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CD Release

第203回
「ファイト!! with MAYU★夏SELECTION」より CD.1「ファイト!!」

はじめに

 まーちゃんのアルバム「ファイト!! with MAYU★夏SELECTION」が今月の15日に発売になりました。もう、ここを見てくださっている方の中には入手して聴いたという方も多いと思います。まーちゃんのアルバムの中でも、トップクラスに明るく元気な雰囲気に仕上がっていると言えそうな「ファイト!!」と、まーちゃんの思う「夏」がいろいろな形で詰まっている「MAYU★夏SELECTION」の2枚組ですね。自分の気分や状況に応じて、どちらかを聴いたり、あるいは両方を通して聴いたり、いろいろとできそうです。
 そこで、このアルバムについては、今回と次回でそれぞれCD1枚について思ったことを書いてみようかな、と思っています。まずは、CD.1の「ファイト!!」の方ですね。

ひと言でそう言っても

 ブログ「飯塚雅弓のまーちゃん日和」を立ち上げてから、まーちゃんはアルバム製作中にはその模様や意図などもそこに書いてくれていますし、もちろん、アルバム完成後にはプロモーションでいろんなところに出演しています。今回、そうしたところでよく聴かれたのが、「アップテンポの曲が大半で、皆を元気にしてあげられるような」というような言葉でした。これを聴いて、どんな想像をするかは人それぞれでしょうけど、私は言ってみれば「I'm in the Pink」と「Dear」と「LET'S!!」と「LOVE KNOT」と「バレンタイン大作戦」…と言うようなものを想像して、いろんな意味で「大丈夫かな?」と思ってました。要するに、アルバムが一本調子の、あるいは単調なものにならないかということですね。まーちゃん自身も、そうした不安があったようなことは一度話してましたが。
 でも、通して聴くと、そんなこともないか、というのが感想ですね。もちろん、「befriend♥」や「僕のパートナー」のような、「アップテンポで元気な」と言われて想像しやすい曲も入っていますが、その一方で「虹と素足のストーリー」も入って、テンポ的なところの緩急もありますし、あるいは、単純なテンポは同じぐらいでも、例えば「ファイト!!」と「ただいま。おかえり。」で感じる印象がまるっきり違うように、サウンドや詞、あるいは歌い方から来る変化に富んでいるので、けっこうひと言でくくるには大きな幅があるのかな、というように思います。
 あと、事前のまーちゃんの話からの想像ともうひとつ違ったのは、パワーや勢いで押していく曲も含まれている一方で、意外と……と言うか、まーちゃんの曲を思い返すと当然なんでしょうけど、爽快感のある曲もしっかりと含まれていたということですか。そうした曲、例えば「プリズム」や「オモイデゾラ」あたりはやっぱりまーちゃんのひとつの大きな色なので、そこをちゃんと聴けて安心したっていうのは事実です。そしてある意味、その両方が融合したって言えそうなのが「Smile!」なのかな…とも思いますね。

元気づけるやり方は

 さて、アルバムにこれだけいろいろな曲が入っているので、どこから元気付けられるかっていうのも、その時ごとに違ってくるでしょうし、逆に言えばケースバイケースで選択もできる、ということになるでしょうか。その時の精神状態や、個人ごとの嗜好の問題になってくると思います。
 気力や体力が充実している時は、「befriend♥」や「僕のパートナー」を爆音で聴いて、全身を芯から揺り動かすっていうのも手でしょうし、あるいは「プリズム」で遠くに気持ちを馳せてみるのもいいんでしょう。帰る場所を認識することで湧いてくる力も確かにあって、「ただいま。おかえり。」や「オモイデゾラ」はそのあたりからですね。他にも、嫌な事を全て忘れることで気持ちを浄化するとか、誰かがそばにいてくれるとか、そういう局面に対応するのもちゃんとありますから、いろんな力の元をここから見つけることができると思います。まぁ、もうひとつ付け加えるものがあるとするなら、静かに自分の内や周りの状況を見つめることから…っていうものになるでしょうか。私が「Babyblue」を励みにしてた(あるいは、今もしてる)ことは前に別の場所で書いてますが、アルバムのバランスからも、そうしたのがひとつあってもよかったかな、と思います。
 とは言うものの、人を元気にするやり方っていうのは、これだけたくさんあるんだな、とこのアルバムを聴くと感じます。まーちゃんが「いつも貰ってる元気を倍にして返したい」と意図して作られたアルバムなので、いろんな場面、いろんな人を想定してそれぞれの曲を作っていったんでしょうね。だからこそ、「元気」という、ある意味想像しやすく、ややもすると単一のイメージになりそうなキーワードからいろんなバリエーションの曲が生まれたんだと思います。

最後に

 実は、何度か通して聴いた印象、あるいはそれぞれの曲に対する印象をトータルすると、「まーちゃんらしいな」って言葉になっちゃうんですよね(笑)。今回のアルバムに顕著に出ているそうした元気なところはまーちゃんのイメージの大きなところでしょうし、サウンドやメロディ、歌い方には爽やかさだとかちょっとした切なさも含んでたり、今まで聴いてきたまーちゃんの曲の上にやっぱり立っているんだ、と思います。それに加えて、新しいサウンドとかも求めつつ、な今回のアルバムではないでしょうか。


 次回は、CD.2の「MAYU★夏SELECTION」の話になりますね。選曲面もありますし、夏に対するイメージもありますし…ということになると思います。

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