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CD Release

第193回 がんばって!

はじめに

 1月に行われたまーちゃんのライブから、だいたい1ヶ月ぐらいが経過しました。まーちゃんのライブの場合、その時の、あるいはまーちゃんのテーマに寄り添った曲を選んで、まーちゃんが着替えている時などにバンドと客席の掛け合いに使うことがありますが、今回は「がんばって!」をアレンジしてきました。その辺がけっこう印象に残っているという人もいるんじゃないでしょうか。
 今回は、その「がんばって!」から思ったことを書いてみようと思います。

柔らかいところがあってこそ

 このタイトルの曲もけっこうあるらしくって、パッと思いつくだけでまーちゃんを含めて3つあります。そんな中で、例えば林原めぐみさんの「がんばって!」や三重野瞳さんの「がんばって」は励ます側なのに対して、まーちゃんのは受け取る側なのがひとつ特徴なんだろうな、と思います。だから、曲を聴いたときの印象がどちらかと言えば前2者に対して柔らかいものに感じられるんですよね。そっと心の中にその励ましが染み込んでいるのを感じたっていうか、そんなところでしょうか。
 励ます側は、とにかく元気付けるために、明るい声と力強い口調でそうした言葉を言うことが多いんでしょうし、その辺が反映されるのが多いのが、このタイトルの曲でしょう。林原さんのものなんて典型でしょうしね。で、まーちゃんのものについては、歌詞にそのシーンが書いてないので、空想にはなるんですが、あまり強い口調で言われてないのかな…という気はします。それよりも、普段からそばにいる誰かの頑張っている姿を見て、そこから自分への励ましを得た、という感じでしょうね。
 だから、曲調は違っても「STAGE」とけっこう近いものがあるんでしょうね。自分の心の中にある「頑張ろう」っていう気持ちやそばにあった支えをちゃんと意識するのは、そこをそっと見られる柔らかなところがどこか必要なのかもしれません。それがあってこそ、励ましをきちんと受け取って、前を向いて歩いていくができるんだと思います。

そっとそばで

 とは言うものの、「頑張って」という励ましをちゃんと受け取るには、自分の心の中にまだ歩いていけるだけの元気が必要なわけでしょう。実際、心が弱っている相手に「頑張って」は苦痛になりますしね。PS2ゲーム「メモリアルソング」にもそんなストーリーがありますが。だから、励ます際には相手の心の状態をちゃんと見ていないといけないわけで、それはかなり難しいんだとも思いますが。
 気持ちがかなり凹んでいる相手には、たぶん「頑張って」というよりも、そばにいて包んでいることのほうがきっと大事なんだろうな、ということでしょう。だから、林原めぐみさんの「頑張って、頑張って…」や岡崎律子さんの「Girlfriend」では「がんばらなくてもいいよ」と、包み込みながら、そばにいてあげてるんでしょう。その暖かさや気遣いが気持ちに届いて、歩き出せそうになったら、その時に「がんばろうね」って言ってあげるのかな…と思います。
 そうした全てを自分の心に感じて歩き出せたときに、ポケットに忍び込んでいた励ましの存在を感謝と一緒に思い出すのかもしれません。なんか、この曲を聴いてると、そんなようにして受け取った励ましでもあるような気がするんですけどね。

最後に

 ライブではけっこう元気に動き回る方に意識が行くこの曲なんですが、それでも動きながら何とはなしに柔らかな「ありがとう」というような気持ちなんかも感じるようにも思うんですよね。じっくりと聴いているときはもう少しはっきりとするのかな、と。その辺が、この曲の魅力でもあり、まーちゃんの曲を聴いてるとけっこう感じる魅力でもあるんでしょうね。


 次の更新は3月にもなりますし、「大好きな君だから」からいってみましょうか。春は出会う前に別れもあるシーズンですしね。

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