第220回　まーちゃんの曲と朝昼晩

はじめに

　まーちゃんが歌い始めてから最初の数年、全体的なイメージとしては、日の光のあたる爽やかな場所で…というような者を持っていました。それからだいぶ時間も経つ中で、いろいろなものを歌ってきているので、そうじゃない曲もけっこう増えてきているように感じます。去年、ああいう形でまーちゃん自身も季節に関してはイメージの整理をしたところなので、そうしたことをいろんな面からやってみるのもいいんじゃないかな、と思います。
　なので、今回は朝から夜までの時間の中で、まーちゃんの曲をシチュエーションごとに分けてみようと思います。

朝

完ペキなスマイル／SALAD DAYS／everyday／It's a beautiful day〜永遠に続く日々〜／caress／あこがれ／A Place in the Sun〜陽のあたる場所〜／君だけを‥／おはようとシャンプー／ワスレナグサ

昼

ロマンチックだね／ミントと口笛／Babyblue／もしも……／Eternity〜ひとひらのlove song〜／SOMEDAY／ひだまりのオルゴール／My wish／とぼうよ!／My happy day／Pastel／Steal on Sunday／ひまわり／さんきゅっ／そよ風とカフェオレ／約束の午後／とびたつ季節／君といたmemory／ドライブしようよ!／Strawberry Fantasy／カレー日和／君想う空に願う／君と大空へ／Your Song／青空スクールデイズ／クリスタルデイズ／Only You☆／いまここで／Sincerely／きっと　ずっと／君へ続くストーリー／プリズム／Yeah! Yeah! Yeah!／オモイデゾラ／虹と素足のストーリー／LOL

夕方

青い夕暮れ／オレンジと観覧車／Sweetest／やさしい右手／メープルの空／コスモスガーデン／ミルフィーユ／Polaris／forever／君へ。。。

夜

ストロベリーキャンドル／レモンパイ／Strawberry Candle／グッピー／X'mas time Hold me tight／Magic!／星空にお祈り／優しい約束〜TO MY FRIEND〜／ひとりの夜／あなたが生まれた日／Shooting Star／月と帰り道／聴かせてよ君の声／おやすみ／ぎゅっと。／23degrees。／∞Infinigy∞／moonless／M／プレゼント／あの日のlove letter／春、君想フ／Dear／そっと／ROSE ROSE／Capri blue☆friend／明日晴れたなら／初めての1ページ／Always...Forever...／Starry Night／君は君のままで／Smile!／離れていても／Christmas song for you

印象としては…

　前回同様、歌詞を読み返しての印象で、イメージ的な部分はあまり入っていないのはご了承下さいね。
　ともあれ、やっぱり案外夜の方の曲も多いんですね。それも初期から。「ストロベリーキャンドル」とか「レモンパイ」だと、曲調は明るいので、夜の静かさを感じにくいというのもあるのかもしれません。だから、その辺をストレートに突いてきている「星空にお祈り」だとか「X'mas time Hold me tight」あたりで初めて夜のそうしたところに…みたいな雰囲気だったのかもしれないですね。あと、夜のほうに関して、ちょっとリストアップしながら面白かったのは、アルバム「Stories」の3〜5曲目が連続して入ってきていることでしょうね。夏の恋といえば夜…みたいなイメージってあるんでしょうか?
　一方で、昼間の方は、けっこう私の基本イメージどおりの爽やかな感じの曲がやっぱり多いですね。とは言うものの、数としては想像していたほどにはなかったのかな、というのが正直な話なんですが。こうしてみると、やっぱりアルバムのライナーノートの力って大きいな、と思います。今でもけっこうそうですが、ライナーでは光の当たる海岸や草原で爽やかにっていうのがありますからね。で、基本的に昼の曲は空からの光を感じているものが大半ですが、それをどこで、ということになるとけっこうバリエーションもあるのかな、と。最初の頃はやっぱり緑の上や下で、というのがけっこうありますが、途中から海岸でのものが多くなってくるのは、けっこう書いていますが、まーちゃんが制作に関わる量が増えてくるのと比例するのかな、と思います。
　数としては少ない朝と夕ですが、朝のほうは、若干昼にかかりやすいのもあるのかな、と。その中で、それからの希望という感じのものにいいのが多いんじゃないか、と思います。一方で、夕方は、印象的なものがかなり多いんじゃないか、と。まーちゃんの夕暮れに関す表現が変わった「メープルの空」を筆頭に、切なさも暖かさも、という曲が並んでいるように思えます。そして、それはまーちゃんのバラードの大きな色なので、それぞれが素敵なものとなっているんじゃないでしょうか。

最後に

　こんなふうに、今回は朝から夜までを見てみました。一番感じたのは、さっきも書きましたが、イメージってライナーからもけっこう来るんだな、ということだったりもしますね。昼と夜がけっこう近い数になってくるとは思いませんでした（笑）。ただ、こうやって並べてみると、けっこうどの時間でもちゃんと暖かさっていうのは感じられるようなリストになったのかな、と。やっぱり、そこはまーちゃんの基調のひとつ、ということでしょうね。

　書きながら、あと2回こうしたことをやって、ある意味4次元的に見えるようにしたほうがいいのかな、なんて感じもしたので、ちょっとやってみましょうか。そうなると、次は空から高原、街を通って海へ…という、高度的なものを見てみたいところじゃないかな、と思っています。