、それは外から見たらそこにいないのと同義でしょうから。訪ねて行こうにも行き先がわかんないよ、と(苦笑)。
 ある意味でそのあたりを逆手に取ったような歌詞なのが、泉川そらさんの「たった1つの窓」で、想う相手が向かう灯りはどの窓から漏れているのか、相手には自分の窓の明かりなんて見えていない、つまりはついていないように見えるんじゃないか、という不安な気持ちが描かれています。
 実際、家族と生活していると夜に帰ってきたときの灯りのありなしで安心したり逆に不安になったりしますしね。そうしたところから、窓の内側からでも外側からでも、その灯りに願うことやそこに向けての想いというのが表現されることになるんでしょうね。それは時に優しく、時に切なくはありますが、その根底には暖かさというものがあるようにも感じます。

最後に

 「プリズム」から思ったことを書いてみました。もともとまーちゃんの曲には光を感じるものが多いんですけど、ここではプリズムという本当に光を扱うものを題材にしていることで、そうしたところをより強く感じます。その分、励ます気持ちの暖かさなどもより伝わりやすくなっているんでしょうね。


 さて、次回は2月13日、女の子からチョコレートが贈られるかもしれない日の前日なので、「恋のRibbon」からいろいろと書いていけたらな、と思っています。

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