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CD Release

第235回 forever

はじめに

 今、まーちゃんのファンクラブイベントが進行中ですし、あと1ヶ月すればいつもの通りにライブもスタートします。普段、通勤などで電車を利用する方も多いと思いますが、そうした時と、ライブやイベントなどのお楽しみに向かう時では多少なりとも気分は違ってくるのではないでしょうか。私の場合は、車を走らせだす時の気持ちになりますが、やっぱりそうしたところはありますしね。
 今回は、そんなふうに楽しい時間に向かって電車を待ったりしている「forever」から何かしら書いてみようと思っています。

電車に乗る時は

 この曲の場合、電車で来る相手を待って、一緒にどこかへ行くのかな…というシチュエーションになっています。そういうふうにして、これから楽しい時間へ向かうからなんだと思いますが、全体が柔らかくて暖かくて明るいといったイメージの曲だと感じます。そのあたり、電車や駅でのシチュエーションがある曲のうち、私が聴いたものの中では少ないタイプじゃないかな、と思います。他にこちら側ですぐに浮かぶのは渡辺美里さんの「すき」ぐらいじゃないかな、と。
 今まで耳にしたものの中で多いタイプは、大体が重たい気持ちで乗っていたり、あるいはどこかしら沈んだところがあるままだったり、という方ですからね。藤井フミヤさんの「落陽」はその最たるものでしょうけど、堀江由衣さんの「day by day」もそんな雰囲気がありますし、まーちゃんにしたって、「メープルの空」では多かれ少なかれ切なさの中に沈んでるところもありますからね。そうでなくとも、けっこう内省的になってたり、ですか。「瓶詰妖精」のキャラクターソングの「夕焼け列車」とか、チェッカーズの「Rainbow Station」はこっちですね。
 やっぱり、普段電車に乗る時にいきなり仲のよい人たちと乗り合わせて、楽しい思いをしながら行ける率はそんなに高くない、というのがこうしたところの思い浮かび方の差になってくるんでしょうか。それがひいては、「電車の曲」=「独り物思わしげなもの」というイメージになってくるのかもしれません。

心象風景

 さて、私がこの曲を聴きながらイメージする光景は、ほとんど人のいない夕方の無人駅で相手を待って、そこからあまり利用する人の多くはない電車でどこかに向かう、というものだったりします。もちろん、こうした曲を聴く場合、自然と自分にとって思い浮かべやすい風景を浮かべながら聴くものでしょうから、そうなるとより自分が親しんでいる光景ということで、ウチの最寄り駅からの状況や雰囲気になってるんですけどね(笑)。
 そうは言っても、人がやたらと多い駅や満員電車では好きな相手といても100%楽しいって感じるわけでもないような気はします。岡崎律子さんが「〜ハミング〜」で歌っているような朝の電車みたいなシチュエーションではなくても、足を踏まれたりすることもあるでしょうし、水樹奈々さんが「LOOKING ON THE MOON」で表現しているように周りの人の背中しか見えないというんじゃ、視覚的な楽しみは薄れるでしょうしね。
 そういうことなので、この曲について私が持ってる心象風景は、実のところ都会に済んでいる人が持ってるそれとあまり違わないような気もするんですけどね。日常で電車を使うことがほとんどない人が描いている光景の割には…と思います。まぁ、人ごみの中にいて楽しさだけが残るって人もそういないでしょうしね。

最後に

 そんな感じで、電車の中や駅での様子を浮かべつつ書いてみました。最近、電車に乗る時はイベントに行ったときに都内の人がやたらといる電車で…ということがほとんどなので、こういうシチュエーションはちょっと想像の中のことだったりもしますね(苦笑)。まぁ、それでもロマンチックな雰囲気は十分感じるんですけど。それで甘くて楽しい気持ちになってればいいかな、と思います。


 さて、いよいよ12月です。去年はタイミングがなくてできなかった「Christmas song for you」から何か書いてみようと思っています。どんなクリスマスがいいですか…なんてね。

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